【無料】左手デバイスで爆速 作業効率アップ!おすすめ対応ソフト5選【2025年最新版】

動画編集や写真加工、イラスト制作などのクリエイティブ作業をしていると、「もう少しスムーズに操作できたら…」と感じることはありませんか?マウスやペンタブを操作しながら、キーボードでショートカットを押す――そんな動作を繰り返すうちに、手の移動やキー探しに意外と時間が取られてしまうものです。
そこで頼りになるのが「左手デバイス」です。複数のボタンやダイヤルにショートカットを割り当てておけば、右手でメイン作業を進めながら、左手で必要な操作を一瞬で呼び出せますし、ツールの切り替えやエフェクト適用などもワンタッチで済みます。作業が途切れず集中力もキープできるとクリエイターを中心に話題になっているのです。
そこで今回は、そんな左手デバイスと特に相性の良いソフトを 5 つ厳選してご紹介します。さらに、実際にお手頃な左手デバイスを使ってその設定方法を分かりやすく解説します。動画編集から画像加工、イラスト制作、3DCG など、意外なツールが左手デバイスと相性が良いので、ぜひ知っておいてくださいね!
もくじ:
- 左手デバイスを使うと何が便利?
- 左手デバイス対応ソフトの選び方【初心者向け】
- 左手デバイスに対応したおすすめソフト 5 選
- 例:動画編集ソフト PowerDirector で左手デバイスを設定する方法
- まとめ
左手デバイスを使うと何が便利?
左手デバイスは、クリエイターやデザイナー、動画編集者の間で密かに人気を集めている作業効率化アイテムです。
見た目は小型のキーボードやゲームパッドのように、複数のキーやダイヤル、スライダーが付いています。

そして、それらのキーやダイヤルに自分がよく使うキーボードショートカットや操作を割り当てて使うのが基本となります。
例えば動画編集なら、「再生/停止」「カット」「元に戻す」「ズームイン/ズームアウト」といった操作を左手デバイスに登録して、右手はマウスやペンタブでタイムラインや描画を操作しながら、左手デバイスに登録したショートカットを押すだけで作業が進むというわけです。
わざわざキーボード上のキーを探す必要がなくなるため、視線も手元も作業対象から外れないため、集中力を欠くこともありませんし、作業が中断することもないのです。
また、イラスト制作や 3DCG モデリングのようにツールやブラシの切り替えが多い作業では、その切り替え操作を左手デバイスに集約することで、描きかけの線や形を中断せずに作業を続けられます。結果として、作業リズムが崩れにくく、集中力も長く保てるというわけです。
このように、左手デバイスは「右手は作業、左手は操作」という理想的なワークフローを実現する、まさに効率化のための秘密兵器といえます。
左手デバイス対応ソフトの選び方【初心者向け】
便利な「左手デバイス」ですが、どんなソフトでも便利に使えるわけではありません。
そこで「左手デバイス」を導入すると効率が良くなるソフトを選ぶときに重要なポイントをまとめてみました。
1. キーボードショートカットが豊富か
主要な操作にショートカットが用意されていると、左手デバイスに割り当てやすくなります。
ショートカットが置ければ多いほど左手デバイスを導入するときに効率化を図ることができます。
2. カスタマイズ性の高さ
自分の作業スタイルに合わせてショートカットを自由に設定できるソフトがおすすめです。
人それぞれに使用環境やクセなどがありますので、ソフト側でカスタマイズが多用できるようなソフトは向いていると言えるでしょう。
3. 軽快で安定した動作
左手デバイスの入力を即座に反映できる軽快さは作業効率に直結します。
安定した動作を求めるにはハードのスペックも重要ですが、ソフトが左手デバイスと相性が良く、安定した動作をすることも重要と言えるでしょう。
4. 複数キー同時押し(キーバインド)対応
1 つのボタンに複数のキー操作を登録できれば、より複雑な操作も一瞬で実行可能です。最近のソフトでは基本的にキーバインド(キーボードの個々のキーへの記号や機能の割り当て)に対応はしていますが、中には対応していないソフトもあります。そういったソフトは左手デバイスと相性が良くないと言えるでしょう。
次項では、これらをのポイントを踏まえて、左手デバイスと相性の良いおすすめの対応ソフトをご紹介していきます。
左手デバイスに対応したおすすめソフト 5 選
1. 動画編集を爆速に!カスタムショートカット対応で AI 機能が豊富な「PowerDirector(PC 版)」

PowerDirector(パワーディレクター)は、直感的な操作性と豊富な AI 編集機能が搭載された、国内販売本数 No.1 の人気の動画編集ソフトです。
タイムライン上でのカットやクリップ分割、エフェクト適用、音量調整など、編集作業のほぼすべてにショートカットが割り当てられている上、自分の好みに合わせてショートカットを自由に変更できるため、左手デバイスとの相性は抜群!
例えば、左手側に「再生/停止」や「カット」「トランジション適用」を設定しておけば、右手は常にマウスでタイムラインを操作し続けられます。
動画編集に集中しながら、左手でサクサク操作できるので、慣れれば、通常の倍以上のスピードで編集することができます。

