【無料】ボーカルリムーバー&抽出ツール おすすめ10選【2024年最新版】
すでに録音された楽曲データからボーカル(または演奏)だけを削除するのはとても難しい技術が必要でした。
しかし最近では AI(人工知能)を利用したボーカル除去ソフトが開発され、とても簡単に行うことが可能になってきました。
そこで、今回はボーカル抽出・ボーカルリムーバーをご紹介するとともに、実際にボーカルを除去・抽出する方法について解説していきます。
- ボーカルリムーバー・ボーカル抽出 AI ソフトおすすめ10選
- AI で自動抽出が可能なボーカルリムーバー搭載「MyEdit」
- アカペラ作成に最適!AI 高度な編集ならソフト版「AudioDirector」
- プロ向けボーカルリムーバー搭載音声編集ソフト「AdobeAudition」
- 初心者に最適ボーカルリムーバー「WavePad」
- 多様なファイルに対応したサイト「LALAL.AI」
- 海外で愛用されるボーカル除去ツール「PhonicMind」
- 音声編集ソフトで無料ボーカル除去「Audacity」
- アプリを DL して音楽分離「AI Vocal Remover」
- AI ベースの音源分離ツール「Demixor」
- 無料でも使える海外サイト「Vocali.se」
- 楽曲からボーカルを除去・抽出する方法
- 【おまけ】カラオケ動画を作成する方法 (無料ダウンロード)
- まとめ
- ボーカルリムーバー・抽出ソフトに関するよくある質問 FAQ
ボーカルリムーバー・ボーカル抽出 AI ソフトおすすめ10選
1位.AI で自動抽出が可能なボーカルリムーバー搭載「MyEdit」
MyEditは、ダウンロードせずにブラウザ上で様々な音声編集が可能なオンライン音声編集ツールです。
オーディオ編集の知識や経験がなくても、編集ツールを選択してクリックするだけで操作が完了するサイトです。
ボーカル除去、ボーカル抽出どちらも可能です。
▼ ボーカル除去
MyEdit でのボーカル除去は、上記リンクから訪問後
- ボーカルを除去したい楽曲をアップロード
- ボーカルの音量・ピッチを調節
- ダウンロードを押す
▼ ボーカル抽出
MyEdit でのボーカル抽出は、 上記リンクから訪問後
- ボーカルを抽出したい楽曲を選択
- ボーカルと音楽の音量を調節
- ダウンロードを押す
2位.アカペラ作成に最適!AI 高度な編集ならソフト版「AudioDirector」
ソフトをダウンロードして編集したい方には「AudioDirector」がおすすめです。こちらではボーカルの音量だけでなくバックミュージックの音量も調整することができ、好きな楽曲から歌声のみを抜き出してアカペラを作成することも可能です。
加えてコーラス、エコーなどのエフェクトを追加したり、ヒスノイズやハムノイズといった様々なノイズを除去機能も搭載されている為、より本格的で細かい調整を行い方はソフト版をダウンロードしてみることをおすすめします。
3位.プロ向けボーカルリムーバー搭載音声編集ソフト「AdobeAudition」
Adobe Auditionは、音の専門家(プロフェッショナル)に人気のあるオーディオ編集ソフトで、Mac と Windows の両方で使用できます。
このソフトウェアは専門家の間で優れた実績があり、その歴史は 2003年から始まっています。
もちろん更新は定期的に行われており、可能な限り最高の音質と最新の AI ベースの機能にアクセスできるようにします。
Adobe Audition は Adobe Creative Suite の一部ですが、単体製品として購入することもできます。ソフトウェアは、トラック内のさまざまなピッチを分離し、削除する周波数を選択できるようにすることで、ボーカルを削除します。
しかし、良くも悪くも「プロ仕様」のため、使いこなすにはそれなりの知識と経験が必要とされる点を考慮し2位としました。
4位.初心者に最適ボーカルリムーバー「WavePad」
WavePadは、カラオケやバッキングトラック(オフボーカル)の作成に使用できるボイスリムーバーが組み込まれたオーディオエディターです。
WavePad は、さまざまな入力オーディオファイルと互換性があり、このプログラムを使用して、WAV や MP3 などのさまざまな形式のトラックを作成できます。ユーザーフレンドリーなインターフェースは、WavePad の最も注目すべき機能であり、色々な意味で初心者や初級者には良いソフトと言えるでしょう。
WavePad のボーカルリダクション機能はエフェクトカテゴリに分類され、このツールを使用して、ドラム、ベース、およびその他の低周波数を維持しながら、トラックのパン位置を変更できます。デフォルトのボイスリダクションを使用した後もボーカルが聞こえる場合は、ツールの周波数設定の調整を試してみましょう、しかしこの作業には時間がかかる場合があります。
