FaceMe®顔認証を使用したセキュリティ監視システムの構築
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FaceMe®顔認証を使用したセキュリティ監視システムの構築

2021/11/18

設立25年を迎えたサイバーリンクは、デジタルメディアソリューションの分野で長年にわたって業界をリードしてきた技術の蓄積によって、AIコンピュータービジョンおよび顔認証技術の分野おいてもパイオニアとなっています。200を超える特許と、経験豊富なエンジニアチームによって、サイバーリンクは業界最高水準の顔認証ソリューションであるFaceMe®に最先端の技術を統合し続けています。業界をリードする精度、柔軟性、および幅広いデバイスへの最適化によって、FaceMe®はあらゆるタイプのセキュリティ監視システムに適した、幅広い用途で使用できる最高の顔認証ソリューションとなっています。

セキュリティ監視システムに顔認証を統合する際に重視すべきポイント

FaceMe®は業界最高クラスのパフォーマンスを誇る、セキュリティ監視システムへの統合に最適な顔認証ソリューションです。

既存のシステムに顔認証を追加する場合、試行錯誤によって導入時のコストが大幅に増加するだけでなく、導入後も期待した通りのメリットを得られないという状況がしばしば発生します。このようなプロジェクトの実行はストレスフルであり、またその後の運用にも苦労することとなります。このような状況を回避するためには、最初に顔認証の導入にあたっての制約と、成功要因を定義する必要があります。さらに、重要なポイントとして、使用するシステムアーキテクチャのタイプ、カメラやサーバーなどのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを維持、アップグレード、または交換する必要があるか、保持するデータと保存場所はどこか(エッジ、ローカルサーバー、クラウド)などを考慮する必要があります。

また、最適なビデオ監視システムを開発する際には、以下のポイントを確認する必要があります。

  • セキュリティ監視システムで監視する対象は?
  • 画像はどの程度精細に取得する必要があるか?
  • ソリューションの拡張性はどの程度必要か?
  • ユーザーの個人情報と生体認証情報の保管、プライバシーの保護における要件、そしてそれらをどのように設定する必要があるか?

セキュリティ監視ソリューションのアーキテクチャ

セキュリティ監視ソリューションのシステムアーキテクチャを設計する開発者は、最初にイベントの種類、対象の時間帯、および通知の設定といった要件を決定し、個々のシナリオごとに最適なシステムを構築する必要があります。以下に、考慮すべきいくつかのポイントをご案内します。

ビデオソース

高性能なシステムアーキテクチャを設計するための最初のステップは、ビデオソースを決定することです。カメラの配置に加えて、RTSPを使用してIPカメラから直接ビデオストリームを取得するか、あるいは既存のビデオ管理システム(VMS)とのインターフェースを使用するかを選択していきます。

プラットフォームとハードウェアインフラストラクチャ

次に、既存のインフラストラクチャを評価して、顔認証技術を統合する方法を決定します。FaceMe®は、既存のプラットフォームおよびハードウェアインフラストラクチャと連携するための柔軟性を備えており、開発者のニーズに応じて、サーバーソリューション向けにWindowsとLinuxの両方のSDKを提供しています。

リアルタイム処理の必要性や展開範囲などの要件によって、中央のサーバーで処理を行うか、またはワークステーションを使用して顔認証処理を行い、結果を中央のサーバーに送信するかが決定されます。後者のシナリオでは、各拠点にワークステーションを配置し、中央のサーバーとの通信を行うことになります。

場合によっては、警備員のパトロール中や、IPカメラのカバー範囲外などで、モバイルデバイスを使用した顔認証が必要となることがあります。モバイルデバイスを使用する場合は、iOSやAndroidのサポートが必要です。FaceMe®をはじめとする柔軟性の高いソリューションは、これらを含む主要なオペレーティングシステムとの互換性を持っています。

