【無料】Adobe Express (アドビ エクスプレス) とは?使い方とできることを初心者向けに解説!【2025年最新】
学校や職場でイベントのポスターを作ったり、ビジネス資料にちょっとしたイラストを入れたい時など、デザインが必要になる場面は意外と多いものです。
とはいえ、「絵心もないし、デザインなんてやったことがない!」という人も少なくないでしょう。
そんな時に便利なのが「Adobe Express(アドビ エクスプレス)」。
数クリックでおしゃれなイラストやデザインを作成でき、しかも無料で使えるのが魅力です。インスタ や YouTube の投稿画像はもちろん、仕事で使う資料づくりにも幅広く活用できます。
そこで今回は、初心者の方でもわかりやすいように、Adobe Express の特徴や使い方をやさしく解説するとともに、Adobe Express よりもさらに本格的なデザインが簡単にできるおすすめツールもご紹介します。どちらもデザインの経験やセンスがなくても簡単におしゃれなデザインが作れてしまうので、是非最後までお読みいただき、実践してみてくださいね!
もくじ:
- Adobe Express(アドビ エクスプレス)とは?
- Adobe Express で何が作れるの?
- 【初心者向けガイド】Adobe Expressの使い方
- もっと本格的に作りたい場合は「Promeo(プロメオ)」がおすすめ
- まとめ
Adobe Express(アドビ エクスプレス)とは?

誰でも使えるデザインアプリ
Adobe Express は、直感的に操作できるオンラインデザインツールでアプリ版も提供されています。豊富に用意されたテンプレートの中から好きなデザインを選び、写真や文字を自分のものに差し替えるだけで、初心者でも簡単に本格的な作品を作ることができます。
同じ Adobe 製品のプロ向けソフト Photoshop のような複雑な操作は一切不要。
「手軽にデザインが作れる」とうたう他のツールよりも、Adobe ならではの高品質な仕上がりを実現できるのが大きな魅力です。
無料でどこまで使える?
Adobe Express は、無料でも基本的なデザイン作成や豊富なテンプレート、写真加工などの機能を使うことができます。
また、有料版(月額1,180円)にアップグレードすると、生成 AI を毎月 250 クレジットまで利用できるほか、Adobe Stock の 2 億点以上の素材や 3
万種類以上のフォント、動画の背景削除などの高度な編集機能が解放されます。
さらにプレミアプランの 30 日間の無料体験も用意されているので、まずは気軽に試してから必要に応じて有料プランを選ぶのがおすすめです。

項目 | 無料プラン | プレミアムプラン(有料版) |
---|---|---|
生成AI | 使えない | 毎月 250 の生成クレジットを利用可能* |
テンプレート | 10 万点以上の画像・動画用テンプレートを利用可能* | 画像・動画用のプレミアムテンプレートをすべて利用可能* |
アセット | Adobe Stock のロイヤリティフリー素材(写真、動画、ミュージック、デザイン要素)100万点以上の限定コレクション* | Adobe Stock の 2 億点以上のロイヤリティフリー素材* |
フォント | アドビが提供する 4,000 種類以上のフォントへのアクセス | アドビが提供する 30,000 種類以上のフォントへのアクセス |
編集ツール | 写真、動画、ドキュメントを編集可能 | 動画の背景削除ツール、高度なアニメーションツールなども利用可能 |
ストレージ | 5GB* | 100GB* |
アプリ | ブラウザ、スマートフォン | ブラウザ、スマートフォン |
* 利用可能な機能や素材数は変更される場合があります。詳細はAdobe Express 公式サイトをご確認ください。
よく比較される他のツールとの違い
Canva
Adobe Express とよく比較される Canva ですが、両方ともテンプレートをベースに直感的にデザインできる点は同じです。
Adobe Express は「Adobe
製品とのつながり」が強みで、Photoshop や Illustrator と連携しやすく、素材やデザインの幅がさらに広がります。Canva
がシンプルで手軽さに特化しているのに対し、Adobe Express はより「プロっぽい仕上がり」を目指したい人に向いている印象です。
Photoshop
Photoshop と比べると操作性のハードルがまったく違います。
Photoshop は写真加工やデザインの自由度が高い分、覚えることが多く、一から全てデザインする必要があるため、初心者には難しく感じられます。Adobe
Express はカスタマイズできるテンプレートなどが用意されていて、操作画面なども PhotoShop よりもずっとシンプルな作りになっています。初心者が必要な機能だけをギュッとまとめた「Photoshopのやさしい版」のような立ち位置です。
PowerPoint
PowerPoint は基本的にプレゼン用の資料作成に特化しています。
対して Adobe Express はスライドだけでなく、SNS 投稿やチラシ、ポスター、動画、Web
ページまで作れるので、活用シーンの幅が圧倒的に広いのが魅力です。
Adobe Express はこんな人におすすめ
- SNS 投稿をもっとおしゃれにしたい人
- チラシやショップカードを作りたい小規模ビジネスの方
- 学校の発表資料を工夫したい学生
- 趣味でデザインを楽しみたい人
Adobe Express で何が作れるの?
SNS 投稿がおしゃれに変身!
インスタ なら正方形の投稿やストーリー用の縦長画像、YouTube ならサムネイルやチャンネルヘッダー、X(旧Twitter)や Facebook なら投稿用画像やカバー写真も作れます。用途に合わせたサイズのテンプレートが用意されているので、自分で縦横比を考える必要がありません。

