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【無料】ジャンプカットのやり方とおすすめ動画編集ソフト5選【2024年最新版】

最終アップデート 2024年 10月 25日 – by Hiroshi
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【無料】ジャンプカットのやり方とおすすめ動画編集ソフト5選

動画編集の世界では、視聴者の目を引き続けるためのさまざまな技術が存在します。その中でも「ジャンプカット」は、特にポピュラーで効果的な手法の一つです。ジャンプカットは「カット編集」とも呼ばれますが、あまりに基本的なテクニックのため、たんに「カット」や「トリミング」などと呼ぶ人も多いようです。

しかしジャンプカットには「動画のテンポを上げて視聴者を飽きさせない」という効果があり、動画編集においては非常に重要な編集テクニックとなっています。そこで今回は誰でも簡単にマスターできるジャンプカットの基本や編集方法、そして無料で使えるおすすめの動画編集ソフトを 5 つご紹介していきます。とっても簡単なので是非最後までお読みいただき、実践してみてくださいね!


もくじ:


ジャンプカットとは?

ジャンプカットとは、同じ被写体の連続したシーンを編集で切ったり、切った部分を削除したり、繋ぎ合わせることで、時間や動きを省略する編集技法です。この手法を用いることで、動画のテンポを上げ、視聴者に緊張感や興奮を与えることができます。例えば、長い説明シーンや単調な動作シーンを短縮し、視聴者の注意を引き続けるために利用されます。


◆ ジャンプカットの利点

ジャンプカットの利点としては、「テンポの向上」「ストーリーテリングの強化」「視覚的な興味の引き立て」の 3 つが上げられます。

・テンポの向上:不要な部分をカットすることで、動画全体のテンポが速くなり、視聴者の興味を維持しやすくなるという効果が期待できます。

・ストーリーテリングの強化:物語の重要な部分を強調し、視聴者に伝えたいメッセージを明確にすることができます。

・視覚的な興味の引き立て:突然のカットによって視覚的なインパクトを与えることができたり、動画にダイナミズムを加えることができます。

特に YouTube などの動画では、テンポよく動画をつなぐことで、見ている人に無駄のないタイパの良い動画だと思わせることができます。


◆ ジャンプカットを使う際の注意点

ジャンプカット編集を行うにあたって、注意点しなければならないポイントは「シーンの選択」「タイミングの調整」「自然な流れ」の 3 つです。

・シーンの選択:ジャンプカットを使用するシーンは、視聴者にとって重要ではない部分や、長時間見続けると飽きてしまう部分にしましょう。むやみやたらにカットを入れると、動画全体のバランスが崩れたり、ストーリーがつながらなくなってしまう場合があります。

・タイミングの調整:ジャンプカットを行う際は、カットのタイミングを慎重に調整しましょう。違和感のないようにすることが重要です。

・自然な流れ:ジャンプカットを多用しすぎると、視聴者が混乱することがあります。適度に使用し、自然な流れを維持するよう心がけましょう。


ジャンプカットが簡単にできるおすすめ動画編集ソフト 5 選

初歩であるが故に重要なテクニックですが、ソフトによってはジャンプカット編集が AI でできてしまう便利なものもあります。こちらでご紹介する「おすすめソフト5選」は、誰でもかんたんにカット編集ができるおすすめの動画ソフトをご紹介しますので、参考にしてみてください。

1. AI 搭載で初心者でも簡単にジャンプカット編集ができる「PowerDirector」

PowerDirector アイコン

PowerDirector(パワーディレクター)は、使いやすく、高度な機能を兼ね備えた人気の動画編集ソフトです。初心者からプロまで幅広いユーザーに対応しており、直感的な操作画面と高速な編集機能が特徴です。

ジャンプカット編集は基本的な「カット」、「トリミング」機能でできるのはもちろん、「AI 文字でカット編集」機能を使うと、AI が全ての無音部分を自動で検出してくれるので、まとめてカットすることができます。

PowerDirector トリミング画面
▲ 操作画面が分かりやすく、迷わず直観的に使える!
PowerDirector AI 文字でカット編集画面
▲ 動画の無音部分を AI が自動で検出!面倒なカット編集が一瞬でできる!