また、PowerDirector には、AI 文字起こし、AI 音声読み上げ、AI 動画生成、AI 背景除去、AI 自動顔ぼかしなど、最新の AI ツールが非常に豊富です。左手デバイスと AI 機能を組み合わせることでさらに高速で高精度な編集が可能になります。

PowerDirector は無料体験版が用意されているので、試してみたい方は上のリンクからダウンロードしてくださいね。
2. 画像加工の王道画像編集ソフト「Photoshop」

Adobe社の提供する定番写真編集ソフトPhotoshop(フォトショップ)は、写真編集、グラフィックデザイン、デジタルペインティングなど、あらゆるビジュアル制作に欠かせない、業界標準の画像編集ソフトです。膨大な機能とツールを駆使することで本格的な作品を生み出せることが最大の強みですが、その分、操作も多岐にわたります。
レイヤーの新規作成・複製・結合、ツールの切り替え(ブラシ、消しゴム、投げ縄など)、ブラシのサイズ・不透明度変更、キャンバスの拡大縮小・回転など、日常的に使うコマンドはすべてショートカットで呼び出せるので、頻繁に使うコマンドをすべて左手デバイスのボタンやダイヤルに集約することで、複雑な操作を劇的に効率化できます。
3. イラスト・マンガ制作の強い味方「CLIP STUDIO PAINT」

CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)は、ペンタブレットでの描画に最適化されています。左手デバイスを導入すれば、この快適な作画環境をさらに進化させられます。
ブラシサイズ変更やツールの切り替え、スポイト、キャンバスの回転といった頻繁に使う操作を、左手デバイスに集約することで、右手はペンタブレットから離れることなく、描画に集中し続けられます。特にマンガ制作における複雑な作業も効率化できるため、左手デバイスはクリエイターにとって強力な味方となるでしょう。
4. プロ仕様の機能を備えた 3DCG 制作の定番ソフト「Blender」

無料で使えるとは思えないほどの高い機能を誇る Blender(ブレンダー) は、3DCG 制作のあらゆる工程をカバーする統合型ソフトウェアです。モデリング、スカルプト、アニメーション、レンダリングなど、多岐にわたる作業をこれ一つで行うことができます。その一方で、ショートカットキーを多用するため、習得には時間がかかると言われています。
頻繁に使う「オブジェクトの移動・回転・拡大縮小(G/R/S)」や「モード切り替え(Tabキー)」、そして「ビューの切り替え(テンキー)」といったコマンドを、左手デバイスのボタンやジョイスティックに割り当てることで、操作性を劇的に改善することができるでしょう。
5. 写真管理・レタッチを劇的に効率化「Lightroom Classic」

Lightroom Classic(ライトルームクラシック)大量の写真編集や管理を行うフォトグラファーにとって、Lightroom Classic は欠かせない存在です。写真の読み込みから、現像、書き出しまでの一連の流れを効率的に行うための機能が充実していますが、特に「現像」モジュールでの調整作業は多岐にわたります。
左手デバイスを導入すれば、この現像作業の効率を飛躍的に向上させることができます。写真の選別(ピック/除外)、露出、コントラスト、ハイライト、シャドウ、色温度、彩度などのスライダー操作を、左手デバイスのダイヤルやボタンに割り当てることで、右手はマウスやペンタブレットで細かな部分を調整しつつ、左手で直感的に写真全体の雰囲気をコントロールできます。
また、レタッチ後の写真の比較表示や、次の写真への移動もボタン一つで行えるため、数百枚単位の写真整理や現像作業も驚くほどスピーディーになります。
例:動画編集ソフト PowerDirector で左手デバイスを設定する方法
今回は、おすすめソフトでもご紹介した、初心者でも簡単に使える動画編集ソフト PowerDirector を例にして、左手デバイスを導入する方法をご紹介します。
PowerDirector は無料でダウンロードできるので、一緒に試してみたい方は以下よりインストールしてください。
PowerDirector のショートカットを確認する方法
まずは、PowerDirector にはどのようなショートカットキーがあるのかを見てみましょう。
ショートカットキーを確認するには、PowerDirector を起動し、「編集」→「キーボード ホットキー」→「カスタマイズ」の順にクリックすることで見ることができます。

左側でカテゴリーを選ぶと、右側にショートカットキーの一覧が表示されます。
「ホットキー」をクリックすることで、ショートカットキーを自分の使いやすいように変更することもできます。