顔認証によるシステムアーキテクチャの最適化

サイバーリンクは、FaceMe® SDKの機能を評価し、さまざまなチップセット、ハードウェア、プラットフォーム、カメラの組み合わせでパフォーマンスを測定して、ソリューションのアーキテクチャを最適化するのに役立つ、開発者向けのデモアプリを提供しています。開発者はサンプルコードを参考にすることで、開発フェーズをスピードアップすることができます。さらに、サイバーリンクは開発者へのサポートとデバッグツールを提供しています。これにより、SDKの統合にかかる時間を大幅に短縮することができます。プログラム言語にはC++を推奨していますが、WindowsおよびLinuxプラットフォームではC#のサポートも提供しています。

FaceMe® Security - オールインワン顔認証ソリューション

FaceMe®をはじめとする顔認証APIまたはSDKを使用することによって、システムインテグレーターやソリューション開発者は、既存のソリューションに顔認証機能を柔軟に統合することができます。ただ、オーダーメイドのソリューションを開発するためには、より多くのリソース、時間、開発工数が必要となります。このため多くの場合では、すぐに使用できるソフトウェアパッケージのソリューションが適している事があります。

Faceme® Securityは、PC、ワークステーション、サーバー、ビデオ管理システム(VMS)、そしてIPカメラなどの既存の監視システムに顔認証機能を追加できる、オールインワン顔認証ソリューションです。FaceMe® Securityは、訪問者のチェックイン、従業員の出退勤管理、マスクの検出、リアルタイムの監視、アラート通知まで、幅広いタスクを実行することができます。

プラグアンドプレイで使用可能なソフトウェアパッケージであるFaceMe® Securityは、セキュリティ監視用途に最適なソリューションです。一般的なセキュリティ監視のシナリオに対応できるようあらかじめ設定されており、拡張性にも優れています。さらに、単一または複数のカメラを使用するシナリオだけではなく、複数の場所での展開にも対応可能です。詳細については、FaceMe® Securityのシステム要件をご覧ください

FaceMe® Security アドオン

さまざまなアドオンでFaceMe® Securityをカスタマイズし、機能を拡張することができます。たとえば、検温スクリーニング、出退勤や入退室の管理、施設全体の集中監視といった機能に対応できるアドオンが用意されています。

VMRアドオン

一定以上の規模のセキュリティ監視システムは、ユーザーデータベースの管理、ライブモニタリングの実行、訪問者が到着した際のリアルタイム通知、従業員の出退勤管理、ブラックリストに登録された人物の検出、警備員へのアラート送信などの目的で、VMS機能を統合しています。FaceMe® Securityは、MileStone xProtext、NetwotkOptix NXWitness、Vivotek VAST2などの主要なVMSをサポートしています。

FaceMe® Securityは、VMS機能がないシステムにも監視アクティビティを処理するためのVMRアドオンが付属しています。VMRアドオンには、以下の機能が含まれています。

  • 最大9ストリームのカメラ映像をモニタリング
  • リアルタイムアラート
  • イベント毎のビデオ録画と再生

Healthアドオン

FaceMe® Security Healthアドオンは、あらゆる施設で利用できる検温スクリーニングソリューションです。昨今の感染症状況で重要となる、3つの項目をチェックすることができます。

  • マスク検出:マスクが正しく着用され、鼻と口が覆われているかどうかをチェックします。
  • 個人の識別:FaceMe®は、マスク着用状態でも98%以上の精度で個人を識別することができます。
  • 検温スクリーニング:サーマルセンサーを内蔵したカメラで、一定以上の体温を検出した際に通知を行うことができます。

企業、小売店舗、学校などさまざまな施設で、Healthアドオンを利用して、ウイルス感染のリスクを可能な限り減らし、個人の健康を維持することができます。

Check-inアドオン

FaceMe® SecurityのCheck-inアドオンは、アクセス制御において重要な役割を果たします。ドアロックシステムと統合することによって、従業員管理システムと連携して出退勤を確認し、また施設内でのアクセス制御を行うことができます。

豊富な機能、すぐに使用できるアドオンソリューション、さまざまな環境に展開可能な柔軟性を備えたFaceMe® Securityは、セキュリティ用途に最適なプラグアンドプレイの顔認証ソリューションです。