今回のようなジャンプカット編集以外にも、AI 文字起こし、AI 音声読み上げ、AI 背景除去、AI 自動顔ぼかしなどの簡単に使える最新の AI ツールや、各種オーディオ編集、カラーグレーディング機能なども充実しているので、プロのような動画編集を簡単に行うことができます。

後ほどご紹介する「ジャンプカット編集をする方法」では、こちらの PowerDirector を使って解説します。PowerDirector は無料体験版が用意されているので、試してみたい方は上記よりダウンロードしてくださいね。

2. AI の手助けで簡単にジャンプカット編集ができる「Vrew」

Vrew アイコン

Vrew(ブリュウ)は、AI を活用した直感的なビデオ編集ソフトです。このソフトは、文書を編集するように動画を編集できるよう設計されています。機能面ではジャンプカットはもちろん、動画をアップロードするだけで自動的に字幕を生成する「AI による自動字幕生成」や、シンプルな操作画面、また著作権侵害の心配がない動画の素材が多数収録されているなど、初心者から中級者にうれしい機能が多く搭載されています。なにより動作が軽いので、多少スペックの低い PC でも動作するのが特徴と言えるでしょう。

3. ブラウザ上で気軽にジャンプカット編集ができる「Canva」

Canva アイコン

Canva(キャンバ)は、直感的で使いやすいオンラインビデオ編集ツールです。今回のようなジャンプカット編集も、動画を読み込んでカットしたい場所を指定するだけでできてしまうなど、とても簡単でわかりやすい操作が特徴です。それ以外にも AI による自動編集なども用意されているので、初めての動画編集でもあまり難しい事を考えずに思い通りの編集を行うことができます。ブラウザベースのサービスが有名ですが、Windows、Mac、iOS、Android など、さまざまなデバイスでも利用できます。

4. ジャンプカット編集などの編集機能が無料で使える「Shotcut」

Shotcut アイコン

Shotcut(ショットカット)は、無料のオープンソースのビデオ編集ソフトで、幅広い機能と直感的なインターフェースが特徴です。ジャンプカットはもちろん、トリミングやスライス、フィルタリング、エフェクトの追加など、動画編集に必要な基本的な編集機能が豊富に揃っています。また、完全無料のソフトには珍しく、4K ビデオの編集や、幅広いビデオ、オーディオフォーマットをサポートしています。そしてオープンソースなので、コミュニティによって継続的に開発・改善されているのも特徴といえるでしょう。

5. 日本初の完全無料でジャンプカット編集ができる「AviUtl」

AviUtl アイコン

AviUtl(エーブイアイユーティーエル)は、日本発の無料動画編集ソフトで、多機能かつ高性能な編集ツールとして広く知られています。今回のようなジャンプカット編集はもちろん、トリミング、エフェクト、テキストの追加など、基本的な動画編集機能が豊富に揃っています。さらに、多機能な編集プラグインを追加することで、機能を拡張して自分好みにカスタマイズできます。高解像度のビデオを出力でき、軽量な設計ですので、低スペックなPCでもスムーズに動作します。日本初ということで、ネイティブな日本語のインターフェースと豊富なチュートリアルが用意されており、初心者でも安心して使えるのが特徴といえるでしょう。