今回は設定は変えずに、左手デバイスのほうでこれらのショートカットキーを登録していきたいと思います。
上のショートカットキー一覧のウィンドウを参考にしながら、左手デバイスによく使うショートカットキーを登録してみましょう。
以下は左手デバイスに登録しておくとよいおすすめのショートカットキーです。
・操作を間違えてしまった時
元に戻す: Ctrl + Z
やり直し:Ctrl + Y
・タイムラインの前後の移動
次の 1 秒:Alt + ↑
前の 1 秒 :Alt + ↓
・タイムラインの拡大・縮小(拡大で細かい編集作業をする、縮小で全体の構成を見る)
タイムラインの拡大:+
タイムラインの縮小:-
・編集してすぐに再生、一時停止
再生/一時停止:Space
・分割(動画編集時何度も使うため、ショートカットにすると編集が速くなる)
カット分割:Ctrl + T
PowerDirector のショートカットを左手デバイスに割り当てる方法
次に左手デバイスにこれらのショートカットを割り当てていきましょう。
ステップ 1:
左手デバイス(キーボードやゲームパッドなどの可)を用意する
左手デバイスは数万円する高価なものが多いですが、実は外付けキーボードやテンキー、ゲームパッドなどでも代用することができます。
今回は3千円ほどで買えるゲームコントローラーの「8BitDo Micro」を使って例を紹介していきます。
「8BitDo Micro」は、もともとは Switch などで使える小さくてかわいいコントローラーですが、
全てのボタンに、PC ソフトや iPad のアプリのショートカットを割り当てることができる便利なデバイスです。
以下のように縦持ちで使うのがおすすめです。

ステップ 2:
8BitDo Ultimate Software(アプリ)をダウンロードする
ショートカットの設定はとっても簡単です。
8BitDo 社が出しているスマホアプリ「8BitDo Ultimate Software」を App Store などからダウンロードします。

ステップ 3:
PowerDirector 用のプロファイルを作る
アプリを開いたらまずは PowerDirector 用のプロファイルを作ります。
左上の「Profiles」を選択し、上の「+」を押したら新しいプロファイルが追加されますので、
右側の鉛筆アイコンをタップして「PowerDirector」と名前を付けてみましょう。

ステップ 4:
Buttons をタップしてショートカットキーを割り当てる
次に、左側のメニューの「Buttons」をタップし、それぞれのボタンをタップすることで、ショートカットキーを割り当てることができます。

以下は割り当ての例です。
左手で縦持ちした時に押しにくいボタンは使わないので、「Null」という何も反応しないキーを割り当てて、間違えて押して誤動作するのを防ぎます。

上のように割り当てた場合、縦持ちした時に以下のようなボタン配置になりますので参考にしてみてください。

簡単に説明すると、十字キー上下でタイムラインの拡大縮小、左右でタイムラインを左右に移動、
L/L2 で元に戻すとやり直し、さらに右側2つのボタンで再生と、動画クリップの分割ができるという感じです。
最初は少ないショートカットから始めて、慣れてきたら他のボタンにもその他の機能を割り当てていくといいでしょう。
押しにくいボタンもありますが、動画の分割など編集自体に影響があるボタンは、あえて押しにくい位置に置いて誤入力を防ぐという考え方もあります。
パソコンと左手デバイスを接続する方法
最後に、左手デバイスの 8BitDo Micro をパソコンに Bluetooth で接続(ペアリング)しましょう。
Bluetooth の設定画面を開き、「+」ボタンをクリックし、「Bluetooth マウス、キーボード、ペン...」をクリックします。

近くにあるデバイスの検索が始まりますので、8BitDo Micro の名前が表示されたらこれをクリックします。

これでパソコンと無線で接続ができました!

あとは、PowerDirector を開けば、なにも設定しなくても左手デバイスで PowerDirector の編集画面を自由にコントロールすることができますので、ぜひ試してみてくださいね。
右手にマウス、左手に左手デバイスで、動画編集の作業が大幅に速くなりますよ。

まとめ
解説したように、左手デバイスは、単なる便利グッズではなく、作業フローそのものを変えてしまうポテンシャルを持ったツールです。右手は常にマウスやペンタブに集中させ、左手で必要な操作を瞬時に呼び出せることで、作業の流れが中断されず、集中力を長時間キープできます。これは動画編集やイラスト制作、3DCG モデリング、写真レタッチなど、細かい操作と切り替えが多い作業でこそ威力を発揮します。
今回ご紹介した中でも特に PowerDirector は、ショートカット割り当ての自由度が非常に高く、動画編集との相性が抜群です。カットやトランジション適用、エフェクト追加などを片手で行える快適さは、一度体験するともう元の作業スタイルには戻れないほど。さらに、直感的なインターフェースと軽快な動作で、初心者からプロまで安心して使える上、最新の AI 機能がとても豊富なのも魅力です。
もし「作業時間を短縮したい」「もっと集中して制作に没頭したい」と思っているなら、左手デバイスと対応ソフトの組み合わせがおすすめです。特に PowerDirector は、動画制作のスピードとクオリティを同時に引き上げてくれる、まさに“作業効率化の最強コンビ”です。PowerDirector は以下より無料体験版がダウンロードできるので、左手デバイスと共に、是非試してみてくださいね!