【無料】ディゾルブとは? 解説とおすすめ動画編集ソフト5選【2024年最新版】
スマートフォンの進化で、いまや総動画時代が来ています。YouTube はもちろん、主だった SNS でも動画のアップロードが出来るようになり、少し前まで写真を共有していた流行は動画に移行しはじめました。
動画編集を始めたいと考えている人もたくさんいらっしゃるかと思います。
ただ、動画編集と聞くと「難しそう」「時間がかかる」「素人には無理」と考えて諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし、そこで諦める必要はありません!
最近では動画編集ソフトも AI の導入により、初心者でもプロのような映像が簡単に作れてしまうのです。
そこで、今回は動画の魅力を引き出せて、おしゃれな作品に仕上げることができる人気動画編集テクニックの一つ、「ディゾルブ」について解説していきます。
- ディゾルブとは?
- 動画にディゾルブを挿入できるおすすめソフト5選
- 1位.初心者でも簡単にプロ並みのディゾルブが入れれる「PowerDirector」
- 2位.使いやすくてディゾルブも簡単に入れれる「Adobe Premiere Elements」
- 3位.動作が軽くてディゾルブも入れれる「AviUtl」
- 4位.ディゾルブを含む編集機能が豊富な「Shotcut」
- 5位.ディゾルブが簡単に入れられる高性能な「VideoPad」
- 動画にディゾルブを挿入する方法
- まとめ
ディゾルブとは?
今回焦点を当てて行く動画編集テクニック「ディゾルブ」とは、英語で「dissolve」という綴りで、日本語では「溶かす」という意味になります。
動画編集においては動画と動画を繋ぐ時に使うもので、前後のカットを徐々に重ね合わせて後のカットへと以降していく手法になり、まるで前後のカットが溶けあうようにシーンが転換するためディゾルブと言います。
時間経過を表現したい時や回想シーンなどによく使われ、その優しい雰囲気でカット間を繋ぐことができるため TV や映画、ウェディング動画などによく使われています。
ディゾルブと言っても、その中で「暗転」や「ホワイトアウト」など、さまざまな効果がありますので、シーンにあった効果を上手に使用して動画の質をあげてみてください。
動画にディゾルブを挿入できるおすすめソフト5選
ここでは、動画編集テクニック「ディゾルブ」を簡単に入れられるおすすめソフトをランキング形式でご紹介していきます。
ご自身のスキルや編集環境などに併せて、最も適したものを選んでくださいね。
1位.初心者でも簡単にプロ並みのディゾルブが入れれる「PowerDirector」
PowerDirector(パワーディレクター)は、7 年連続「国内販売シェアNo.1」の動画編集ソフトで、初心者からプロまで使用することができる人気ソフトです。
初心者でもわかりやすい UI 配置や、独自の AI 技術を多用した編集機能などの補助で、簡単な操作でプロ顔負けの映像作品を作り出すことが可能です。
ディゾルブを含むトランジションも 400 種類ととても豊富で、ドラッグ & ドロップの簡単な操作で入れることができます。
▲ タイムラインにお好みのディゾルブをドラッグ & ドロップするだけで簡単に挿入できる!
また、注目すべきはその AI 編集機能の数々で、初心者でも激しい動きのオブジェクトを自動で追従して文字や画像を動かす「モーショントラッキング」や曇り空を晴天に置き換える「空の置き換え」、風切り音などを自動で除去する「ウィンド除去」など、プロのような動画編集を数クリックで行うことができます。
また、サブスクリプションサービスに加入する事によって、Shutterstock が保有する写真や動画・音楽・ BGM などの膨大なロイヤリティーフリー素材を使い放題になります。
これによってわざわざ外部から著作権を気にしながら素材を探してくる手間も省けます。
PowerDirector は無料体験版が用意されており、動画制作に必要な基本機能から流行りの映像が作れるユニークな機能まで、すべて体験することができます。
これから本格的に動画編集を始めて行こうと考えている場合は、まずは体験版を使ってみるのがよいでしょう。
PowerDirector の無料体験版ダウンロードは上記リンクからどうぞ。
2位.使いやすくてディゾルブも簡単に入れれる「Adobe Premiere Elements」
Adobe Premiere Elements(アドビプレミアエレメンツ)は、プロのクリエイター御用達のブランド「Adobe」が開発する動画編集ソフトで、プロ向けの「Premiere Pro」と比べて初心者向けに作られています。
素材とテーマを選ぶだけで動画を作る事ができる「自動編集オプション」やステップバイステップガイドで使っているうちに操作方法を覚える事ができます。操作や編集に慣れたら、Premiere Pro に乗り換える事でさらにレベルアップも可能です。
ただし、最近の動画編集ソフトとしては高価であるため、今後動画編集に本気で取り組むつもりであれば、いっそ Premiere Pro にしてしまうのもありです。
3位.動作が軽くてディゾルブも入れれる「AviUtl」
AviUtl(エーブイアイユーテル、エーブイアイユーティル)は日本人が開発し無料で提供している動画編集ソフトで、「完全無料」な点が大きな特徴で、プラグインを導入することで様々な機能を追加できるのが特徴です。動画編集をまずはお金をかけずにフリーソフトで行いたい方にはとても良い動画編集ソフトです。