仕事での資料作成
会議のプレゼン資料や商品の紹介資料、簡単なチラシやポスターもすぐに作成できます。
例えば「急に資料を用意して!」と頼まれても、テンプレートを使えば短時間で見映えのするデザインに仕上げられます。

おしゃれな動画も作れる!
写真をつなげたスライドショーや、TikTok や インスタ リール向けのショート動画も簡単に作成できます。
音楽やアニメーションを加えれば、SNS 映えする動画に仕上げることができます。

簡単なホームページ制作
1 ページだけのシンプルな Web
サイトもテンプレートから選ぶだけで作れます。
イベント告知やポートフォリオ、お店の紹介ページなどを手軽に公開できるので、「ちょっとした案内ページが欲しい」という時に便利です。

Adobe Express の使い方【初心者向けガイド】
それでは、実際に Adobe Express を使ってみましょう。
デザインツールを使ったことがない方や、「絵心もセンスも自信がない…」という方でも大丈夫です。Adobe Express は、初めてデザインに挑戦する人でもすぐに使えるように設計されています。
基本の流れはとてもシンプル。
「アカウントを作る → テンプレートを選ぶ → 写真や文字を入れ替える → 保存する」
これだけでデザインが完成します。特別なスキルや専門知識は一切必要ありません。
ここからは、初心者の方でも迷わず始められるように、実際の使い方をステップごとに紹介していきます。
ステップ 1:
Adobe Expressにアクセスしてアカウントを作る
まずは Adobe Express の URL にアクセスします。
https://www.adobe.com/jp/express/
右上の「ログイン」からAdobe アカウントでログインします。

もし Adobe アカウントを持っていない方は、新しく作成するか、 Google や LINE のアカウントでログインすることもできます。
Adobe Express は有料版もありますが、無料アカウントでも十分使えます。

ログインすると、以下の画面が表示されます。
操作画面はとってもシンプルなのですぐに覚えられますよ。
・左側:テンプレートや素材を選ぶところ
・右側:実際に作業する画面
・右上:保存・共有のボタン

ステップ 2:
テンプレートを選択する
まずは、以下のテンプレートの選び方のコツを踏まえた上で上の検索欄に入力してみましょう。
■ テンプレートの選び方のコツ
- 作りたいデザインのテーマで検索する(例:「旅行」「インスタ投稿」「プレゼン」など)
- 「日本」など、地域を選ぶと日本向けのデザインが表示されやすい
- 作りたいデザインのコンセプトや好みの色あいで選ぶ
- まずは簡単な内容で検索をしてみる

今回はサンプルとして「旅行」と入力して、地域は「日本」を選択してみました。
すると、以下のように旅行に関するテンプレートがたくさん表示されるので、好きなデザインを選びます。

以下の赤枠で囲ったテンプレートを選んでみました。

ステップ 3:
真ん中の画像を変更する
テンプレートを選んだらまずは真ん中の写真を別のものに変えてみましょう。
写真を選択すると出てくる「置換」をクリックし、入れ替えたい「写真」を選びます。

左側のメディアパネルで、自分の写真をアップロードするか、用意されてる写真から選ぶことができます。
ここでは、左側で「京都」と検索して出てきた写真に置き換えてみました。このように、写真は自分で用意する必要もなく、高品質の写真に一瞬で置き換えができます。