AudioDirector とは異なり、WavePad では複数のトラックを同時に録音することはできません。しかし、エコー、リバーブ、ディレイなど、サウンド編集に必要になエフェクトやフィルターはある程度備わっています。プロのオーディオ編集機能を備えたまともな音声リムーバーが必要な場合は、WavePad は検討する価値があるといえるでしょう。
5位.多様なファイルに対応したサイト「LALAL.AI」
LALAL.AI は、AI 技術により高精度なボーカルリムーバー機能を提供するオンラインツールです。操作はシンプルで、ファイルをアップロードするだけで結果が得られます。MP3、WAV、FLACなど多様なフォーマットに対応しています。
無料トライアルも用意されているので、初めての方でも試しやすいと思います。インストール不要ですぐに使い始められます。
6位.海外で愛用されるボーカル除去ツール「PhonicMind」
PhonicMind は、AI で音源分離を行えるオンラインサービスです。
ボーカルのほか、ドラムやベースも分離でき、プロにも愛用されている海外製ツールです。使い方はシンプルで、アップロードするだけで処理が完了します。無料トライアルもあり、気軽に試しすこともできます。
7位.音声編集ソフトで無料ボーカル除去「Audacity」
Audacity は、無料で使える音声編集ソフトウェアです。
ボーカル除去機能も備えていますが、どちらかというと音声編集をする人に向けたソフトで、操作も少々慣れが必要です。多機能な音声編集機能が魅力で、エフェクト追加や音質調整も可能です。Windows、Mac、Linuxで利用できるので、どんな環境でも使えます。インストールが必要ですが、その他編集機能も使いたいという方には最適です。
8位.アプリを DL して音楽分離「AI Vocal Remover」
AI Vocal Remover は、簡単にボーカルを除去できるアプリです。
ボーカルと楽器の音質を保ちながら分離するため、クリアな音源が得られます。特にカラオケ作成に向いており、広告がありますが無料で何度でも利用可能です。シンプルな UI で初心者にもわかりやすいです。
9位.AI ベースの音源分離ツール「Demixor」
Demixorは、AIベースの海外オンライン音源分離ツールで、ボーカルや楽器を簡単に分離できます。
ボーカル除去だけでなく、ドラム、ギターなどの楽器も分離可能で、音楽制作に幅広く対応しています。有料プランも提供されており、さらに高機能を求めるユーザーに適しています。シンプルなインターフェースで、初心者にも扱いやすいと思います。
10位.無料でも使える海外サイト「Vocali.se」
Vocali.seは、完全無料で使えるオンラインのボーカルリムーバーツールです。
特別なソフトウェアをインストールせずに、ボーカルと楽器を分離できます。海外サイトで日本語はありませんが機能は問題なく使えます。結果の品質もよく、音楽制作や練習用の音源作りにも適しています。シンプルな UI で、初心者でも直感的に操作できるのが特徴です。
【AI】楽曲からボーカルを除去・抽出する方法
おすすめの「ボーカル除去ソフト」の紹介も終わりましたので、さっそく実践してみましょう。
オーディオトラックからボーカルを除去することは、AudioDirector を使用すれば非常に簡単に行うことができます。もちろんステレオトラックとモノラルトラックの両方からボーカル要素を削除できます。
もしこの記事を読みながら実践してみたいとお考えの方は、下記リンクから「AudioDirector 体験版」をダウンロードする事ができますので、使いながらお読みください。
1. 曲のインポート
「AudioDirector」を起動すると下図のような画面が表示されます。
早速編集したい楽曲データをソフトへインポートしましょう。
なお、AudioDirector がサポートするオーディオ形式には、AIF、WAV、AIFF、CAF、APE、DSD Audio、M4A、FLAC、MP3、OGG、およびWMAが含まれます。
画面上部のメニューから「ファイル」⇒「読み込み」⇒「ファイルを選択」をクリックし、インポートしたいデータを選択してください。
ソフト起動前に、インポートしたい音源データを「AudioDirector」のショートカットアイコンにドラッグ&ドロップしてもインポートが可能です。
2. 「ボーカルを除去&ボーカル音量を上げる」
音源のインポートが出来たら、左側メニューから「音声の調整」⇒「ボーカルを除去&ボーカル音量を上げる」をクリックします。
すると、下図のようなウィンドウが開きます。
このウィンドウ内には「ボーカル音量」と「音楽音量」というスライダーがあります、このスライダーを調整する事で、それぞれの音量を調整する事ができます。
簡単に解説するなら、「ボーカル音量」のスライダーをマイナス方向に最後まで動かすと「ボーカル」が消えます。
しかし、そうしてしまうとボーカルと近似の音源まで消えてしまいますので、「プレビュー」で実際に聞きながら丁度いい位置を調整しましょう。
