【動画編集】Filmora の使い方ガイド

2005年に YouTube のサービスが始まると、その視聴率や広告収入は毎年増え続け、同様の動画共有サービスも多種多様に現れ始めました。
動画編集の需要は現在も増え続けており、今や小学生も動画編集をする時代です。
趣味や仕事の一環として簡単な動画編集くらいは勉強しておきたい、という人も多いと思いますが「よし、動画編集を勉強しよう」となった時に、皆さんがまず最初にぶつかる壁が「動画編集ソフト」でしょう。
最初に検索するのはおそらく「動画 無料編集ソフト おすすめ」。
そして、その検索ワードで大体トップページに出てくるソフトが「Wondershare Filmora」でしょう。
今回は、動画編集に興味を持った人が1度は目にする動画編集ソフト「Filmora(フィルモラ / フィモーラ)」の使い方について簡単に解説していきます。
目次
Filmora ってどんなソフト?
Filmora (フィルモラ/フィモーラ)は、中国深圳に本拠地を置く Wondershare 社によって開発された動画編集ソフトです。
初心者向けに作られており、直観的な操作で基本的な編集機能を使える事がウリの動画編集ソフトです。
「FilmoraBiz」や「FilmoraPro」「FilmoraWedding」などの派生ソフトもありますが、基本的な編集機能にあまり違いはありません。
一般的に「Filmora」といえば、「Filmora12」(2023年5月時点)の事を指しています。
「動画編集はもっとシンプルで良い」の謳い文句が表す通り、初心者に優しい「簡易編集モード」があり、用意されたテンプレートを利用する事で、初心者でも簡単に動画を作る事ができる点と、サブスクリプション全盛の現在では珍しい「買い切り型」のソフトを販売しているのが特徴です。
※注意:「買い切り」はバージョン毎の事を指し、通常のマイナーアップデートには対応するが、ナンバリングが変わった時に新しいバージョンを使いたい場合は再び買い直す必要がある
「Filmora」無料版を使用している方におすすめしたいソフト
PowerDirector 365
初心者でもかんたん本格派動画編集ソフト

PowerDirector は、初心者から上級者まで、誰でもかんたんに使用でき、さらに豊富な素材やテンプレートが用意されています。
初めて編集する場合は、各機能を手順を追って説明する無料のチュートリアルを見ることもできます。
長所:
- 月額 517 円のお手頃な価格から始められる
- 1か月間の無料体験版もある
- かんたんな操作で、時間がなくてもすぐに編集ができる
- 基本的な編集機能から、高度な編集機能まで搭載
- 新機能、コンテンツパック、修正アップデートなどが常に追加される
- ビデオコラージュやスライドショーなどを作成できる機能搭載
- AI を搭載した高度なツールを搭載
- サイバーリンククラウド 10GB を利用可能
また、8年連続 国内シェア No.1 の BCN アワードも受賞しており、品質が保証がされているため、安心してお使いいただけます。

PowerDirector の特徴:
- 500 以上のビデオエフェクト、タイトル、トランジション
- gettyimage 提供の動画と写真、Meta Sound Collection 提供の音楽素材が使える
- 幅広い動画形式に出力可能、YouTube や Facebook にもシェア可能
- ノイズ除去、空入れ替えなど AI 搭載機能満載
- 動くモーショングラフィックタイトル搭載
- ドラッグ&ドロップでエフェクト適用
- アレンジ可能なオープニングテンプレート満載
- 各機能の無料チュートリアル動画が豊富
下のクーポンコードを利用することで、このページまたは Cyberlink 公式サイトより購入時、500円オフになります。
プロモーションコード:CLBLOG
クーポン利用方法 ショッピングカート画面にて、「クーポンコード」の部分にチェックを入れ、「クーポンを適応」ボタンを押すと割引後の価格が表示されます。
Filmora で動画を編集してみよう
さて、それでは早速「Filmora」を使った動画編集の方法を説明します。
「Filmora」のページから「体験版」をダウンロードし、インストールを行います。
インストール時には説明が出ますので特に難しい事はないでしょう。しかし、ところどころで有料版の購入を促してきますので、間違って購入しないように注意しましょう。
インストールが完了しましたら、早速起動してみます。
起動すると、下のような画面が出てきますので、「新しいプロジェクト」をクリックします。

