【無料】動画ファイル形式・拡張子の種類とは?おすすめの選び方を解説【2024年最新版】
動画ファイルには沢山の形式があります。有名な所では「AVI」「MPEG4(MP4)」「MOV」「WMV」「FLV」「ASF」等々、まだまだありますが、ここで全部書くとキリが無いので、その辺は後程詳しく解説していきます。
とにかく沢山のファイル形式があり、お使いのカメラ機材・編集ソフトや再生機器、またはその設定によって形式が変わります。今回は、それらの動画ファイル形式や、わかりにくい「コンテナ」「コーデック」について、そしてそれらのファイルを読み込めるおすすめ動画編集ソフト等について解説していきます。
動画形式「コンテナ」と「コーデック」の違いとは?
動画ファイルを語る上で、理解しておかなければならないのが「コンテナ」と「コーデック」の違いです。
たまにこの両者を混同している人を見かけますが、両者は別の物となります。.
「コンテナ」とは、動画を構成する「映像ファイル」と「音声ファイル」をひとつにまとめて格納した入れ物の様な物で、識別しやすいように、「.mp4」や「.avi」といった拡張子で見分ける事ができます。
いっぽう「コーデック」は、容量が大きくなりがちな動画ファイルを保存する際に圧縮を行うのですが、この圧縮技術のことを「コーデック」と呼びます。
動画ファイルを扱う際には、動画のフォーマット(コンテナ)の種類と、それを圧縮する形式(コーデック)をしっかり理解しておく必要があります。
なお、コンテナやコーデックはそれぞれデータの圧縮率や画質、再生・保存環境など様々な条件で選ぶ必要があります。
動画ファイル拡張子の種類
ファイル形式(コンテナ)とフォーマット(コーデック)の関係性に関しては、下記表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
フォーマット(コーデック) | |
---|---|
主要な機材や動画共有サイトの対応表は下記の様になります。
上の表を見ていただくとわかりますが、良く使われている iPhone や Mac、GoPro 等では H.265/HEVC というフォーマットが採用されています。
また動画共有サイトや SNS では H.264 が良く使われます。ですので動画編集ソフトはそれらに対応したものを選ぶといいかもしれません。
H.265/HEVCは比較的最近になって普及してきたコーデックでH.264の2倍の圧縮効率、つまり綺麗な映像をより小さいサイズに圧縮できるように進化したもので、スーパーハイビジョン (8K、4320p) にも対応しているため、今後はこの「H.265/HEVC」が動画フォーマットの主流になると言われています。
ですが、新しいコーデックの為未対応のデバイス・ソフトも多く存在しています。
動画編集ソフトでファイル形式をどう選ぶ
実際に動画編集ソフトで動画を編集した際の例を PowerDirector を使って解説していきます。
① 動画を読み込む
動画を読み込む際には、編集したい動画ファイルを直接 PowerDirector のアイコンにドラッグ&ドロップで簡単に読み込むことが出来ます。
また、PowerDirector を起動した後に「メディアルーム」(下図赤枠部分)にドラッグ&ドロップしても読み込むことが出来ます。
② 動画を出力する
動画を出力する際には、PowerDirector の編集画面上部メニュー「出力」(下図矢印部)をクリックします。
すると、下図のような画面になります。
下図赤枠内が出力するファイル形式を選ぶ欄になります。
出力するファイル形式で迷ったら H264 で書き出しておけば多くのデバイスで再生することが出来ます。
ファイルの拡張子に関しては、特に指定が無い場合は「MP4」を選んでおけば大丈夫でしょう。
「プロファイル名/画質」に関しては、1280 か 1920 がおすすめです。なお、4096 は 4K を意味します。
「24p」や「30p」などの数字はフレームレートの事で、1秒間のコマ数を意味します。
「24p」であれば、1秒間に24フレーム、「30p」であれば1秒間に30フレームで描写されますので、この数字が大きくなるほど滑らかな映像になります。