ステップ 4:
背景の色を変更する
次に、画面上の方にある「背景色」から好きな背景色を選んで変更します。
ここでは、先ほど変更した写真に合うブルーを選んでみました。

ステップ 5:
文字を変更する
テンプレートの文字をクリックして、直接打ち込むことで内容を変更できます。
左側に文字の編集パネルが表示されるので、ここで大きさやフォントも変えられます。

他の文字も変えてみました。
フォントを選ぶときは、自動で「言語に基づいた提案」のカテゴリーで日本語のフォントが表示されるのでとっても便利です。

ステップ 6:
画像を保存する
画像や文字の入れ替えが完成したら、忘れずに保存しましょう。
保存は右上の「ダウンロード」ボタンからダウンロードして保存することができます。
ダウンロード時には、PNG、JPG、PDFなど、用途に合わせて形式を選べます。
なお、編集しているテンプレートファイルの保存ですが、Adobe Express は編集途中でも自動で保存されるため「保存し忘れた!」という事がないので安心です。

完成した画像と元のテンプレートと比べてみましょう。
何も素材を用意せずに、無料でかんたんに思い通りのデザインができました!


また、ダウンロード後には、別のサイズに変換することもできるので、ストーリー向けの投稿も作りたいという時に便利です。

※ 再度テンプレートを編集したい場合
再度編集するには、左側の「マイファイル」をクリックすると、今まで編集したデザインの一覧が表示されます。
デザインをクリックして続きから編集を再開することができます。

Adobe Express は誰でも簡単に、プロのようなデザインができるので、ぜひ試してみてくださいね!
もっと本格的に作りたい場合は「Promeo(プロメオ)」がおすすめ

Adobe Express は初心者でも手軽にデザインを始められる魅力的なツールですが、「SNSでもっと目立つデザインを作りたい」「ブランドらしさを表現したい」と思い始めた方には Promeo(プロメオ)がおすすめです。
Promeo はプロ仕様のテンプレートやブランドキット機能が充実していて、数タップで洗練された投稿や広告を作れるのが強みです。しかも動画や縦長リールなど SNS
向けフォーマットに強いため、Adobe Express では物足りない部分をしっかり補ってくれます。
操作は Adobe Express 同様に簡単で、PC
版とスマホアプリ版もありますので、SNS やブランディングにより力を入れたいという方は、是非 Promeo も試してみてください。
最新の AI が搭載されたデザインアプリ
Promeo は人気動画編集ソフト PowerDirector などを開発している CyberLink 社が作った、誰でも簡単に使えるテンプレートデザインツールです。
CyberLink 社の強味である AI ツールが多数搭載されているので、より簡単に、思い通りのデザインを作ることができます。

日本向けのテンプレートが充実!
他のツールと比べても日本向けのテンプレートデザインがとても充実しています。
お正月などの季節の行事はもちろん、教育、ファミリー、ペット、音楽など、あらゆるジャンルのテンプレートが用意されています。
▶Promeo のテンプレート一覧を見る

簡単 4 ステップでオリジナルのデザインが完成!
好きなテンプレートを選んで、写真や文字を差し替えるだけの簡単 4 ステップであっというまにオリジナルのデザインが完成してしまいます。

AI に内容を伝えるだけでデザインを自動生成!
「テンプレートの生成」では、生成したいデザインの内容を簡単なテキストで入力するだけで、色々なパターンのデザインを瞬時に生成してくれます。


Promeo も Adobe Express のように PC にもスマホにも対応していて、スマホアプリを使えば電車の中などでもサクッと編集できちゃいます。
是非 Adobe Express と一緒に試してみてくださいね!
まとめ
Adobe Express は、初心者でもテンプレートを活用して簡単におしゃれなデザインが作れる便利なツールです。SNS 投稿や仕事用資料、動画、Web ページなど、幅広い用途で活用できるのが大きな強みです。
まずは、テンプレートの写真や文章を自分の好みに合わせて入れ替えながら、自分らしいデザインを作ってみましょう。
さらに「もっと本格的にデザインしたい」「SNS を中心に活用したい」「ブランディングを強化したい」という方には、Promeo を試すのもおすすめです。AI 機能がとても充実しているので表現の幅がぐっと広がります。
Promeo は以下から無料でダウンロードして始められるので、ぜひ気軽にデザインの世界にチャレンジしてみてください!