【動画編集】テロップとは?入れる方法&コツとおすすめソフト 5選【2024年最新版】
YouTube やニコニコ動画などの動画共有サイトで、「他の動画と差を付けたい!」と考えたことはありませんか?
または、今の動画を少しでも魅力的な動画にしたり、TV 番組や有名 YouTuber のような動画を作ってみたいなんて考えたりしますよね。
かといって、動画の編集は奥が深いので、すぐに目に見えるほど動画が良くなる方法はなかなかありません。
そんな時使えるテクニックが「テロップ」です。テロップを入れる事で動画自体が見やすくなりますし、TV や有名 YouTuber も良く使っています。
今回は「動画にテロップ」を入れる方法と、おすすめソフト 5選をご紹介していきます。
- テロップとは?どう使うの?
- 動画にテロップを入れるおすすめソフト5選
- 1.豊富な動画テロップが使える「PowerDirector 365」
- 2.自由にテロップをカスタマイズ「AviUtl」
- 3.プロ向けテロップ作成「Adobe Premiere Pro」
- 4.テンプレートでテロップが作れる「GOM Mix Pro」
- 5.初心者向けテロップ追加「Corel VideoStudio」
- 動画にテロップを入れる方法
- 動くテロップを入れる方法
- まとめ
テロップとは?どう使うの?
1. 「テロップ」とは
TV 番組や YouTube で映し出される文字やイラストなどの総称で、 TV 業界などでは「スーパーインポーズ」などと呼ばれる事もあります。SNS や Web 広告の GIF 等でも見かけるようになりました。
本来伝えたい情報をより正確に伝えるために使われ始め、日本の TV 業界で独自に進化し、華やかなでインパクトのあるテロップ、そして矢継ぎ早に入るアニメーションテロップなど、様々なスタイルが開発されました。
下記で、テロップで使われるスタイルについて解説していきます。
2. テロップで使われるスタイル
・ストローク(境界線)
「ストローク」と呼ばれる文字の周辺にさらに少し大きな文字を重ねて行うスタイルで、デザイン性が豊かになり、華やかな印象を与えるテロップが作れます。
また単色の文字の場合は、重ねる映像の色によっては文字が読みにくくなるため、ストロークでメリハリをつけて、文字がはっきりと読めるようになるという利点もあります。
・テロップベース(座布団)
「テロップベース」は「座布団」とも呼ばれ、文字テロップの背景のことを指します。ストロークのように動画とテロップが重なって読みにくくなるのを防ぐはたらきがあります。
また、動画に合わせた背景デザインを使うことで世界観をさらに際立てるのにも役立ちます。
・グラデーション
「グラデーション」とは、テロップの文字自体のにグラデーションを使用するスタイルで、単色だと絵的に寂しい時やテロップ自体を目立たせたい時に役立ちます。
また、グラデーションを使用することでさらに多彩な表現が可能になり、テロップのバリエーションも増やす事ができます。
・アニメーション
「アニメーション」は、テロップ文字に動きを加えるスタイルで、テロップ文字を震えさせながら出現させたり、ポップアップするように出現させたり、一文字ずつ出現させたりと、様々な表現を行うことができます。感情や雰囲気を表現することができるので、ここぞというときに使うと効果的です。
・複合スタイル
上記でご紹介したスタイルを単体で使うのではなく、複合で使う複合スタイルもあります。
それぞれのスタイルの良い所を動画のシチュエーションに併せて使う事で、さらに注目度の高いテロップにすることができ、動画の注目度もあがります。
動画にテロップを入れるおすすめソフト5選
テロップの使い道やスタイルについて解説したところで、それらを使いこなすためのおすすめソフトをご紹介していきます。
1.豊富な動画テロップ・自動字幕機能が使える「PowerDirector 365」
PowerDirector (パワーディレクター)は、初心者から上級者まで、世界中で2億人以上の人に愛用されており、日本でも個人から企業にも幅広く使用されている動画編集ソフトです。
人気の秘訣は初心者にもわかりやすい UI 設計やプロの使用にも耐える充実した機能、日本語でのサポートや YouTube でのわかりやすい使い方講座など、とにかくユーザーに寄り添った機能が充実していることでしょう。
文字入れ機能としても、タイトルやサムネイル作成にぴったりな3重縁取りや、グラデーションテキストが作成可能なうえ、タイトルのテンプレートも数多く搭載されているため、非常に簡単に編集することが可能です。
また、「モーショングラフィックスタイトル」を使えば動くタイトルやテロップを入れる事も可能です。
▲ テレビで見るようなテロップのデザインが豊富!