セキュリティ監視における顔認証の用途

セキュリティ監視の目的や用途、シナリオ、監視の頻度、タイミングなどは、意思決定プロセスにおける重要なポイントとなります。たとえば、監視の目的が万引きの防止である場合、システムは、既知の万引き犯を検出した際に通知する「イベント」を実行する必要があります。一方で、学校のキャンパスや、出入りが制限されるような公的機関などでは、より幅広いシナリオに応じてイベントを定義する必要があります。目的とイベントを明確に定義することは、監視システムの設計を行ううえできわめて重要です。

小売店舗での顔認証

小売店舗では、FaceMe®によって収益の増加を図ることができます。たとえば、VIP顧客を識別し、営業担当者に顧客とのコミュニケーションを行うよう通知することで、販売の可能性を高めることができます。この場合、VIP顧客が入店した際に、入り口のカメラでこれを識別して、担当者に通知することが必要です。大規模な店舗の場合は、カメラを分散して配置することで、顧客が店舗や特定のエリアに入るたびに、関係する従業員に通知を行うことができます。

小売店舗ではまた、安全上の懸念から、既知の万引き犯などのブラックリストに掲載されている人物の立ち入りに対して注意を促す必要が生じる場合があります。入口にカメラを設置することで、FaceMe®はこれらの人物を識別し、入店または退店時にセキュリティ担当者へ通知することができます。店舗全体の広範囲にカメラが装備されている場合、FaceMe®は人物の位置情報をリアルタイムで提供することもできます。さらに、FaceMe®の豊富な機能によって、個人を即座に識別できるだけではなく、メッセージングアプリ、テキストメッセージ、または店舗独自で用意されたセキュリティダッシュボードを介して、適切な担当者へ通知を行うこともできます。

工場施設での顔認証

多くの人物が出入りする職場では、セキュリティ監視システムの導入によって従業員の出入りを確認し、勤務状況を記録することができます。また、セキュリティ担当部門は出入りする請負業者を識別し、到着時と退出時に担当者へ通知を送信することもできます。さらに、システムをカスタマイズして、特定の時間に管理者またはセキュリティ担当者へ通知を送信することができます。たとえば、請負業者が特定の時間までに施設を退出する必要がある場合は、通知システムをカスタマイズして特定の時間に通知するよう設定できます。一部のエリアへの立ち入りに許可が必要な施設では、顔認証ソリューションをエリア内部と外部のカメラと組み合わせることで、セキュリティを維持し、許可されていない人物の立ち入りが発生した場合に通知を送信することができます。また、セキュリティシステムによって、ブラックリストに登録された人物をすばやく識別し、担当者へアラートを送信することもできます。

参考:ACE Biotek社の導入事例

接客業での顔認証

接客業では、顧客との良好な関係を築くために、いかにして良い第一印象を与えるかが重要です。FaceMe®によって顧客を識別することで、競合他社との差別化を図ることができます。FaceMe®は来店時にVIP顧客を識別し、サービス担当者が応対を行う前に通知を送信することで、顧客へ積極的にアプローチすることを可能とします。また先述の通り、FaceMe®の通知はサードパーティー製のメッセージングシステムを既に導入している場合でも対応が可能です。さらには、顔認証技術を備えたデジタルサイネージを使用して、VIP顧客をスムーズに案内し、素晴らしい体験を提供することができます。

顔認証ソリューションの比較

セキュリティを高めるための最も正確で効率的なテクノロジーとして、顔認証の人気は高まり続けています。今日、多くの顔認証ソリューションが市場に存在するため、最適なソリューションを見つけるのは容易ではありません。

精度や速度などのキーとなる要素は、用途に関係なく重要となります。次に用途に応じて、柔軟性、機能、コストなどの各要素についても検討してください。また、顔認証の倫理的な使用のためには、広く使用されている信頼できるソリューションが必要です。選択したソフトウェアを開発した企業のバックグラウンドについては、十分に調査することをおすすめします。顔認証は非常に強力なテクノロジーであるが故に、個人情報の保護などにおいて信頼に足るベンダーとソフトウェアを選択することがきわめて重要です。これらを検討することによって、顔認証技術で従業員と顧客の両方の体験を向上させ、ビジネス全体によりよい効果をもたらすことができます。

FaceMe®についての詳細は、FaceMe®公式ページをご覧ください

FaceMe®: サイバーリンクの顔認証トータルソリューション

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