また、このソフトは Windows95 の時代に開発されたソフトにプラグインで様々な機能を追加しているため、動画編集ソフトとしては動作が非常に軽く低スペックな PC でもサクサク動くという特徴もあります。
しかし無料なだけに、サポートはほとんどなく、動画を書き出す(レンダリング)作業をするためにもプラグインをインストールしなければならないなど、ある程度 PC の知識がある人でないと、初期設定すらできないというなかなかにハードルの高いソフトといえます。
4位.ディゾルブを含む編集機能が豊富な「Shotcut」
Shotcut(ショットカット)は、海外製動画編集ソフトですが、標準で日本語に対応しています。
完全無料の多機能動画編集ソフトとして、AviUtl 同様に世界で多くの人達に愛用されており、BGM の挿入やカット編集、字幕の追加、フィルターやエフェクトなど動画編集に必要な基本的な機能からテキストテロップ、トランジションなど高度な編集機能まで満載されています。動作が軽く、無料でフル機能を使えます。
ただし AviUtl と違い、開発は海外で行われているため、日本語でのサポートがほとんどなく、解説している Web サイトも英語が多いため、いざ使い方がわからない時や不具合が発生したときに対処出来なくなる可能性が高いです。
5位.ディゾルブが簡単に入れられる高性能な「VideoPad」
Video Pad(ビデオパッド)は、高性能な動画編集ソフトです。縦型動画の編集はもちろん、カットや文字入れ、3D 動画や 360 度動画の編集にも対応しています。
また、豊富なエフェクトと切替え効果を搭載しているうえ、DVD 書き込みや SNS にも対応しています。因みに、VirtualDub プラグインを使えば、更に多くの特殊効果や機能を追加できます。
ただし、無料版では動画を一度しか出力できないなど、本格的に動画編集を考えているのであれば、購入を検討する必要があります。
動画にディゾルブを挿入する方法
それでは、実際に動画編集ソフトを使って「ディゾルブ」を動画に挿入してみましょう。
今回は、おすすめソフト 1 位でご紹介した PowerDirector を使って解説を行います。一緒に試してしてみたい方は、下記リンクより PowerDirector の無料体験版をダウンロードしてください。
ステップ 1:PowerDirector を起動して、動画を読み込みましょう
PowerDirector を起動すると、下図のような画面になりますので、「ファイル」→「読み込み」→「メディアファイル」の順にクリックして、編集したい動画を選ぶか、PowerDirector に直接動画ファイルをドラッグ&ドロップすることでも、動画を読み込むことが出来ます。
動画の読み込みが出来ましたら、動画を繋ぎたい順にタイムラインへ移動します。
これで、編集の準備が完了です。
ステップ 2:フェード(ディゾルブ)を挿入してみましょう
左側メニューのから「トランジションルーム」を選択し、「すべて表示」にして「フェード」を探します。
※ PowerDirector では「ディゾルブ」という名前のトラジションがありますが、今回解説している物とは効果が異なり、「フェード」と言う名前のトラジションになっております。
なお、トラジションは名前順に並んでいますが、見つけにくい場合は右上の検索ボックスから「フェード」と入力して探すことも可能です。
2つのクリップの間にドラッグ & ドロップします。
このように、2つの映像が重なり、次の映像に切り替わる効果が得られます。
ステップ 3:トラジションの長さを調整しましょう
トランジションの両端をドラッグで引き延ばしたり縮めることで自由に長さを変えられます。
またはタイムライン上のトランジションを選択した状態で、「修正」をクリックして直接時間を入力することでもトラジションの時間を調整することもできます。
これでディゾルブの挿入と調整が完了しました。とても簡単にできたかと思います。
黒にフェード(暗転)・白にフェード(ホワイトアウト)を間に挟む方法
直接次の映像に変わるのではなく、黒や白などの単色カラーを挟むこともできます。映像の区切りをよりはっきりさせたい時や、回想シーンを表現するときによく使われる手法です。
「メディアルーム」→「カラーボード」から黒を選択し、2つのクリップの間に入れます。
あとは、先ほど解説した方法で、黒の左右に「フェード(ディゾルブ)」を置くだけです。
後から黒のカラーボードを白や他の色に置き換えたい場合は、黒を置いたときと同じ操作方法で白のカラーボードをタイムライン上の黒までドラッグし、「置き換え」を選択します。
まとめ
今回は、優しい雰囲気でカット間を繋ぐことができる「ディゾルブ」という動画編集テクニックについて解説してきました。
いかがでしたでしょうか?今回は「ディゾルブ」に焦点を当てて解説を行いましたが、トラジションには「ディゾルブ」以外にも様々なものが存在します。ぜひシーンや動画のイメージにあった物を選んで使ってみてください。
また、おすすめソフトの1位でご紹介しました PowerDirector には、400を超えるトラジションが搭載されていて、 動画への挿入もドラッグ&ドロップするだけととても簡単です。この機会に試してみたい方はぜひ下記リンクより無料体験版をダウンロードしてくださいね。