【無料】音ずれの原因と直し方|PowerDirectorで簡単に修正【2026年最新版】

動画編集をしていると、映像と音声のタイミングが合わなくなる「音ずれ」に悩むことがあります。
こういった音ズレは、見る人が違和感を覚えやすいので公開前に、修正するべきです。
この記事をぜひ最後までお読みいただけば、自分でも簡単に修正できるようになると思います。
- 音ズレが起きる原因
- 自分の動画が音ズレしているかの確認方法
- PowerDirector を使った具体的な修正手順
- 音ズレを未然に防ぐポイント
音ズレが起きる原因と、未然に防ぐ方法まで説明します。
音ずれとは?どうして発生するのか
音ずれとは、動画の映像と音声のタイミングが合わず、口の動きと声、あるいは動作と効果音がズレて聞こえる現象のことです。主な原因は次の通りです。
原因①異なる機材・設定の素材を混在させている
カメラ、スマホ、ボイスレコーダーなど、異なる機材で撮影した素材を1つのタイムラインで編集すると、それぞれのフレームレートやサンプリングレートの違いから音ズレが発生しやすくなります。
原因②書き出し設定と素材の規格が一致していない
編集時の映像のフレームレートや音声のサンプリングレートが、書き出し設定と異なっていると、出力後の動画で音と映像がズレて再生されることがあります。
原因③動画の圧縮・変換を繰り返している
人から受け取った動画データや、SNS やメールを経由して何度も圧縮・形式変換された動画は、その過程で音と映像の同期がわずかにズレてしまうことがあります。
筆者も、映像と音声を別の機材でレコーディングすることがありますが、こういう場合に音ずれが起きやすくなります。
音ずれが起きているかどうかの確認方法
まず自分の動画が本当に音ズレしているのかを確認しましょう。
- 人が話しているシーンで、口の動きと声のタイミングがずれていないか
- 手を叩く、物を落とすなど、動きと音が同時に起きるはずのシーンで、音が早い・遅いと感じないか
- 動画の冒頭と終盤で、ズレの大きさが変わっていないか
1, 2フレームずれているだけであればほぼ違和感なく視聴ができますが、5フレーム以上もずれていると結構気になると思います。
割と多いのが、3つ目の「動画の冒頭と終盤で、ズレの大きさが変わっている」場合で、時間が経つほどズレが大きくなる場合は、フレームレートの不一致が原因であることが多いです。
実践!音ずれの修正方法
音ズレの修正は、動画編集ソフトで「映像と音声のリンクを解除し、音声だけを個別に修正・移動させる」ことで行います。
PowerDirector(無料版でも編集可)を使った手順を紹介します。無料版でも、直感的なUIで操作できるため、動画編集が初めての方でも迷わず進められます。
PowerDirector は、11年連続「国内販売シェア No.1*」の大人気の動画編集ソフトで初心者から中上級者まで広く利用されています。
*BCN AWARD ビデオ関連ソフトより
同一動画内の音ずれを直したい場合
2025年10月時点、Windows 11 Pro で PowerDirector を使用しています。UI は現行の物と異なる場合がございますが、操作はどのバージョンであっても基本は同じです。
ステップ 1: PowerDirector を起動
PowerDirector を起動すると、下図のような画面が開きます。
音ズレを修正したい動画を「ファイル→取り込み」で取り込むか、動画を「ここに動画、画像、音声をクリック、ドロップします」と書いてある所へドラッグ&ドロップしても良いです。

ステップ 2: 動画をタイムラインへ移動
動画を取り込みましたら、下図のように動画をタイムラインへ移動します。

ステップ 3: 「動画と音声をリンク/リンク解除」をクリック
動画をタイムラインへ移動しましたら、タイムライン上の動画を右クリックする事で、下図のようにメニューが開きます。
メニュー内から「動画と音声をリンク/リンク解除」を選んでクリックしましょう。

ステップ 4: 音声クリップの位置調整を行う
「動画と音声をリンク/リンク解除」をクリックすると、下図のように動画と音声のリンクがはずれ、別々のファイルになります。


音声クリップをドラッグし、音声と動画の位置を調整します。

ステップ 5: マウスでの調整が難しい場合
マウスでの操作では細かい移動が難しい場合があります。
その場合は、細かい操作が可能なショートカットを利用するのがおすすめです。
タイムラインの音声部分をクリックしてから、「Altキー」を押しながら、「←」または「→」で、1フレームずつ音声クリップを左右に移動できます。
通常、音ズレは、1~5フレームぐらい動かせば映像と音声が合います。