また、「Mbps」は画質を意味しており、この数字が大きいほど画質が良くなりますが、反面動画の容量が大きくなってしまいます。
動画の「書き出し」に関しましては、別の記事で詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。
関連記事:【無料】かんたん!MP4 動画を結合する方法とおすすめソフト 3選【2022年最新版】
様々な動画ファイル形式に対応した おすすめソフト 3選
みなさんの使用機材や環境は人によって様々です。iPhone や Android、GoPro や Insta360、Mac や Windows それぞれに得意なファイル形式があります。ですので今回は、様々な動画ファイル形式を便利にかつ簡単に扱える事を基準に選んだ「おすすめ動画編集ソフト」を 3選ご紹介しておきます。
1.PowerDirector
PowerDirector(パワーディレクター) は世界中に 2 億人以上の愛用者がいる大人気動画編集ソフトで、動画編集の初心者でもわかり易い UI 配置や手厚いサポート、プロ使用にも耐える充実した機能が人気の秘訣。
もちろん、MP4 動画の結合のような動画編集の基礎的な作業は朝飯前に出来て、そのうえ SVRT(インテリジェントスマートレンダリング)機能で動画編集で時間がかかる「レンダリング」の時間を短縮する事も可能です。
ほぼ全ての動画ファイル形式を読み込む事が可能で、出力形式も豊富です。また無料体験版があるため、自分の編集したい動画ファイルが対応しているかどうかがわからなくても、無料で試してみる事が可能です。
PowerDirector は上記のリンクよりダウンロードできますので、この機会にダウンロードしてその使いやすさを実感してみてください。
2.AviUtl
AviUtl(エーブイアイユーテル、エーブイアイユーティル)は日本人が開発し無料で提供している動画編集ソフトで、「完全無料」な点が大きな特徴で、YouTube などで見かける「ゆっくり動画」などは、大抵このソフトで作られています。
また、Windows95 の時代に開発されたソフトにプラグインで様々な機能を追加しているため、動画編集ソフトとしては動作が非常に軽く低スペックな PC でもサクサク動くという特徴もあります。
しかし無料なだけに、サポートはほとんどなく、動画を書き出す(レンダリング)作業をするためにもプラグインをインストールしなければならないなど、ある程度 PC の知識がある人でないと、初期設定すらできないというなかなかにハードルの高いソフトといえます。
対応動画ファイル形式もプラグインを導入する事で増やすことができますので、ほぼ大体のファイル形式に対応していると言えます。
3.Adobe Premiere Pro
動画編集業界では知らない人が居ない、プロユースの動画編集ソフト。
特徴としては Adobe が展開するその他の編集ソフト( Photoshop や Illustrator )との親和性が高く、動画編集ソフトとしては、ほぼ出来ない事は無いと言えるソフト。
機能が充実している反面、UI 配置や操作は複雑で、個々人のスキル次第ではありますが、習得にはかなりの時間と練習が必要になります。
対応動画ファイルもほぼ全ての動画ファイルタイプを扱うことができるので、おすすめです。
また、「動画編集」を仕事にしたいと考えている方は、このソフトを指定した依頼が多い(8 割ほど)ため、否応なしに買う必要があります。
まとめ
今回は、動画編集をやり始めると必ず直面する「動画ファイルの種類」や「コンテナ」、「コーデック」等と共に動画加工におすすめのソフトについて解説してきました。
この記事を最後までお読みいただければ、少しわかりにくい動画ファイルについてや、様々な動画ファイルを読み込んだり出力したりするのにおすすめのソフトについてもおわかりいただけたかと思います。
また、PowerDirector なら、種類が多くわかりにくい動画ファイルを簡単に読み込んだり出力したり出来ます。もしご自分が使っている機材や再生機器に対応した動画ファイルがわからない時などは、PowerDirector 体験版をダウンロードして読みこんでみるのも良い手かもしれません。
PowerDirector の体験版は下記リンクからどうぞ。