【無料】動画編集を AI でできるおすすめ編集ソフト5選【2024年最新版】
YouTube などで動画を見ていると自分も動画を作って配信してみたい!と思う方も多いでしょう。でも、実際にやろうとしたら「動画編集のやりかたがわからない」、「機材が無い」、「時間が無い」など様々な理由で断念した方も多いのではないでしょうか。しかし、最近ではスマホ 1 台で動画撮影 & 編集ができたり、AI の普及で動画編集が自動化したことにより、動画配信のハードルはかなり下がってきています。
そこで今回は、AI で動画編集が簡単にできるおすすめソフトやサイトのご紹介と、実際に動画編集ソフトの AI 機能を使って編集をする方法をご紹介します。今まで難しいとされていた動画編集が AI によって簡単に、また時短でできてしまうので、是非最後までお読みいただき、みなさんも実践してみてくださいね。
もくじ:
- 動画編集を AI で行うとは?
- 動画編集を AI でできるおすすめ編集ソフト 5 選
- 1位.AI 機能が豊富で初心者でも本格的な動画が簡単に作れる「PowerDirector」
- 2位.AI 搭載の動画編集機能が使えるプロ向けのソフト「Adobe Premiere Pro」
- 3位.AI による動画編集で映画のような映像が作れる「DaVinci Resolve」
- 4位.動画編集が AI でできる GoPro 向けの「Quik」
- 5位.Chat GPT で AI 動画編集ができる「Video Brain」
- 簡単時短!動画編集を AI 機能を使って行う方法
- まとめ
動画編集を AI で行うとは?
AI を使った動画編集が登場したことにより、従来と比べて劇的に生産性を向上させることができるようになりました。例えば、AI は動画内のシーンを自動的に検出し、背景除去やカラーグレーディング、人の動きに合わせてモザイクなどを追従させたり、音楽の長さを自動で調整するなどの複雑な作業をすべて自動で行うことができます。また、今まで動画を見ながら一つ一つ手動で打ち込んでいた字幕も、AI により自動文字起こしができるようになったので、大幅に時間が短縮できるようになりました。
さらに、AI 画像生成機能などが搭載されている動画編集ソフトの場合、動画編集する上で時間がかかる素材探しも AI に素材を生成してもらうことで長時間かけて探したり、別途撮影する手間を省くことができます。このように、AIを活用した動画編集ツールは、効率的で高品質な動画制作を実現する強力なツールとなっています。
次項では、AI が搭載されたおすすめ動画編集ソフトやサイトをご紹介します。
動画編集を AI でできるおすすめ編集ソフト 5 選
1位.AI 機能が豊富で初心者でも本格的な動画が簡単に作れる「PowerDirector」
PowerDirector (パワーディレクター)は、BCN アワードの最優秀賞を連続で受賞している日本を含む世界中で人気の動画編集ソフトです。初心者から上級者まで使うことができ、個人から企業まで幅広く使用されています。初心者にもわかりやすい UI 設計や充実した機能、また日本語での充実したサポートや YouTube でのわかりやすい使い方講座など、とにかくユーザーに寄り添った機能が充実しています。パソコン向けのソフトとスマホアプリが提供されています。
PowerDirector には最新の AI 機能が数多く搭載されていて、AI による背景除去、自動文字起こし、カラーグレーディング、ボイスチェンジャー、アニメ化、青空加工、モーショントラッキング(動く人や物の自動検出)などの複雑な編集も簡単に、また短時間で行うことができます。
▲ 便利な AI 機能がとにかく豊富!起動画面もシンプルで分かりやすい!
▲ 直感的に使える操作画面で文字起こしなども自動で一瞬でできる!
