動画の圧縮方法 - PC・スマホでのやり方を詳しく解説【無料】

動画は高画質になるほど容量も大きくなり、スマホの保存容量を圧迫したり、SNSやメールで共有しづらくなったりします。
ただし、動画は撮影後に簡単に圧縮することができます。
ここでは、動画圧縮についての分かりやすい説明と、実際に PC と スマホを使って動画を圧縮する方法をご紹介します。
無料でできますので、読みながら一緒に試してみてくださいね!
【基本】動画の容量を軽くするポイント
撮影後の動画や、編集後の動画を小さくしたい場合は、書き出し設定(エンコード)や動画ソフト・アプリを使って圧縮するのがおすすめです。
まずは以下の 5 つのポイントをチェックしてみましょう。
1.解像度(画面サイズ)をリサイズする
「4K動画をそのままのサイズで書き出したら、数GBになってしまった…」という場合は、書き出し(または変換)時に解像度を 4K(3840 × 2160)) ➡ フルHD(1920 × 1080)に落とすのが最も手っ取り早く、効果的な圧縮方法です。
4KからフルHDにリサイズするだけで、画面の面積(ピクセル数)は4分の1になります。スマホやPCの画面で見る限り、パッと見の綺麗さはほとんど損なわれないまま、容量だけを大幅に削減できます。
2.フレームレート(fps)を落とす
撮影後の動画が「60fps(1秒間に60枚)」のスムーズすぎる動画の場合、書き出し設定で「30fps」に落とすことで、劇的に容量を削ることができます。単純計算で 1 秒あたりの画像枚数が半分になるため、ファイルサイズも一気に軽くなります。
撮影後に変更するときの注意点
元が「30fps」の動画を、さらに「15fps」などに無理やり落とすのはおすすめしません。無理やり落とした場合、動きが激しいシーンでパラパラ漫画のようにカクついてしまい、非常に見づらい動画になってしまいます。
「元が60fpsなら30fpsに落とす」「元が30fpsならそのまま(落とさない)」 というのが、撮影後のフレームレート調整の鉄則です。
3. ビットレートを調整する(一番細かく調整できる!)
ビットレートは「1秒間あたりのデータ量(Mbps)」です。この数値を手動で少し下げるだけで、解像度を変えずに劇的にサイズを小さくできます。
フルHD(1080p)動画を書き出す際の、画質とサイズの目安は以下の通りです。
| 用途・画質 | 推奨ビットレート | メリット・デメリット |
|---|---|---|
| 高画質重視 | 8〜12 Mbps | 大画面でも綺麗だが、容量は大きめ |
| 標準(おすすめ) | 5〜8 Mbps | スマホ視聴なら劣化がほぼ分からない ベストバランス |
| サイズ最優先 | 2〜4 Mbps | かなり軽くなるが、激しい動きで モザイク状のノイズが出る |
4. 最新コーデック「H.265(HEVC)」で書き出す
編集ソフトから動画を出力する際、書き出し形式(コーデック)を「H.264」から「H.265(HEVC)」に変えるだけで、驚くほどファイルサイズが小さくなります。再生する端末が対応している場合は、積極的な活用がおすすめです。
5. 不要な部分をカット(トリミング)する
動画全体の長さを短くするのも立派な圧縮です。動画の前後にある無音部分、ブレたシーン、不要な間などをカットするだけで、全体のデータ量を数 MB 〜数十MB単位で削減できます。
【PC 版】動画を圧縮する方法
それでは、実際に人気動画編集ソフト PowerDirector(パワーディレクター)を使って動画を圧縮する方法をご紹介します。
※スマホでの圧縮方法は、次項の【スマホ版】動画を圧縮する方法をご覧ください。
とっても簡単に、しかも無料でできるので、一緒に試したい方は以下よりダウンロードしてくださいね。
ステップ 1:
新規プロジェクトをクリックして圧縮したい動画を読み込む
PowerDirector を起動したら以下のような画面になるので、「新規プロジェクト」をクリックします。

すると、編集画面が開くので圧縮したい動画をタイムラインにドラッグ & ドロップします。

もしも不要な部分をカットするなどの編集をしたい場合はここで済ませておくようにしてください。
PowerDirector では簡単に編集することができます。試したい方は以下の動画を参考にしてくださいね。

ステップ 2:
書き出しの設定をする
編集などが完了したら、画面上の「書き出し」をクリックします。

ここで解像度やビットレートなどを設定できます。

■ おすすめの書き出し設定例(容量を抑えたい場合)
画質と容量のバランスが取りやすい基本設定はこちらです。
- 形式:MP4
- コーデック:H.264 または H.265
- 解像度:フル HD
- フレームレート:30 fps
- ビットレート:6 ~ 10 Mbps
書き出し画面には「ファイルサイズ(推定)」が表示されます。容量を確認しながら調整できるので安心です。
迷った場合は「フルHD / 30fps / 8Mbps前後」から試してみるのがおすすめです。
ステップ 3:
出力する
設定が完了したら、右下にある「書き出し」をクリックしましょう。

■ 元の動画の設定を確認する方法
動画の容量を効率よく減らすには、読み込んだ元動画の設定を知っておくことも大切です。
- メディアルームで動画を右クリック
- 「プロパティー」を選択

コーデック形式・ビットレート・解像度・フレームレートなどの詳細が表示されます。
基本的には、元動画よりも少し低い数値で書き出すと容量を小さくできます。
画質をできるだけ保ちたい場合は、元の設定を目安に調整してみましょう。

【スマホ 版】動画を圧縮する方法
ここでは、スマホ版 PowerDirector(パワーディレクター)を使って解説します。
こちらも無料で使えるので、試したい方は以下よりダウンロードしてくださいね。
ステップ 1:
新規プロジェクトをタップして圧縮したい動画を読み込む
PowerDirector アプリを起動したら、上にある「新規プロジェクト」をタップして動画を読み込みます。

ステップ 2:
書き出しをタップ
動画が読み込めたら、必要に応じて編集などをしてください。
完成したら、画面右上の「書き出し」をタップします。

ステップ 3:
書き出し設定をして出力をタップ
スライダーを動かすだけで「解像度」「ビットレート」「フレームレート」を調整できます。
それぞれを少し下げるだけでも、動画のファイルサイズは大きく変わります。
「推定サイズ」を確認しながら、画質とのバランスを調整してみてください。
最後に一番下の「出力」をタップして完成です。

まとめ
今回はかさばる動画の「圧縮」について解説しました。ポイントと方法を知ったらとっても簡単に圧縮ができるのがお分かりいただけたかと思います。
PC の容量を圧迫しがちな動画ファイルを効率的に小さくし、大事な思い出の共有や保存にお役立てください。
なお、今回圧縮方法でご紹介した PowerDirector(パワーディレクター)は、動画の圧縮はもちろん、最新の AI 動画編集機能がたくさん搭載されているので、本格的な動画編集を簡単に行うこともできます。無料版もあるので、是非一度以下よりダウンロードして、試してみてくださいね!

動画編集歴15年以上。テレビCMの編集会社にてプロの制作現場を経験した後、現在は技術支援、公式YouTubeのマネジメントなどを担当する。動画編集のオンライン講座を受け持ち、累計参加者は1,000名以上。最新の AI 編集や時短テクニックを発信し続けている。



