【無料】文字起こしができるおすすめサイト・ツール5選【2024年最新版】
在宅勤務やサテライトオフィスの導入が増えるにしたがって当たり前となったウェブミーティングやオンライン会議。そこで、打ち合わせや会議の内容を記録したり、共有するのに「文字起こし」(録音された音声を文字にする作業)がとても便利ですよね。
通常、録音した内容を聞きながら手入力で打ち込んでいくと 30分ほどの会議でも 2、3時間かかってしまいますが、「自動文字起こし」機能を使えば一瞬で書き起こしすることが可能です。
そこで今回は、「文字起こし」ができるおすすめサイトやツール、またその使い方をご紹介します。
【もくじ】
- 文字起こしは AI で簡単にできる!
- 文字起こしができるおすすめサイト・ツール5選
- Webサイト上で簡単に文字起こしができる「MyEdit」
- Web 会議などの文字起こしに便利なアプリ「Notta」
- Google の正規サービスで手軽に文字起こし「Googleドキュメント」
- プランを選べる文字起こしサービス「Rimo Voice」
- 約30言語に対応した文字起こしサービス「文字起こしさん」
- 文字起こしをする方法
- まとめ
文字起こしは AI で簡単にできる!
「文字起こし」の作業を手動で行う場合は、かなり大変な作業ですよね。
聞き間違いは無いか、専門用語などはきちんと聞き取れるか、などと気を遣う作業が多く、30 分程度の会議や授業でも半日以上かかる場合もあります。
AI(人工知能)を使うことにより、音声データをアップロードするだけで文字起こし作業をほんの数秒から数分でテキストデータに変換してくれるサービスが提供されています。精度も高く、しゃべっている人の判別や句読点なども自動で認識してくれます。
文字起こしができるおすすめサイト・ツール 5 選
1. 文字起こしがサイト上で簡単にできる「MyEdit」
MyEdit(マイエディット)は、サイト上で音声・画像編集ができる人気のオンラインツールです。アプリなどをダウンロードする必要がなく、分かりやすい UI で気軽に様々な編集を行うことができます。
音声データの文字起こしに関しては、ファイルをアップロードするだけであっという間に AI が音声から文字起こしをしてくれます。
さらに、MyEdit ではボイスチェンジャー、音声ファイルの変換、ノイズの除去、声のトーンの変更、ボーカルや伴奏の抽出、 BPM 測定、音声のトリミング・カット、AI 効果音作成など、音声編集に関する豊富な機能が揃っています。
このあとご紹介する「文字起こしをする方法」では、こちらのサイトを使用して解説します。MyEdit は上記リンクからアクセスでき、それぞれの機能を試せるサンプルも用意されていますので、気になる方は是非この機会にアクセスして、色々な機能を体験してみてください。
2. Web 会議などの文字起こしに便利なアプリ「Notta」
Notta(ノッタ)は、Web 会議はもちろん、音声データや動画データからも文字起こしができるサイト、ソフトです。104 言語に対応しており、リアルタイムでの文字起こし機能や、倍速再生など便利な機能も搭載されています。スマホアプリもリリースされているので、外出先ではスマホやタブレットで、家や会社では PC で利用するなど便利な使い方が可能です。無料での使用は月に 120 分まで可能です。
3. Google の正規サービスで手軽に文字起こし「Googleドキュメント」
Google ドキュメントは、その名の通り Google が提供するドキュメント作成サービスですが、音声入力にも対応しているため、文字起こしツールとしても使用可能です。Google 提供のサービスですのでアカウントさえあれば完全無料で利用できますが、Google ブラウザでしか使用することができず、現状では文章の区切り(句読点)は認識されず入力されてしまうため、出力されたテキストは後で編集する必要があるでしょう。
4. プランを選べる文字起こしサービス「Rimo Voice」
Rimo Voice(リモボイス)は、日本語に特化した字幕起こしツールです。対応できるファイルも M4A, MP3, WAV, MP4, MOV, AAC と音声・動画に対応しており、字幕ファイルとして書き出すことができます。無料での利用は 60 分までのトライアルとなり、それ以降は 30 秒/ 22 円などのプランを申し込む必要があります。
5. 約 30 言語に対応した文字起こしサービス「文字起こしさん」
文字起こしさんは、30 言語に対応した文字起こしサイトで、もちろん日本語にも対応しています。文字起こしに特化したサイトで、お試しとして 60 秒だけ無料で使える範囲もあるので一度試してみるといいかもしれません。お試しの 60 秒以上は月額プランに加入する必要があります。