ジャンプカット編集をしてみよう

それでは実際に「ジャンプカット」編集を実践してみましょう。こちらでは、おすすめソフトでご紹介した「PowerDirector」を使用して解説します。

PowerDirector は無料体験版が用意されているので、一緒に試してみたい方は以下よりダウンロードしてください。

また、YouTube 動画でも使い方を解説しているので、あわせてご覧ください。

■ カット編集の準備

まずは動画を読み込んでカット編集を始めるまでの準備を説明します。

PowerDirector を起動し、「新規プロジェクト」をクリックすることで動画の編集を始めることができます。

PowerDirector ホーム画面

左上の「メディア」アイコンを選択し、「マイメディア」をクリックします。 その右側のスペースに編集したい動画をドラッグ &ドロップして読み込むことができます。

PowerDirector 編集動画選択画面

動画を読み込んだら、画面下の方にある「タイムライン」に移動して、カット編集を始めることができます。

PowerDirector タイムライン配置画面

ここで簡単に PowerDirector の操作画面を解説しておきます。

基本として、左上(①)が現在使用している、もしくはこれから使う素材を表示するメディアルーム、その下(③)がカットなどさまざまな編集を行うタイムライン、右上(②)が編集した動画を再生するプレビュー画面になります。

PowerDirector に限らず、大抵の動画編集ソフトはこのような配置になっていますので、これを知っておくと編集をスムーズに始めることができます。

PowerDirector操作画面解説

■ ジャンプカット編集の 2 つの方法

次にジャンプカットを行うためのカット編集の方法を紹介していきますが、これには「カット」と「トリミング」の 2 種類の方法があります。

【カット】

「カット」とは、動画を途中で切って分割する方法です。動画の途中の要らない部分を削除したり、シーンごとに切り分けたい時に便利です。
今回のテーマであるジャンプカットは、中身を抜いていく編集なので、こちらの方法が適しています。不要な部分をカットしていくことで、テンポの良い見やすい動画にすることができます。


【トリミング】

「トリミング」とは、動画の始まり、または終わりを削っていく方法です。動画の始まりや終わりは、録画を開始したばかりや、見どころが終わった後で必要ないことが多いため、 これらの余分な部分は、トリミングしてあげることで見やすい動画になります。

どちらもカット編集の基本なので、以下で解説する使用方法を参考にしてくださいね!

「カット」でジャンプカット編集をする方法

ステップ 1:
分割したい所に再生ヘッドを動かして「選択したクリップを分割」をクリックする

以下は動画をタイムラインに配置した画像です。動画を分割(カット)する場合、分割したい部分に「再生ヘッド」と呼ばれる赤い線をマウスのドラッグで移動し、「選択したクリップを分割」をクリックします。

PowerDirector カット編集画面

すると、以下のように動画が分割されます。

PowerDirector タイムライン分割画面

ジャンプカットでは、このカット編集を何度も繰り返して作業するので、ショートカットキーを使うことをお勧めします。
ショートカットキーは、キーボードの「Ctrl + T」を押すだけですばやくカットできます。右手はマウスで動画をカットする部分に合わせ、左手は「Ctrl + T」で分割するという感じです。
これを繰り返していけば、素早く編集できるので、ぜひ試してみてくださいね。


ステップ 2:
カットした部分を削除する

動画を削除するには、カットしたいシーンの終わりの部分も先ほどと同様の手順でカットして、削除したいクリップを選択した状態で「Delete」キーを押すと削除することができます。

PowerDirector クリップ選択画面

その際に、後ろにクリップがある時は以下のように選択肢が出てきますので、後ろのクリップを前に詰めるために、「削除して間隔を詰める」を選択します。

PowerDirector クリップ 削除画面

複数のトラックに動画クリップがある場合は、3 つ目の選択肢「間隔を詰めて、すべてのクリップを移動」を選択することで、クリップが消えた分の長さだけ、他のトラックにある全てのクリップが削除したシーンの長さ分だけ前に詰まります。

「トリミング」でジャンプカット編集をする方法

トリミングを行うには、動画クリップの両端をマウスでドラッグして縮めたり、伸ばしたりすることで直感的に長さを調整できます。

PowerDirector 動画クリップ トリミング画面

また、さらに細かく調整したい場合は、「トリミング」(ハサミマーク)のアイコンを押します。

PowerDirector クリップ トリミング選択画面

すると、以下のウィンドウが開きます。先ほどのタイムライン上と同じようにマウスで開始点と終了点をドラッグしてトリミングを行う以外にも、右側のパネルにある「開始点・終了点・所有時間」に手動で時間を入力して指定したり、開始位置と終了位置の画面を見ながら、細かくトリミングを行うこともできます。

