【初心者ガイド】ゲーム実況のやり方とは?

今回は 2021 年度版最新の「ゲーム実況のやり方」についてご紹介していきます。
この記事では、ゲーム実況に必要な機材が揃っている状態から解説を行いますので、もし機材の準備などから始めたい方は、以下の記事を読んでから本記事をお読みいただくことをおすすめします。
関連記事:【徹底解剖】ゲーム実況で必要なおすすめ機材
YouTube をはじめとする様々な動画共有プラットフォームや、最近では SNS 等でも大人気の「ゲーム実況」。
「ゲームが得意だからやってみたい」、「顔出しできないから YouTube は諦めていた」など、様々な理由で「やりたいけどやれない」と考えていたあなたのために、今回は「ゲーム実況動画」の作り方について解説していきます。
なお、今回は無料の配信ソフト「OBS Studio」と「PowerDirector」を使って解説していきます。
「OBS Studio」は無料の配信ソフトですし、「PowerDirector」には 無料体験版 がありますので、すぐにインストールしてゲーム実況を始めることができます。
目次
機材の設定をしよう!
まずは、機材を設定していきましょう。
マイク、ヘッドフォン、ゲーム機、キャプチャボード、付属ソフトのインストールなどを行います。
前回の記事「【徹底解剖】ゲーム実況で必要なおすすめ機材」をお読みのかたはすでに準備が出来ていると思われますので、この項は読み飛ばしていただいてかまいません。
まだの方は、先にこちらの記事をお読みになる事をおすすめします。
関連記事:【徹底解剖】ゲーム実況で必要なおすすめ機材
さて、マイクやヘッドフォン、キャプチャーボードは基本的に USB やプラグを所定の位置に差し込むだけで完了します。
もしバンドルのアプリケーションソフトなどがありましたら、付属の説明書をお読みになり指示通りにインストールを行っておいてください。
PowerDirector 体験版 は、ダウンロードしファイルをダブルクリックする事で自動的にインストールが開始されます。
特に難しい設定などはありませんので、インストーラーの指示にしたがってインストールを完了しましょう。
これで、ゲーム実況に必要な準備はほぼ完了しました。しかし OBS Studio に関してはフリーソフトのため解説が少なく、設定に手間取るところもありますので、次項にて詳しく解説していきます。
OBS Studio の設定をしよう!
まずは OBS Studio をダウンロードしましょう。
検索サイトで「OBS Studio」と検索すれば、大体トップの方にダウンロードサイトが出てきますので、ご自分のOS環境にあった物をダウンロードしてください。
1. インストールをする
ダウンロードが終わりましたら、ファイルをダブルクリックする事でインストールが開始されます。

インストーラーの指示はほぼ変える必要がありませんので、「Install」をクリックして進めて行きます。
無事にインストールとアップデートが終わると下図のような画面になると思います。

これが、OBS Studioのデフォルト画面となります。
インストールが終わっても、設定は終わっていません。
OBS Studio は様々な機材を統合し最終的に動画ファイルやライブ配信を行うためのソフトですので、このソフトにすべての機材を認識させる必要があります。
2. 機材を認識させる
さて、接続した機材を OBS Studio に認識させていきます。
下図の矢印部分を見てください、「ソース」と書いてあると思います、ここに機材を追加していきます。
やり方は簡単、「ソース」の項目下部にある「+-」ボタンの「+」を押します。
すると様々な「ソース」が表示されますので、今から認識させる機材に対応するものを選びましょう。
試しにやってみましょう、まずゲーム実況に欠かせない「マイク」の認識からです。
「+」を押して出てきたメニューから「音声入力キャプチャ」を選びます。
すると、下図のようなポップアップ画面が出ますので、今回は「新規作成」で「OK」をクリックします。
「既定」をクリックすると、現在 PC に接続されている音声入力デバイスの名前が表示されますので、その中からゲーム実況に使用する「マイク」を選んで「OK」をクリックします。
これで、「マイク」が OBS Studio に認識されました。
もし、この段階で接続した機材が表示されない場合は、機材が正常に接続されていませんので、機材の設定からやり直してみてくださいね。
同じように、「カメラ」や「ヘッドフォン」の認識を進めて行きましょう。
下記は OBS Studio と対応する機材の一覧になりますので、こちらを参考にしてください。
機材 | OBS Studio |
カメラ | 映像キャプチャデバイス |
キャプチャーボード | 映像キャプチャデバイス |
ヘッドフォン | 音声出力キャプチャ |
一通り機材を OBS Studio に認識できましたら設定は完了となります。
すべての設定が出来ていれば、下図のように OBS Studio にゲーム画面が表示され、マイクから音声が出力され、ヘッドフォンからゲーム音とマイクからの音声が再生されていると思います。
もし、画像が表示されない場合や音声が再生されない場合は、接続方法を見直してみてください。

