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意外と簡単?グリーンバックの撮影と編集方法

最終アップデート 2021年 4月 16日 – by Hiroshi
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How to make and use a green screen | CyberLink

最近のハリウッド映画業界では、グリーンバックが使われていない長編作品はほとんどないと言っても過言ではありません。『トワイライト・サーガ』『ダイ・ハード/ラスト・デイ』『タイタニック』『スターウォーズ:シスの復讐』『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』の三部作といった映画はすべて、グリーンバックの使用に大きく依存していました。実際、これらの映画において、グリーンバックがなければ制作はほぼ不可能だったと言えるでしょう。

昨今、グリーンバックの技術は、ハリウッドの長編大作だけに限定されたものではありません。いくつかの簡単な機材とノウハウさえあれば、自宅でも独自のグリーンバックを作成できます。YouTube、または学校のプロジェクトとして動画制作を行う際や家庭内で動画を楽しむ際においても、グリーンバックというテクニックを使えば、驚くほど迫力のある特殊効果を手軽に演出することができます。

グリーンバックとは?

グリーンバックとは、文字通り、撮影時の背景として使用される緑色のスクリーンのことです。この緑色の背景で撮影することにより、編集者または視覚効果アーティストは、ソフトウェアを駆使して緑色の背景をビデオの被写体から分離させ、背景を別の画像に置き換えることができます。

このクロマキー合成という技法により、映像制作者はさまざまな画像を重ねて、1つのまとまりある映像のように見せることができます。ニュース番組で、気象予報のリポーターが話している場面を思い出してください。スタジオでは背後にグリーンバックを置いて撮影していますが、テレビ画面上では、気象予報図が緑色のセクションに重ねられているため、リポーターは鮮やかなグラフィックを備えた巨大な液晶テレビの前に立っているかのように見えます。

テクニックが上達すれば、グリーンバックが背景に置かれていることに全く気づかれることなく画像を階層化できます。こういった手法を活用すれば、わずかな予算内で作業している場合でも、プロデューサーからの支援を受けている場合でも、状況を選ばず、説得力のある映像を作ることができるでしょう。

Green Screen with equipment | CyberLink

グリーンバックの作り方

ひと昔前、特殊効果は、専用機材と専門技術を持ったスタッフが必要だったため、信じられないほど高額な予算を用意するのが当たり前でした。ところが、今では、必要なのはグリーンバックと適切なビデオ編集ソフトだけ。ここでは、独自にグリーンバックをセットする方法をいくつかご紹介します。


グリーンバックを作成するのに必要なもの

クロマキー合成の手法に関係なく、グリーンバックの撮影を成功させるために必要な要素がいくつかあります。

  1. 緑色の背景布 - スクリーンとして機能させるためには、表面が緑色のものが必要です。無反射の布または紙を使用するのが最適です。撮影する際、被写体の背面全体に緑色の背景が広がるよう、十分な大きさのスクリーンを用意してください。
  2. スクリーンスタンド - 撮影の背景として使われるスクリーンを吊り下げる道具が必要です。スクリーンの素材とセットに応じて、スタンド、テープ、紐などを使います。どれを選択する場合でも、スクリーンをしっかりと支えていられることが重要です。
  3. 照明 - グリーンバック映像を撮影するには、適切な照明が必要です。これは十分注意していただきたいのですが、被写体に適度な明るさの光と緑の背景がないと、編集段階で背景を他の画像や動画に差し替える作業が非常に難しくなります。

グリーンバックキット

すぐに使えるグリーンバックのセットを探していて、多少なりとも予算がある場合は、必要なものがすべて付属された既製のグリーンバックキットを購入するのも一つの手です。

通常、さまざまなスクリーンサイズの選択肢があり、スタンドが付いています。そして、ほとんどの場合、照明が付属したスクリーンが入っています。プルダウン、プルアップ、または展開して吊るす方法がありますが、ほとんどのキットはグリーンバックを吊るす方法でセッティングします。