ステップ 6: 再生しながら調整
ピッタリ合わせたい場合は、先程のショートカットキー操作で 1 フレーム動かすごとに、再生ボタンをクリックして画像と音声のタイミングを合わせてみてください。必ずどこかでピッタリあう箇所があります。

動画と音声を別々に撮った際の音ずれを直したい場合
2026年7月時点、Windows 11 Pro で PowerDirector を使用しています。UI は現行の物と異なる場合がございますが、操作はどのバージョンであっても基本は同じです。
音ズレの原因がフレームレートの不一致の場合、冒頭・中盤・終盤でズレ幅が異なるので、音声クリップの速度を調整する必要があります。特に、映像と音声を別の機器で収録した場合に起こりやすいです。
ステップ 1: PowerDirector を起動
PowerDirector を起動し、音ズレを修正したい動画を「ファイル→取り込み」で取り込むか、動画を「ここに動画、画像、音声をクリック、ドロップします」と書いてある所へドラッグ&ドロップしてもOKです。

ステップ 2: 動画の起点を合わせる
別撮りの動画と音声クリップの再生開始時点を合わせてください。カットを上手く使って、タイムラインの左端で揃えるとわかりやすいです。

ステップ 3: 「動画と音声をリンク/リンク解除」をクリック
動画クリップの右端をクリックし、「動画と音声をリンク/リンク解除」をクリックします。

ステップ 4: 音声クリップを削除
解除した音声クリップを選択し、キーボードの「Delete」をクリック。

ステップ 5: 音声クリップの速度を変更
別収録したほうの音声クリップを選択し、右クリックから「動画の速度」をクリックします。表示された速度設定パネルで速度を調整します。
音声クリップのほうが早送り気味なら 0.97 - 0.99 倍、遅れ気味なら1.01 - 1.03 倍くらいにしてプレビューしてみてください。


この音ずれの原因については、単純な位置ズレではなく規格の不一致が原因のため、音声位置や速度の調整だけでは根本的に直らないことがあります。
音ずれを未然に防ぐ3つのポイント
一度直し方を覚えても、そもそも音ズレが起きにくい編集を心がければ、修正の手間そのものを減らせます。
- 撮影機材・設定はできるだけ揃える:同じ動画内で使う素材は、フレームレートやサンプリングレートをできるだけ統一するために、同一機材で撮影・録音するようにすると音ずれしなくなります。
- 書き出し設定を素材に合わせる:書き出し時の映像フレームレート・音声サンプリングレートは、編集で使用した素材の規格に合わせて設定しましょう。
- 圧縮・変換の回数を減らす:動画データを何度もやり取りする場合は、圧縮や形式変換の回数が増えるほどズレのリスクも上がる点を意識しておきましょう。
まとめ
動画の「音ズレ」修正方法を紹介してきました。
異なる機材や撮影設定で撮った素材を混合して編集したり、書き出し設定で映像のフレームレートや音声のサンプリングレートが素材と異なる状態で出力した際に発生してしまう「音ズレ」ですが、意外と簡単に修正出来る事がお判りいただけたかと思います。
※当サイトはCyberLink社が運営しています。PowerDirectorは自社製品です。
音ずれに関する Q&A
PowerDirectorの無料版でも、「動画と音声をリンク/リンク解除」の機能を含め、本記事で紹介した音ズレ修正の手順はひと通り試せます。ただし無料版には、書き出し時に小さなウォーターマークが入る、書き出せる解像度や、他の高度機能に制約があります。修正した動画をそのまま作品として書き出したい場合は、有償版へのアップグレードが必要になります。まずは無料版で操作感を確かめ、必要に応じて製品版を検討するとよいでしょう。
音声クリップをタイムライン上で左右に数フレーム動かしても改善しない場合、音ズレの原因がフレームレートの不一致(動画の途中から徐々にズレが大きくなるケース)である可能性があります。この場合は冒頭・中盤・終盤でズレ幅が異なるので、音声クリップの速度を調整する必要があります。また、単純な位置ズレではなく規格の不一致が原因のため、音声位置の微調整だけでは根本的に直らないことがあります。
編集画面(タイムライン)では合っていても、書き出し設定の映像フレームレートや音声サンプリングレートが、編集時の設定と異なっていると、書き出し後に再びズレが生じることがあります。書き出し設定を、編集時に使用した素材の規格に合わせているか確認してみてください。
はい、音ずれを直す際に使う機能は多くの動画編集ソフトに備わっている基本機能です。
名称や操作手順は多少異なりますが、この記事で紹介した基本の流れを覚えておけば、他のソフトでも応用できます。