さて、OBS Studio の設定も完了しましたら、早速ゲーム実況動画を作っていきましょう。
ゲーム実況動画 大事な「3ステップ」
全ての機材がきちんと設定され、OBS Studio にゲーム画面が映し出されている状態になりましたら、後は動画の撮影をしていくだけです。
と、言いたいところですが、録画を開始する前に知っておいて欲しい事があります。
それは、「ゲーム実況動画に大事な 3 ステップ」についてです。
「大事な3ステップ」とは「撮影(録画)」「編集」「投稿」の 3 つ、次の項からそれぞれについて詳しく解説していきます。
録画しよう
さて、実際にゲーム画面を録画または配信します。
1. 生配信の場合
生配信を中心に行っていく人は、この先を読む必要はありません、OBS Studio の生配信用設定を行い、配信を開始してください。
生配信用の設定方法は、上部メニュー「設定」をクリック
「配信」タブ(①)をクリックし、「サービス」(②)で「Youtube」を選びます、「アカウント接続」を選び、配信を行うアカウントと OBS Studio を紐づけます。
これで、設定は完了しました、あとは画面右下にある「配信開始」を選べば配信がスタートしますので、ゲームをプレイしながら、実況をしていきましょう。
是非、華麗なプレイと魅力的な実況で視聴者を楽しませてください。
2. 録画で行う場合
それでは、録画でゲーム実況動画を作る場合を解説していきましょう。
さて、プレイ動画の撮影は実況動画の腕の見せどころです、視聴者の目を引くような内容を考えましょう。
しかし、ゲームをプレイしながら「何をするのか」「どういったプレイを観て欲しいのか」などを考えるのは大変です、慣れるまでは台本を用意しておく事をおすすめします。
そして、次項でも解説する「編集」のことを考えて、大体の筋書や構成も考えておきましょう。
この「台本」や「筋書」は次項の「編集」の際にとても重要になってきます。
RPGのようにストーリーがある程度決まっていて、それにそってプレイしていくのであればさほど必要はありませんが、アクションゲームや「フォートナイト」などの対戦型 FPS 等では、プレイ中に何が起こるかわかりません。
最初にある程度「今回は何をするのか」、例えば「10人倒す」や「最後まで生き残る」、「ゲーム内イベントを観る」などを決めておかないと、ただのゲームプレイ動画になってしまいます、そしてただのゲームプレイを観てくれる視聴者はほとんど居ません。
3. この項のポイント
撮影に入る前に「今回の目標」、「見てもらいたいポイント」等を決めてから撮影を開始しましょう。
編集しよう
さて、魅力的なプレイ動画が撮影できましたか?
それでは早速「編集」をしていきましょう。
今回は動画編集ソフト「PowerDirector」を使って説明していきます。
PowerDirector は動画編集初心者にも優しい UI 設計と充実した機能で人気のソフトですので、「動画の編集したことない」という方にもおすすめです。
インストールがまだの方は、以下から体験版をダウンロードしておきましょう。
まず最初に言っておきますが「動画の編集は難しくありません」。
最近の動画編集ソフト、特に PowerDirector は直観的な作業で動画を編集できますし、難しかった部分もほとんどがソフト側でやってくれます。
ですので、躊躇せずに始めてみましょう。
まず、PowerDirector を起動すると、下図のような画面が出てきますので、先程撮影したプレイ動画を矢印部分へドラッグ&ドロップします。
その後、同じファイルを