ここでは、必要なものがすべて揃っていて扱いやすい、お手頃価格のキットを載せておきます。

  1. Ubesgoo スタジオキット - $148 Professional Photo Studio Lighting Kit Non-woven Fabrics Background Screen Set
  2. Neewer クロマキースタジオ - $116 Neewer Photography Backdrop 400W 5500K Continuous Umbrella Studio Lighting Kit 6x9 feet Muslin Chromakey Green Screen and Backdrop Stand Support System for Photo Video Shoot

どちらを選ぶにせよ、プロジェクトの成功のためには、必ず適切なサイズのスクリーンを用意することが重要です。セッティングするのと撤去するのは簡単なはず。また、目的や使用方法によっては、保管や運搬も難しくはないはずです。


DIYグリーンバックを組み立てる

独自のグリーンバックキットを作る場合は、いくつかの選択肢があります。撮影のゴールを念頭に置いていれば、そんなに複雑なプロセスではありません。必要な要素のいくつかを列挙しておきますので参考にしてみてください。


グリーンバックの素材

グリーンバックに本当に必要なのは、緑色の面だけです。画面上で生き生きと動作するのに十分なスペースをカバーしている限り、素材は簡単に選択できます。

背景布 は、大きな背景サイズをまかなうことができ、軽くて丈夫なので、セッティング、取り外し、保管が簡単。反射なしで簡単にライティングできる点が優れています。欠点は、しわが寄ってしまう可能性があり、常に引っ張っておく必要があることです。

シームレス背景紙 は、さまざまなサイズがあり、表面が滑らかで反射しないため簡単に丸めて保管でき、汚れたり破れたりした場合は簡単に廃棄できるといった扱いやすい素材です。考慮すべき点としては、吊るすことが必要になるため、支えるためのスタンドを用意する必要があるということです。

サベージ 背景紙、幅66cm x 11m/テクグリーン #46 - $ 18.99

Woman in front of Savage Widetone Seamless Background Paper

ポスターボード は、狭いスペースに最適です。セッティングも取り外しも簡単です。唯一の欠点は、ポスターボードのサイズがなかなか選べないことです。また、一部のポスターボードは反射するので、必ずマット仕上げの紙を使用してください。

ペイント は、広いスペースに最適なソリューションです。ズームイン/アウトする必要があり、屋内を移動またはパンしたいシーンでは特にペイントが有力です。一部のオブジェクトを含む他の面でも使用できるため、ペイントは最も用途の広いオプションになります。欠点は、一度塗装したら消せないことです。塗装用作業着を着てブラシを持つ前に、しっかりと掃除の計画をするか、設備所有者の了解をとっておきましょう。

green color grid | CyberLink

グリーンバックの色

グリーンバックと呼ばれるスクリーンの目的は、編集ソフトを混乱させることなく、他の画像をスクリーン上に重ねることです。つまり、前景とは異なる色であることが条件です。緑色のスクリーンだけでなく、青色や赤色のものも使用できるのはそのためです。

ただ、明るいライムグリーンは、背景以外のセットとして使用される可能性が最も低く、そういった色のシーンが撮影されることは少ないため、グリーンバックの色として選択されることが多いのです。


グリーンバックのセッティング

グリーンバックのセッティングは、クロマキースクリーンから始まります。使用している機材に関係なく、背景を適切に設定するための重要なポイントを確認していきましょう。

  • スクリーンが被写体全体をフレームに収めるのに十分な大きさであることを確認してください。 緑色の枠の外にあるものは取り除くのが難しくなります。
  • スクリーンの張りを保ちます。 スクリーンにシワなどの不整合があると、編集段階で背景を選択するのが困難になります。
  • スクリーンが固定されていることを確認してください。 背景をリセットするために撮影を停止しなければならないことほど厄介なことはありません。また、ショット間で背景が変わると、素材の一貫性が失われる可能性があります。スクリーンを正しく安全に設定することをおすすめします。

