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2023年 8月 22日
サイバーリンクの顔認証エンジン 「FaceMe®」、Simpello との統合により、接客業や小売業において安全かつスムーズな体験を提供

台湾 台北(2023年8月22日)CyberLink Corp.(5203.TW)(本社:台湾新北市、以下 サイバーリンク)AI と顔認証技術のパイオニアであるサイバーリンクは、この度、合理化された安全性の高い接客プロセスおよび販売時点情報管理 (POS) を実現するため、Simpello 社(本社:米国インディアナ州、以下Simpello)との業務提携に合意したことを発表しました。Simpello の特許取得済み近接ベースの再使用可能な ID 認証および分散データ処理技術を、サイバーリンクの FaceMe® プラットフォームと SDK に組み合わせることで、次世代の接客体験を実現させます。

 

近年、顧客のプライバシーを保護しながら対面接客の迅速化を目指すホテルや小売店は、近接認証ソリューションのプロバイダーとして高い実績を持つ Simpello に注目しています。
Simpello は Bluetooth Low Energy (BLE) と Ultra-Wide Band (UWB) 技術を活用した分散型ウォレットを介して、顧客のスマートフォンやデバイスを ID として機能させ、POS レジやホテルの自動チェックイン・チェックアウト機など、あらゆるアプリケーションに対して 60 cm X 60 cm の範囲内で実行される厳密な近接認証を可能にします。BLE と UWB を使用することで、顧客がデバイスを取り出す手間を省き、ハンズフリーの状態で本人確認が行えます。

セキュリティ レベルをさらなる高みへと引き上げるべく、Simpello はサイバーリンクの AI 顔認証エンジン FaceMe に着目した結果、ユーザーにスムーズな接客体験を提供するには、クロスプラットフォーム対応の顔認証エンジンである FaceMe SDK と、顔認証アプリケーション用の API プラットフォームである FaceMe プラットフォームとの統合が不可欠だという結論にたどり着きました。

FaceMe は、NIST (米国標準技術研究所) によって検証された 99.83% という驚異的な精度を誇る最先端の顔認証技術を搭載しており、iBeta のなりすまし防止テスおよびコンプライアンスにおいてレベル2認定を取得しています。この統合により、Simpello ユーザーは FaceMe が誇る革新的機能の恩恵が受けられるようになります。Simpello の CEO である Ben Robertson 氏は、生体認証による本人確認と近接認証技術の最強のコンビネーションにより、利便性とセキュリティを同時に確保することが可能になると述べています。

ホスピタリティ産業では、ホテルのオンライン予約の際に顧客が自身のデバイスで自撮りできる機能を搭載したソリューションの導入が加速しています。Simpello の分散データ処理技術により、自撮り写真から作成された顔テンプレートは、非代替性トークンと共に個人のスマートフォンにのみ保存されます。

 

<利用シーン>
ホテルにチェックインする際、セルフチェックイン キオスク端末に近づいて、カメラに自身の顔を向けるだけで手続きが完了するため、今後は紙や電子の予約確認書を持参する必要がなくなります。撮影された顔画像がスマートフォンのテンプレートと一致して正しいトークンが読み取られた場合、キオスク端末から直接ルームキーを受け取ることができる仕組みになっており、ゲストとスタッフの貴重な時間が節約されることで、両者にとってより効率的で快適なエクスペリエンスを創出します。

同様に、小売店舗で POS レジを利用する場合、顧客はスマートフォンを持参していれば、顔を示すだけで支払い手続きが完了します。安全性の高い非接触型決済が提供されるだけでなく、店舗側は顧客の購買傾向に関する貴重な分析情報を得ることができます。
サイバーリンク最高経営責任者(CEO)ジャウ・ホァン博士(Dr. Jau Huang)は、次のように述べています。「近年、AI を利用することで、パーソナライズされたサービスの提供が可能になってきました。Simpello 社とのコラボレーションにより、さらに豊かな接客体験を実現するだけでなく、より強固な安全性を提供できることに喜びを感じています。」

 

Simpello について
2009年に創立。分散データ処理技術のトップ プロバイダーとして認知されており、同社が提供するモバイル ボルトを介してクライアントが独自のデータを接客に持ち込めるようにします。PII データを保持しないことで施設の露出を最小限に抑え、パーソナライズされた迅速かつ円滑な接客/共有プラットフォームを提供、これまでに実現できなかった安全性とプライバシー保護の「新標準」を構築しています。

生体認証および近接技術を活用した 「再使用可能な ID認証」 とは、複数のシステム (相互運用性) やサービス プロバイダーにアクセスする際に、単一の識別情報とデータのセットを使用する技術を指しており、顧客や施設の忙しさを軽減し、快適な接客体験を提供する上で、今後さらに重要な役割を果たすと期待されています。

Simpello に関する詳しい情報はこちら:https://simpello.com

 

 

【FaceMe® について】

AI 顔認識 SDK「FaceMe®」とは
ディープニューラルネットワーク AI 技術を使用した FaceMe® は、高速な認識速度(0.2秒以下)と高い認識精度(本人識別率 99.7%)、角度のついた顔でも認識する広い認識範囲を実現するリアルタイムAI顔認識エンジンです。
また、IoT 用エッジデバイスからクラウドまで様々な環境に幅広く対応していることで、 幅広いユーザーの要求に柔軟に対応できます。

AI 顔認証エンジン FaceMe® の特長
■歩行中人物の顔を認証する「ウォークスルー認証」を実現
本人識別率 99.7% の認証精度だけでなく、認証速度 0.2 秒以下、認証角度左右 60 度、上下 5 0度と認証速度、認証角度においても世界トップクラスの性能を誇ります。これにより入退出管理や、電子錠の管理を行う際に、歩行したまま認証する「ウォークスルー認証」が可能になります。

■産業用デバイスやクラウドだけでなく、iPad などのタブレットデバイスやスマートフォン、IoTデバイスでも高速動作を実現
FaceMe® は産業用 PC やワークステーションなどの高性能なデバイスだけでなく、マシンスペックが高いとはいえない市販のタブレットやスマートフォン、組み込み向け IoT デバイス等でも十分実用可能な性能を発揮するよう作られています。顔認証システムの導入に高額な専用端末を必要としません。

 

FaceMe® の製品情報はこちら:https://jp.cyberlink.com/faceme

FaceMe® Security の製品情報はこちら:https://jp.cyberlink.com/faceme/solution/security/overview

「生体認証の特徴となりすまし防止機能」「顔認証のメリット・デメリット」など、顔認証のさまざまなトピックを解説するマーケットインサイトはこちら:
https://jp.cyberlink.com/faceme/insights/articles

FaceMe® YouTube チャンネルはこちら:
https://youtube.com/playlist?list=PLruWrgqKnEsFEhpaKWuIdU5T5DaZ6oPD8

 

■サイバーリンクについて
1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔識別技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。 コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。

日本法人であるサイバーリンク株式会社は、1998年に設立。日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、主力人気商品の動画再生ソフト「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。

映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMeR」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。

サイバーリンク株式会社についての詳細は公式HPをご覧ください: https://jp.cyberlink.com

 

■本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変わる可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をサイバーリンク株式会社が保証するものではありません。

 

■お問い合わせ先
担当: 今澤 浩之 contact_pr_jpn@cyberlink.com

 

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