このあとご紹介する「簡単時短!動画編集を AI 機能を使って行う方法」では、こちらのソフトを使用して解説します。PowerDirector は無料体験版が用意されていますので、爆発素材を含むさまざまなツールを試してみたい方は上記リンクよりダウンロードしてくださいね。
2位.AI 搭載の動画編集機能が使えるプロ向けのソフト「Adobe Premiere Pro」
Adobe Premiere Pro(アドビプレミアプロ)は、映像業界では誰もが知る有名な動画編集ソフトで、名高い YouTuber はもちろん、テレビ・映画の動画編集にも使用されるプロ向けの映像編集ソフトです。 AI が自動的にシーンをカットしてくれる「シーン編集検出」や、違うシーンの動画の色合いを自動で揃えられる「カラーマッチ」、さらに、インタビューのようにカットして素材をつなげることが多い動画をなめらかに仕上げられる「モーフカット」機能など、AI による便利な自動編集機能が魅力です。しかし、プロ向けなので使いこなすまでには時間がかかるでしょう。
3位.AI による動画編集で映画のような映像が作れる「DaVinci Resolve」
DaVinci Resolve(ダヴィンチリゾルブ)は、ハリウッドでも使用されているプロ向けの動画編集ソフトです。8K 編集やカラーコレクション、ビジュアルエフェクトなどの機能が豊富に収録されています。AI 自動文字起こしや、動画を自動で分析して分類分けしてくれる機能など便利な AI 機能が多数提供されています。無料で使える機能制限版と、すべての機能が使えるフル版がありますが、無料範囲でも充分な編集能力があるので、「とりあえず動画編集を体験してみよう」と思う人は、使ってみると良いかもしれません。
4位.動画編集が AI でできる GoPro 向けの「Quik」
Quik(クイック)は、世界的に有名なアクションカメラ「GoPro」がリリースしている動画編集ソフト・アプリです。本来は「GoPro」で撮影した動画を編集するためのソフトです。GoPro で撮影した直後にベストショットを自動で選んでくれて、 BGM やエフェクト、トランジション効果などを追加した動画を作ってくれます。「GoPro」で動画撮影をしている方には撮影から編集までシームレスに行えるため、とても便利なソフトと言えるでしょう。
5位.Chat GPT で AI 動画編集ができる「Video Brain」
Video Brain(ビデオブレイン)は、ブラウザベースで動画編集を行える、企業などでも利用されているサービスです。豊富に収録されているテンプレートを利用すれば、テキストや素材を追加するだけで高品質な動画をかんたんに作成できます。また、こちらには Chat GPT が搭載されていて、動画のシーン構成やテロップ文言などのアイデアを対話型で提案してくれます。ただし企業向けのサービスがメインとなっています。
簡単時短!動画編集を AI 機能を使って行う方法
それでは、実際に動画編集ソフトの AI 機能を使って編集をしてみましょう。
ここでは、おすすめ 1 位でご紹介した PowerDirector を使って解説を行います。
PowerDirector には、AI ツールを含む初心者でも簡単に使いこなせる優秀なツールが豊富です。また、色々な機能が試せる無料体験版も用意されていますので、一緒に試してみたい方は以下よりダウンロードしてください。今回は動画編集の時間を短縮できる 4 つの AI 機能「色の調整」、「字幕作成」、「曲の編集」、「画像生成」を紹介します。
▼ 動画でも「AI 自動編集」をご紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。
■「カラーマッチ」で色補正する方法
こちらは、2 つの動画の色味を自動で合わせてくれる機能です。この機能は、動画ごとに色味がバラバラで統一感が出ない時に便利です。
ステップ 1:PowerDirector を起動して色味を合わせたい動画を読み込む
PowerDirector を開き、「新規プロジェクト」をクリックして始めます。
色味をあわせたい 2 つの動画を読み込み、タイムラインに追加します。
ステップ 2:「編集」→「カラーマッチ」を選択する
色味を変えたい方の動画クリップを選択し、画面真ん中にある「編集」→「カラーマッチ」の順でチェックを入れ、右側の「カラーマッチ」ボタンをクリックます。
今度は、タイムライン上に置いたもう一つの動画クリップを選択し、「カラーマッチ」をクリックします。
すると、以下のように、ゴールデンブリッジのオレンジの色味が左の夜景の色を参照して合わせてくれました。 あとは、左側のメニューパネル内から色味を微調整し、「適用」をクリックして完了です。
■「文字起こし」で自動で字幕を作成す方法