グリーンバックで撮影する方法

グリーンバックが設置できたら、撮影機材をセッティングします。グリーンバックに適した映像を撮るために、撮影を開始する前に押さえておくポイントがいくつかあります。


グリーンバックの照明

キットを持ち込むにせよ、独自のセットを組み立てるにせよ、照明は非常に重要な要素です。グリーンバックでは2つのソフトライトを使用することをおすすめします。スクリーンの両側に1つずつライトを配置し、それらに角度を付けて、スクリーン全体に均一な配光となるよう調整します。緑色部分のキーアウト(削除)が難しくなるため、ホットスポットやシャドウの作成は避けてください。被写体には異なるライトを使用し、影や光がスクリーンに映り込まないようにします。



グリーンバック用のカメラ設定

背景と照明を設定したら、今度は撮影を開始します。キャプチャした素材をグリーンバック用に簡単に編集できるようにするためのヒントをいくつかご紹介します。

  • 三脚を使用 カメラが動いてしまうと、新しい背景を追加するのが難しくなります。安定した三脚でカメラを所定の位置に保ちましょう。
  • 自動設定をオフ 撮影中にフォーカスや露出などのカメラ設定が変更されると、ソフトウェアがグリーンバックを識別するのに苦労します。手動モードに設定しておくと、一貫したショットが得られ、グリーンバックの編集に最適です。
  • 高解像度で撮影 解像度が高ければ高いほど編集作業がしやすくなります。より鮮明でシャープな画像を使用すると、被写体がグリーンバックの背景から区別され、画像を組み合わせるときに納得の結果が得られます。

Editing a green screen video | CyberLink

クロマキー合成動画を編集する方法

クロマキー合成用の動画編集ソフトの選択は非常に重要です。

まず、編集ソフトにクロマキーエディタがあるかどうかを確認します。クロマキー合成とは、ターゲットカラー(クロマ)を選択して削除(キーイング)する編集プロセスです。画面上の緑色の色相を選択し、それを別の画像またはビデオに置き換えることで、シーンをリアルに見せるためのクリーンなキーを取得しようとしています。このプロセスを使用すると、グリーンバックの背景を削除して、画像を重ねたり、合成したりすることができます。

ポイント: 使用しているソフトウェアにクロマキーエディタがない場合は、PowerDirector Essential(無料) でダウンロードしてみてください。優秀なクロマキーエンジンを備えた編集ソフトの一つです。

以下のチュートリアルで、PowerDirectorでクロマキーがどのように機能するかを確認しましょう。

グリーンバックとクロマキー合成で動画編集する方法 (iOS & Android)

グリーンバックとクロマキー合成で動画編集する方法 (Mac & Windows)

編集ソフトを使用する際は、可能な限り不要な緑色をすべて削除し、最良の選択を行えるよう設定してください。次に、背景映像を後ろに配置します。その際、静止画像または動画、どちらも使用でき、フリーの素材を使うのもいいでしょう。
PowerDirector 365 には、数十万点の背景用動画や画像を無制限に使用することができます。

 

PowerDirector を無料ダウンロード:

 

グリーンバック無しでクロマキー合成をする方法

実は、グリーンバックで撮影しなくても背景を削除できることをご存知でしょうか。
つい最近まではほぼ不可能でしたが、 ColorDirector という映像向け色編集ソフトの高度なツールを使用することで可能になりました。
複雑なアルゴリズムを駆使して動画中のオブジェクトを追跡およびトレースします。
この ColorDirector グリーン/ブルー スクリーンメーカー を使用すると、使いたい素材のオブジェクトを選択して背景を置き換えることが可能となります。

まとめ

動画制作のイメージに最も適したグリーンバックを作成し、目的に合った動画編集ソフトを仕様する。この2ステップを重視することで、思い通りの表現を得ることができます。今回、この記事を読んでくださった方々は、グリーンバックをスムーズにセッティングする方法に加えて、求めるクオリティを実現するために必要な編集ツールが何であるかをご理解いただけたのではないでしょうか。

動画編集に使われるエフェクトについてさらに知りたい方は、動画編集エフェクト完全ガイド をご覧ください。
また、人気の記事一覧 もぜひチェックしてみて下さい。

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