下の画面が初期画面になります。
大体の動画編集ソフトはこのような画面がデフォルトですので、これから動画編集を勉強する人向けの教材的なソフトとしての最低限の要件は満たしていますね。
「ここにメディアファイルをインポートする」と書かれている所へ、編集したい動画や写真、音楽などをドラッグ&ドロップしていきます、これは基本の操作ですので、覚えておきましょう。

iPhone で撮影した動画をインポートしてみました。
インポートは先ほども解説したとおり、ドラッグ&ドロップで出来ます。

次に、インポートした動画ファイルを編集スペースへドラッグ&ドロップで移動します。
これで、動画の編集準備が完了しました。

いらない箇所は「カット」
さて、編集準備が整ったら早速編集していきましょう。
まずは、編集の基本「カット」を覚えましょう。
同じような光景や、真っすぐ歩くだけの動画だったり、やり方のわかっている行程をダラダラと流している動画は、メリハリが無く見ている側も飽きてしまいます。
そういった飽きの来る動画は、視聴者の視聴意欲を著しく削るおそれがあります。似たような風景や判り切っている行程の部分を「カット」していきます。
「カット」の仕方は簡単で、これも大体どの動画編集ソフトでも似たような行程で行うことができるので、是非会得しておきましょう。
まず、カットしたい箇所の始まり部分に赤い線( Filmora では再生ヘッドと呼んでいます)を移動し「ハサミ」マークのアイコンをクリックします。

この作業をいらない箇所の終わり部分でも繰り返し、いらない箇所を挟むようにカットします。
カットが終了したら、いらない箇所にマウスカーソルを合わせて右クリックをし、メニューから「削除」を選択します。
すると、カットしたい部分が削除されますので、カットした前後を移動し動画を繋ぎます。

ただカットしただけでは、突然場面が切り替わったように不自然になってしまいますので、わかりやすい場面転換のエフェクトを入れましょう。
まず、上部メニューから「トラジション」をクリックし、使いたいトラジションを選びます。

使いたいトラジションが見つかったら、それを先ほどカットして繋いだ繋ぎ目にドラッグ&ドロップで移動します。
無事にトラジションの挿入ができましたら、一度カットの繋ぎ目前まで赤い線(再生ヘッド)を持っていき、再生ボタンをクリックし、出来栄えを見てみましょう。

カットして、繋ぎ目にトラジションを入れる事で、不自然さが緩和されていると思います、もしまだ違和感があるようでしたら、他のトラジションを試してみましょう。
動画全体を再生し、カットが必要な箇所すべてに同様の作業を繰り返すことで、動画自体がだいぶ観やすくなります、地道な作業ですが、動画編集の基礎であり、一番大切な部分ですので是非習得し効果的な「カット」を出来るようになりましょう。
BGM (音楽)を忘れずに!
さあ、次の工程に移りましょう。
YouTube 等で動画を観てみると、みんな魅力的な BGM や効果音を入れてますよね?BGM や効果音の挿入は、「カット」に次いで動画編集の腕の見せ所です。
この項では、「Filmora」で動画に BGM や効果音を入れる方法を解説していきます。
まずは、最初に動画ファイルをインポートした要領で動画に使いたい BGM や効果音をインポートしましょう。

なお、「Filmora」にも著作権フリーの音楽素材がありますので、そちらを使用する場合は上部メニューから「オーディオ」を選択肢し、そこから使用します。
さて、挿入したい BGM をインポートしたら、動画ファイル同様に編集エリアへドラッグ&ドロップします。
基本的に動画へ何かの素材(写真や効果音)を挿入する場合はこの作業を行いますので、覚えておきましょう。