PowerDirector クリップ 手動トリミング 時間調整

最新技術の AI で自動でジャンプカットをしてもらう方法

上述した「カット」と「トリミング」は従来のカット編集の方法ですが、最後に AI を使った全自動のカット編集の方法をご紹介します。
PowerDirector のような、最新の動画編集ソフトでは、AI が無音の部分を検出して、全ての無音部分を自動でカットすることができます。動画の中に会話や言葉がある動画でのみ使える方法ですが、圧倒的に速く編集ができるのでぜひ使ってみてくださいね。

ステップ 1:
動画をタイムラインに配置して「編集」→「文字でカット編集」をクリックする

編集したい動画をタイムラインに移動したら、動画クリップを選択した状態で、「編集」→「文字でカット編集」をクリックします。

PowerDirector AI 文字でカット編集

ステップ 2:
言語を選択して「作成」をクリックする

動画で会話に使っている言語を選択して、「作成」をクリックします。この際に AI クレジット(AI による生成に必要なポイントのようなもの)が動画の長さに合わせて消費されますのでご注意ください。

PowerDirector AI 文字でカット編集 言語選択

ステップ 3:
「すべての一時停止を削除」をクリックする

「作成」をクリックすると AI が自動で動画の会話を検出し、文字に起こしてくれます。文字起こしと同時に無音部分をタイムライン上に表示してくれます。

下のタイムラインの青い部分が無音検出された部分です。この時に、「すべての一時停止を削除」をクリックすることで、検出されたすべての無音部分を削除することができます。また、テキストを選択して部分ごとに削除することもできます。

PowerDirector AI 文字でカット編集無音削除画面

「すべての一時停止を削除」をクリックすると、下のように削除された部分は黒くなります。

PowerDirector AI 文字でカット編集無音削除画面

削除する部分を間違えたり、削除したくない部分は、あとから右クリックして「復元」をクリックすることで元に戻すことができます。

PowerDirector AI 文字でカット 復元画面

「復元」をクリックすると、以下のように青色に戻すことができました。無音や不要なテキスト(会話部分)の削除が終わったら、最後に「タイムラインに追加」をクリックします。

PowerDirector AI 文字でカット編集 タイムライン追加

これで、無音や、特定のテキスト(会話)の部分がカットされた状態になりました。
字幕が不要な場合は、タイムライン上で字幕を削除するか、表示をオフにするボタンをクリックすることで隠すことができます。

PowerDirector AI 文字でカット編集 完成

今回紹介した「カット」、「トリミング」、「文字でカット編集」を使用することで、すばやくジャンプカット編集ができるので、ぜひみなさんも活用してくださいね。


まとめ

今回ご紹介した「ジャンプカット」は、不要な部分をカットすることで、動画全体のテンポが速くなり、視聴者の興味を維持しやすくなります。さらに、物語の重要な部分を強調できたり、視覚的なインパクトを与えることができたりと、動画にさまざまな効果を付与することができる優れたテクニックです。ただしあまり多用しすぎると、動画全体のバランスが崩れたり、ストーリーがつながらなくなってしまう場合がありますので、注意が必要です。

これから動画編集を始める人にとっては非常に重要なテクニックになりますので、ぜひ今回の記事を参考にしていただき、視聴者の目に止まる動画を作ってみてくださいね!

なお、今回おすすめソフトでご紹介した「PowerDirector」は、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応しており、AI 文字起こし、AI 音声読み上げ、AI 背景除去などの最新 AI 機能から多彩なエフェクトやトランジション、8K ビデオの編集も可能で、クリエイティブなビデオ制作をサポートしてくれる心強い動画編集ソフトです。

PowerDirector は無料体験版が用意されているので、色々な機能を試してみたい方は以下よりダウンロードしてくださいね。

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