文字起こしをする方法
それでは、実際に AI が搭載されているツールで音声データから文字起こしをしてみましょう。この項では、おすすめ #1 でご紹介している MyEdit を使って解説します。
MyEdit はサイトにアクセスするだけで無料で使えますので、一緒に試してみたい方は下記リンクから MyEdit にアクセスしてください。
ステップ 1:無料でゲットできるクレジットを獲得
MyEdit の「文字起こし」AI ツールを使って生成するには、クレジットが必要になります。
右上にあるアイコンから「無料クレジットを獲得」をクリックして、毎日 3 クレジット分を獲得しましょう。
※プランまたはクレジット購入を検討されている方は、下記よりご確認ください。
ステップ 2:音声ファイルをアップロードする
MyEdit のサイトにアクセスすると、下図のような画面になります。
画面左側の「オーディオ」タブをクリックし、「文字起こし」を選択してください。
画面の点線内「ここに音声ファイルを~」の部分に、直接オーディオファイルをドラッグ & ドロップするか、「ファイルを選択」をクリックし、オーディオファイルのある場所を指定して選ぶことでファイルをアップロードすることができます。
MyEdit は、現状で日本語以外では「英語」と「中国語」に対応しています。
ステップ 3:言語を選んで文字起こしを開始する
オーディオファイルを読み込むと、以下のような画面になります。「音声のソース言語」では、読み込んだオーディオファイルの言語を選択します。
ここで使用しているオーディオファイルは日本語なので、「日本語」を選択します。
その下にある「句読点をつける」では、書き起こす文章に句読点を付けるかを選択することができます。今回はチェックをつけておきます。
問題がなければ、「生成」をクリックして文字起こしを始めます。
※生成は 1 分毎に 1 クレジットが必要です
「開始」をクリックすると、一瞬にして文字起こしされた内容が表示されます。下図の通り、今回のサンプル音声データは、男性と女性が交互に話している内容ですが、話し手が 2 人いても問題なく音声を認識して文字に書き出すことができていることがわかりますね。
文字だけでなく、開始時間(話し始め)と終了時間(話し終わり)の「タイムコード」があるので、その文字がどの時間帯で話している内容かということもわかります。
ステップ 4:文字を編集する
各行をクリックをすることで、テキストを編集することもできますので、誤字脱字の修正や句読点の追加・削除、改行を入れることができます。
以下はカタカナ表記を英語表記に変えた例です。音声認識は正確ですが、商品名は英語で表記するなどのルールがあれば、このように修正することもできます。
ステップ 5:テキストデータをダウンロードする
出力されたテキストデータはダウンロードすることができます。
ダウンロードするには、右上の「ダウンロード」のプルダウンメニューを開きます。
・「タイムコードを含まないテキスト」は、文字だけの「TXT形式」ファイルとしてダウンロードできます。
・「タイムコードを含むテキスト」は、時間の情報が含まれる「SRT形式」ファイルとしてダウンロードできます。
TXT と SRT 形式ファイルはどちらも PC にデフォルトでインストールされている「メモ帳」などで開いて確認・編集することができます。
上の画像がテキスト(TXT)形式でダウンロードしたもの、下の画像がタイムコード付き(SRT)形式でダウンロードしたものになります。下の SRT 形式は文字だけでなく、その文字が表示される時間(タイムコード)の情報も含まれていることがわかりますね。
なお、PowerDirector など、SRT ファイルに対応した動画編集ソフトに、文字起こしをした動画ファイルといっしょにこのファイルを読み込むことで、自動的に字幕を入れる事ができます。また、SRT ファイルは、YouTube の字幕としてアップロードもできるので、動画の字幕として使用したい場合は SRT 形式を選択するといいでしょう。
もちろん、両方とも保存しておけば用途別に使い分けることもできます。
まとめ
今回は、音声ファイルを読み込むだけでかんたんに文字起こしをする方法と、おすすめのソフト・サイトについてご紹介しました。音声ファイルを文字起こしするサイトを使えば、あっという間に文字起こしを行えますし、精度も高いので非常におすすめです。
なお、おすすめ 1 位でご紹介した MyEdit は、今回のような音声データの文字起こしはもちろん、ボイスチェンジャーやノイズ除去、音声のトリミング・カット編集など豊富な機能が揃った便利な音声編集サイトです。MyEdit は無料で使えますので、気になる方は是非この機会に下記リンクよりアクセスして色々な機能を試してみてください。