顔認証とは、データベースに登録された顔の情報と、カメラが検知した顔の画像や映像を照らし合わせて本人確認をするもので、顔の特徴点を抽出して個人を認証する生体認証のひとつです。
顔認証システムは既設のカメラやシステムと統合することも可能で導入のハードルが比較的低いこと、また高度なセキュリティを確保できる点などから、近年ではより幅広い分野での導入が進んでいます。
写真や映像に顔が含まれているかどうかを検出する、顔認証の最初のステップです。
検出された顔情報の特徴点を抽出し、データベースにある情報と比較して本人確認や人物特定を行い、アクセス制御、VIP検知、不審者検知など次の動作を行います。
写真、動画、3Dマスクなどを使用したなりすまし攻撃を検知し防止する機能は安全、また信頼性を確保する上で顔認証システムには欠かせない機能です。
認証対象がマスク、ゴーグル、ヘルメットなどを着用しているかどうかを検知することで、工場、建設現場、医療機関などの安全管理に活用できます。
顔画像から性別、年齢、感情などの情報を判断することで、マーケティングへの活用や年齢制限のある場所でのアクセス制御にも使用できます。
顔認証をセキュリティ管理システムと統合すると、「画像から人物を検索」し、特定の人物の足跡を捉えることができます。
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