先程撮影したゲームプレイ動画を下部の「タイムラインウィンドウ」へ移動します。
これで、編集の準備か完了しました。
「ゲーム実況動画」で最も重要なポイントは「スピーディーな展開」です。
その為には、ダラダラとプレイ動画を流すのではなく、不必要な箇所や盛り上がりに欠ける部分を「カット」する事が重要となります。
それでは「カット」をやってみましょう。
「再生ボタン」を押して、動画を観ながらか、タイムラインウィンドウの「タイムラインマーカー」を動かし、カットする部分を探します。
カットしたい部分が見つかりましたら、「タイムラインマーカー」をその場所に移動し、
下図の矢印部分にある「タイムラインの分割」ボタンをクリックします。
同じように、カットしたい最後の部分に「タイムラインマーカー」を移動し、「タイムラインの分割」をすることにより、カットしたい部分を切り離すことができました。
切り離した部分を削除することで「カット」ができますので、切り離した部分を右クリックしメニューを表示し、「削除」⇒「削除して間隔を詰める」とクリックする事で、不要部分を削除することができます。
これが「カット」です。
あとは、この作業を動画の最後まで繰り返し、スピーディーで観やすい動画を作っていきましょう。
この他にも視聴者の興味を引き、自分の動画を観てもらうために重要な「サムネイル」も必ず作成しましょう。
「サムネイル」は、自分の動画が一番最初に視聴者の目に触れる、家で言う所の玄関のようなものです。
是非魅力的な「サムネイル」を作って、視聴者を沢山呼び込みましょう!
「サムネイル」の作り方に関しましては、下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事: YouTube 動画サムネイルの作り方【アクセスアップ】
投稿しよう
おめでとうございます!とうとうゲーム実況動画が完成しました。
早速、3 つ目の大事なポイント「投稿」をしましょう。
生配信を行っている場合は、プレイと同時に配信されているので必要ありませんが、動画編集を行ってからの「投稿」の場合は、必要な作業となります。
1. プラットフォームを選ぼう
動画共有サービスは多種多様にあり、それぞれに特徴があります。
ゲームに特化していたり、視聴者からのコメントが流れる所謂「弾幕」ができたり、世界最大の視聴者数を誇っていたり、どれを選んでいいかわからないと思いますが、まずは「YouTube」を選ぶのが良いと思います。
2. YouTube に投稿するには?
YouTube に投稿するには、まずは Google のアカウントを作成します。
Google のアカウントを作成し、YouTube のサイトへ行きます。
YouTube サイトで Google アカウントを使いログインをした後、プロフィール写真をクリックすると「チャンネルを作成」が選択できますので、こちらをクリックします。
これで、YouTube にチャンネルを作成する事ができました。
YouTube チャンネルが作成できましたらあとは簡単です。
自分の YouTube チャンネルにログインした状態で、画面上部メニューから「作成」をクリックし「動画をアップロード」を選択します。
下図のような別ウィンドウが開きますので、編集が完了した動画ファイルをこのウィンドウの上にドラッグ&ドロップすれば、アップロード作業がスタートします。

後は、画面の指示にしたがって、自分の動画の「タイトル」や「タグ」、「サムネイル」等を記入していきます。
お疲れ様です。これで無事動画の「投稿」が完了しました。
まとめ
「ゲーム実況のやり方」について解説してきました。いかがでしたでしょうか?
今回は、初心者の方向けに解説しましたので、機材を揃えて設定をするところから動画を投稿するところまで駆け足で解説しました。
実際はもっとそれぞれの箇所を掘り下げて解説するべきなのですが、まずは全体の流れを知ってもらうためにこのような解説方法にしております。
重要な個所を掘り下げた解説は他の記事で解説していたり、今後新しく記事を作成していきますので、そちらも併せてご参考ください。
動画編集が初めてという方には、かんたんな操作で本格的な動画編集が可能な PowerDirector をおすすめします。
YouTube やゲーム動画の作成にも最適です。