なお、字幕テロップを挿入したい場合には「自動字幕」機能を使うと、音声を読み取って自動で文字起こしをするため、いままで時間がかかっていたテロップ作成の時間を大幅に短縮することが可能になりました。
▲一瞬で字幕生成!スタイル変更も可能です。
無料の体験版が配布されているため、お試しで使ってから本格的に使うか決められる点も嬉しいですね。
PowerDirector の無料体験版は上記リンクからダウンロードできますので一度お試しください。
2.自由にテロップをカスタマイズ「AviUtl」
AviUtl(エーブイアイユーテル、エーブイアイユーティル)は日本人が開発し無料で提供している動画編集ソフトで、「完全無料」な点が大きな特徴で、プラグインを導入することで様々な機能を追加できるのが特徴です。
また、連携しているフリーソフトも多く、「YukkuriMovieMaker」などのソフトと連携する事で YouTube などで見かける「ゆっくり動画」を簡単に作る事もできます。
Windows95 の時代に開発されたソフトにプラグインで様々な機能を追加しているため、動画編集ソフトとしては動作が非常に軽く低スペックな PC でもサクサク動くという特徴もあります。
しかし無料なだけに、サポートはほとんどなく、動画を書き出す(レンダリング)作業をするためにもプラグインをインストールしなければならないなど、ある程度 PC の知識がある人でないと、初期設定すらできないというなかなかにハードルの高いソフトといえます。
3.プロ向けテロップ作成「Adobe Premiere Pro」
Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ)は、動画業界では知らない人が居ない、プロユースの動画編集ソフトで。
特徴としては Adobe が展開するその他の編集ソフト( Photoshop や Illustrator )との親和性が高く、動画編集ソフトとしては、ほぼ出来ない事は無いと言えるソフト。
機能が充実している反面、UI 配置や操作は複雑で、個々人のスキル次第ではありますが、習得にはかなりの時間と練習が必要になります。
対応動画ファイルもほぼ全ての動画ファイルタイプを扱うことができるので、おすすめです。
また、「動画編集」を仕事にしたいと考えている方は、このソフトを指定した依頼が多い(8割ほど)ため、否応なしに買う必要があります。
4.テンプレートでテロップが作れる「GOM Mix Pro」
GOM Mix Pro(ゴムミックスプロ)は、動画編集の入門者向けのソフトです。
入門者向けとはいえ、開発している GOM & Company は、GOM プレイヤーやエンコーダーなどの映像関連ソフトを多くリリースしているため、動画編集の基本はきちんと押さえて作られており、動画編集ソフトとしては充分な機能が揃っています。
テロップを入れる場合でも、テキストテロップ機能やテンプレートデザイン機能を使えば、初心者でも簡単に入れる事ができます。
また、最近の動画編集ソフトとしては珍しく、買い切りソフトで価格も5500円(セール時3300円)と手を出しやすいため、初心者やこれから動画編集を始めたい人に向いています。
5.初心者向けテロップ追加「Corel VideoStudio」
Corel VideoStudio(コーラルビデオスタジオ)は、2015 年まで BCN ランキングで 1 位(現在は今回のおすすめ1位のPowerDirector)を取っていた人気の動画編集ソフトでした。
タイトル、トランジションなど様々な機能をドラッグ&ドロップで直感的に使う事ができ、ビデオを手軽に編集し、YouTube や SNS に共有することができます。
人気ソフトだっただけあって、機能面でも動画編集に必要なものが揃っており、初心者でも簡単に操作ができるため、様々な人に対しておすすめなソフトと言えます。
動画にテロップを入れる方法
それでは、実際にテロップを入れる方法について解説していきます。
この項では、「おすすめソフト5選」の 1 位でご紹介した PowerDirector を使用して解説します。
PowerDirector には無料の体験版がありますので、もし興味のある方は先にダウンロードしてからお読みになる事で、実際に体感しながらお読みいただくこともできます。
PowerDirector の無料体験版ダウンロードは下記リンクからどうぞ。
ステップ 1:「タイトルルーム」を使う
ある程度動画の編集が終わったら、「テロップ」を入れてみましょう。
左側のメニューから「タイトルルーム」(下図右側矢印部)をクリックして起動します。
「タイトルルーム」には、様々なテンプレートが用意されていますので、この中から動画の雰囲気に合った物を選びましょう。
中には、下図のような旅の思い出に適したようなテンプレートもありますので、色々と試してみましょう。
ステップ 2:タイムラインへ移動する
使用するテンプレートが決まりましたら、タイムラインへドラッグ&ドロップで移動します。
すると、下図のように、動画へ適用されます。
このように、最初からテロップベース(座布団)が配置された物もありますので、ぜひ使ってみてください。
テンプレートはサイズや位置を自由自在に動かすことが出来ます。
サイズを調整したい時は、テンプレートの四隅のどこかをドラッグすることで変更できます。
もちろん、書いてある文章も変更可能です。
文字を変更する場合は、変更したい箇所をクリックしてから、左側(下図矢印部分)で変更しましょう。
文字のフォントを変更する場合は、左側メニューでフォント(下図矢印部)を変更しましょう。
文字やテロップベース(座布団)の色も自由に変更できます。
文字の色は下図①で、テロップベースは下図②で変更します。
ステップ 3:良く使うテロップは「プリセット文字」に登録
気に入ったテロップが出来たり、何度も使うようなテロップは下図右側の矢印部をクリックする事で、「プリセット文字」として登録することができます。
こうしておくことで、次回使う時にもすぐ呼び出せます。
動くテロップを入れる方法
▼ 動画で見たい方はこちら!
テロップをアニメーション化させる事もできます。
テロップの表示前後に変化を加えたいときは、下図矢印部「アニメーション」タブからスタイルを選びます。
テロップの文字列自体を上下左右に動かしたい時は、下図矢印部「モーション」タブをクリックします。
また、「モーショングラフィックスタイトル」を使えば、まるで TV や有名 YouTuber が使うような動きのあるかっこいいタイトルを簡単に作ることが出来ます。
ちなみにテロップを入れる方法は上記以外にも、「字幕ルーム」から字幕を入れる方法でも可能です。
PowerDirector には「文字起こし機能」が実装され、動画内の音声をワンクリックで字幕化することができるようになりました。
数分の動画でも通常小一時間かかってしまう字幕作業が、一瞬で出来るようになりました。
詳しくは下記記事をご覧ください。
関連記事:YouTube 動画で字幕を簡単に入れるには【編集ガイド】
まとめ
今回は、「テロップ」についてと、テロップの入れ方やおすすめソフトについて解説してきました。
「テロップ」を入れるのにおすすめなのが、豊富な機能やテンプレートと、わかりやすい UI で初心者でも簡単に使いこなせる編集ソフト PowerDirector です。
PowerDirector には無料の体験版がありますので、是非この機会に下記リンクよりダウンロードして実際に使ってみてください。