これで、動画に BGM を付けることができました。
動画の長さや、BGM を入れたい場面に合わせて BGM は「カット」をしましょう。やり方は動画の「カット」と同じ方法で可能です。
BGM を入れる事で、だいぶオリジナルの動画らしさが出てきたと思います。
BGM の選曲や入れるタイミング、効果音の使い方次第で、動画のイメージはガラリと変わります。
日頃から他の人の動画などを良く観察し、BGM の選曲やタイミングを勉強しておきましょう。
動画のオープニングを作ろう!
不必要な箇所を「カット」し「トラジション」や「エフェクト」の挿入を行い「BGM」の挿入も行いました。撮影直後のただの動画ファイルからだいぶイメージが変わったことでしょう。
ここからさらにオリジナルの動画らしさを出すために「オープニング(タイトル)」を作ってみましょう。
「オープニング(タイトル)」があるだけで、動画のメリハリがグンッとアップしますので是非チャレンジしてみてください。
オープニング(タイトル)を作るために、それように写真を撮っておくと良いのですが、動画を撮影しているときに写真も撮影するというのはなかなか難しいものです。
もし写真を撮影してある場合は、動画や BGM ファイルをインポートした時と同様に、インポートしましょう。
写真がない場合は動画ファイルから写真を切り出す事で、それを使って「オープニング(タイトル)」として使えます。
実際に操作してみましょう。
動画ファイルから写真を切り出す方法
それでは早速、動画ファイルから写真を切り出して行きましょう。
① 赤い線(再生ヘッド)を動かして動画を見ていきます。
②「この場面の写真を使いたい」という箇所を探します。
③ 良い場面を見つけたら、「シャッターボタン」をクリックします。
撮影した写真は「メディア」の所へ表示されます。
※シャッターボタンは下図の矢印の場所にあります。

④ 切り出した写真を先程まで作成編集していた動画の前に挿入しましょう。
⑤ 可能であれば、オープニング用の BGM を前項の方法で入れてみるとさらに良いでしょう。

⑥ オープニング(タイトル)に文字を挿入しましょう。
「オープニング(タイトル)」に文字を挿入する事も可能です。
まず、下部のトラック欄でマウスの右をクリックします。
するとメニューが表示されますので、そこから「ビデオトラックを追加」を選択します。
成功すると、ビデオトラックが追加されます。

画面上部のメニューから「タイトル」をクリックします。
すると沢山の「タイトル」テンプレートが表示されますので、自分のイメージに合った「タイトル」を先程追加したビデオトラックにドラッグします。
タイトルテンプレートはそのままだと、長さが長すぎたり短かったりしますので「カット」で調整します。

長さの調整ができましたら、タイトルフォーマットに最初から書かれている文字を自分で好きなように書き換え、フォントや大きさ、色などを調整していきます。

どうでしょう、「オープニング(タイトル)」が入るだけでグッとプロっぽくなりましたよね。
動画のエンディングも作ろう!
さて、オープニング(タイトル)も完成し、俄然クオリティがアップしたと思います。
この勢いで、エンディングも作ってみましょう。
やり方は、前項で「オープニング(タイトル)」を作った時と同じです。
- エンディングに使用したい写真データを切り出す。
- 動画の最後まで移動し、エンディングに使用したい写真データをドラッグ。
- 画面上部メニュー「タイトル」から、使用したいフォーマットを選んでドラッグ。
- フォーマットや BGM の長さを調整。
- タイトルフォーマットの文字を好きなように書き換え、フォントや色を調整して完了。

動画のエクスポート(書き出し)をする
さあ、動画の編集が終わりました!
最後に画面上部の「エクスポート」をクリックし、動画の書き出しを行えば動画の完成です。

オープニングもエンディングもあり、BGM も入っている。
ただ撮影した動画をそのままにしておくより、かなり見栄えがする動画が出来たのではないでしょうか。
まとめ
Filmora(フィルモラ/フィモーラ)は、比較的安価で分かりやすく動画編集を始めたての方におすすめできるソフトです。
無料版もありますが、機能に大幅の制限があり特大透かしも入ってしまうので作品とし Youtube にアップロードするには不向きです。
Cyberlink 社の「PowerDirector」も Filmora にまったく劣らない、世界中で愛されている高機能動画編集ソフトです。
もちろん無料体験版もあり、安価なサブスクリプションプランもあるのでぜひ下記リンクから体験してみてください。