動画の声を聞きながら一つ一つ字幕に書き起こすのは時間のかかる作業ですが、AI により自動で字幕を作れるようになりました。これにより、作業時間を大幅に節約することができます。
ステップ 1:「字幕」→「AI 自動字幕起こし」をクリックする
動画をタイムラインに追加した状態で、上メニューの「字幕」→「AI 自動字幕起こし」の順にクリックします。
ステップ 2:音声と言語を選択する
幕にしたい音声が入ってる動画(音声)と、字幕にしたい言語を選び、「作成」をクリックします。
以下の通り、数秒であっという間に、字幕が追加されました。字幕は左上の「字幕ルーム」とタイムラインに表示されます。この時に、字幕ルームで文字を打ち換え(修正)したり、タイムラインで表示されるタイミングや長さを手動で調整することができます。
■「スマートフィット」で自動で音楽を動画の長さに合わせる方法
動画の編集が終わって、BGM の音楽を付けてみると、音楽が動画より長かったり、短かったりする場合がありますよね。手動で編集する場合、長い部分を無理やりカットしてフェードアウトでごまかすなどの編集をするでしょう。しかし、AI を使えば、一瞬で音楽を自然に聞こえるようにカットし、長さを動画に合わせることができます。
以下は動画の編集が完成したあとに、音楽を追加した状態です。音楽が動画よりも長くなってしまっていますよね。この音楽を動画の長さに合うように、AI に編集してもらいましょう。まず、音楽クリップを選択し、「編集」→「所要時間(スマートフィット)」の順にクリックします。
すると、ポップアップが出てくるので、「プロジェクトの最後まで音声を合わせる」をチェックします。こうすることで、AI が曲のリズムや区切りを解析し、自動で短くカットしてくれます。右側の波形の部分で AI が切ってつなげている箇所です。これで「OK」をクリックします。
※なお、この時に「カスタムの所要時間」を選んで、自分の好きな長さに変えることもできます。
以下のように、長かった音楽が動画に合わせて短く編集されているのがわかります。
AI がカットした部分を再生しても、つなぎ目がわからないほど自然に編集されています。
逆に、使いたい音楽が編集動画より短い場合は、同様の行程で曲を長くすることもできます。
■「AI 画像生成」で素材を作成する方法
PowerDirector には、AI が画像を生成してくれる機能も搭載されており、使いたい素材が手元に無かったり、無料素材などで見つからない場合は AI に生成してもらうことができます。
ステップ 1:「AI 画像生成」をクリックする
左上の「AI 画像生成」ボタンをクリックします。
ステップ 2:生成したい画像の説明を入力する
すると、生成したい画像の説明を入力できる欄が表示されるので、日本語で好きなように入力しましょう。ここでは、例として「公園」と入力しました。入力欄の下では、リアルやアニメなどの描画スタイルを選ぶことができます。動画のスタイルに合わせて選びましょう。特にこだわりがない場合は、「なし」を選択したままでも大丈夫です。スタイルが選択できたら、下の「画像を生成」をクリックしましょう。
AI による画像生成は 4 枚の画像が生成されます。 画面右側に生成された 4 枚の画像が表示されますので、好きな画像を選んで、右下の「ライブラリーに追加する」ボタンをクリックします。
ステップ 3:生成した画像をタイムラインに配置する
生成した画像が「マイ メディア」に読み込まれますので、それをタイムラインに追加(ドラッグ&ドロップ)すれば、背景の素材などとして使用することができます。
ご紹介した通り、PowerDirector には、色の調整、字幕の作成、曲の編集、画像の生成と、多方面にわたって AI 機能が搭載されています。今回ご紹介した機能以外にも、AI 背景除去、AI 青空加工、ボイスチェンジャー、AI モーショントラッキングなど様々な AI 機能が用意されています。このように、AI 機能をフル活用することで短時間でハイクオリティーな映像を作ることができます。
まとめ
今回は、AI 機能が搭載されたおすすめの動画編集ソフトと実際に動画編集ソフトの AI 機能を使って編集する方法をご紹介しました。AI 機能を使えば、ほぼ一瞬で作業が終わるのでかなりの時短で終わらすことができ、その上高品質に仕上がります。初心者の方でも直感操作で使いこなせる機能ばかりなので、ぜひみなさんも実際に使ってみてくださいね。
また、おすすめ 1 位でご紹介した PowerDirector は最新の AI 機能はもちろん、エフェクトやスタンプ、BGM などの素材も多数提供されているので、本格的な動画を作ることができます。是非この機会に PowerDirector の無料体験版をダウンロードして、色々な編集機能を体験してみてください。