ボーカルが消え、かつメロディーが残る丁度いい位置を見つけましたら、「適用」をクリックします。
3. 保存して終了
最後に、上部メニューから「出力」をクリックすると下図のようなウィンドウが開きますので、「形式」を自分が使いたいファイル形式に合わせ、「出力」をクリックすると選んだファイル形式でデータが保存されますので、作業は完了となります。
【おまけ】カラオケ動画を作成する方法(無料ダウンロード)
AudioDirector と PowerDirector を使用すると、画面上のテキストとして歌詞を表示して独自のカラオケビデオを作成できます。
通常のカラオケボックスなどでは歌えない楽曲などのカラオケ練習用データを作る時などに最適でしょう。
1. AudioDirector を使用してカラオケトラックを作成する
カラオケビデオを作成する最初のステップは、オーディオトラックからボーカルを削除します。この手順は前述と同じ内容ですの簡単に記載します。
ステップ1:AudioDirector をダウンロードして起動します
ステップ2:楽曲をAudioDirectorのタイムラインにインポートします
ステップ3:左側メニューから「音声の調整」⇒「ボーカルを除去&ボーカル音量を上げる」
ステップ4:ボーカルボリュームレベルをゼロにし、変更を適用します
ステップ5:完成したトラックを保存します
これでボーカルのないオーディオトラックができたので、次のステップに進みます。
【AudioDirector 無料ダウンロード】
2. PowerDirector を使用してプロジェクトに歌詞ビデオを追加する
歌詞ビデオの作成は、とても簡単に作る事ができる「裏技」を別途紹介しているページがありますので、下記リンク先をご参照ください。
なお、簡単に手順を説明しておきますと:
「歌詞テキストファイルを用意」→「音楽を再生しながらマーカーを入れる」→「歌詞ファイルを読み込むだけで完成」
【PowerDirector 無料ダウンロード】
まとめ
「ボーカル除去・抽出ソフトおすすめツール」について解説してきました。
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した「MyEdit」や「AudioDirector」を使えば AI を利用して簡単にオフボーカル素材が作れることが分かったかと思います。
ボーカルリムーバー・抽出ソフトに関するよくある質問 FAQ
1. 歌から楽曲を除去するにはどうすればよいですか?
MyEdit や AudioDirctor などのツールを使用して、歌から楽曲を削除してアカペラバージョンを簡単に作成できます。
- ステップ1:AudioDirector を起動する
- ステップ2:左側メニューから「音声の調整」⇒「ボーカルを除去&ボーカル音量を上げる」
- ステップ3:音楽の音量スライダーを -Inf までドラッグします
- ステップ4:「プレビュー」をクリックして、トラックから楽器の音が除去できたことを確認します
- ステップ5:「適用」をクリックして、トラック変換を開始します
歌から楽曲を抽出した後、AudioDirector の幅広いエフェクトとオーディオ調整を使用して、ボーカルトラックを完璧に編集できます。
2. 曲に自分のボーカルを録音するにはどうすればよいですか?
AudioDirector のミックスルームでは、既存のトラックに直接オーディオを録音できます。
- ステップ1:マイクをコンピューターに接続し、ミックスルームのドロップダウンメニューから録音デバイスを選択します。ここでは、バックトラックの音量など、他の録音設定を変更することもできます。
- ステップ2:ボーカルなしのバックトラックをオーディオ編集タイムラインに追加し、タイマーがトラックの先頭にあることを確認します。
- ステップ3:次に、赤い録音ボタンをクリックします。録音設定によっては、録音開始前にカウントダウンタイマーがかかる場合があります。録音開始時に音楽トラックでボーカルを録音できます。
- ステップ4:録音を停止します。
3. ボーカル除去機能と相性の良い機能はありますか?
ボーカル除去を行いたい場合に、組み合わせて使うとより良い音源にすることが出来たり、応用的な編集ができる機能があります。ボーカル除去ソフトを選ぶときは、次の機能の有無も視野に入れておくと良いと思います。
- 複数のオーディオトラックをミキシングする機能
- マイクによる録音機能
- ノイズ除去、音声修復などの機能
- ビデオ編集の機能
- AI 搭載の識別機能
4. オフボーカル(off vocal)とはなんですか?
オフボーカル(off vocal)は「オフヴォーカル」とも呼ばれ、曲から歌声だけを取り除いた音源のことです。
転じてオフボーカル音源を作成するための操作や編集を「オフボーカル」と端的に表すこともあります。
一般的に言うボーカル除去機能のことを指していて、最近のオフボーカル機能は AI を利用したものがほとんどでクリックひとつで完結するので、より簡単で一般的なものになってきています。