iBeta による 3D プリントマスクおよび樹脂マスクを使用したなりすまし検知テストにおいて、100% のなりすまし検知率を記録したことにより、FaceMe® はオンラインでのリモートバンキングや、機密データや貴重な資産へのアクセスなど、高精度のなりすまし検出が必要な生体認証用途において、安全に本人認証が可能な業界最高水準の顔認証ソリューションであることを証明しました。
台湾 台北(2022年3月25日)CyberLink Corp.(5203.TW)(本社:台湾新北市、以下 サイバーリンク)AI と顔認証技術のパイオニアであるサイバーリンクは、同社の AI 顔認証エンジン FaceMe® が、iBeta によるプレゼンテーション攻撃検出(PAD)テスト レベル 2 において満点を獲得したことを発表しました。
このテストでは、3D マスクを用いた高度ななりすまし攻撃からの保護が求められていますが、FaceMe® は 100% の精度でなりすまし攻撃を防止したことで、生体認証詐欺に対抗することのできる業界最高水準の顔認証エンジンであることを証明しました。
iBeta は、生体認証テストのために米国国立標準研究所の試験所認定プログラム(NIST NVLAP)によって認定された、世界でも数少ない機関の1つです。iBeta の PAD テストは、顔認証技術のなりすまし防止機能の業界標準である ISO-IEC 30107-3 に準拠しており、なりすまし防止テストの国際的なベンチマークとなっています。
FaceMe® は、2D 写真やビデオを用いたプレゼンテーション攻撃に重点を置いた PAD テストにおいて、2021 年後半にレベル1認定を取得しました。レベル2テストでは、3Dプリントマスク、樹脂マスク、ラテックスマスクなどの3Dマスクによる、より高度なプレゼンテーション攻撃が使用されます。このテストにおいて、FaceMe® は攻撃プレゼンテーション分類エラー率(APCER)0% を達成しました。これは、あらゆる形式の 3D マスクからの攻撃を防ぐことができる、非常に信頼性の高い顔認証技術であることを示すものです。
さらに、真正プレゼンテーション分類エラー率(BPCER)は、iOS デバイスで 1.5%、Android デバイスで 2.5% と極めて低い値を記録しています。これは、対象が実際の人物である場合に98.5~97.5%の成功率で認証できることを意味しており、FaceMe® がさまざまな手法による生体認証詐欺を防止することのできる業界最高水準の顔認証ソリューションの1つであることを示すものです。
オンラインバンキング、年齢制限のある製品の購入、職場のイントラネットへのログインなどのリモート用途において、強力ななりすまし防止技術の必要性はますます高まっています。
サイバーリンク最高経営責任者(CEO)ジャウ・ホァン博士(Dr. Jau Huang)は以下のようにコメントしています。「生体認証における不正防止は、きわめて強固なセキュリティが求められる、フィンテックをはじめとした金融分野において最も重要とされてきた事項の1つですが、近年、ユーザーが機密データへのリモートアクセスを行う場合などのリモート認証においても、その需要は爆発的に増加しています。iBeta の PAD テストは、顔認証技術のなりすまし防止性能を証明するための世界標準のテストとして広く知られています。FaceMe® が完璧なスコアでレベル2認定を取得したことで、3D マスクなどを使用した高度ななりすまし攻撃を受けた場合でも、生体認証詐欺を防止することのできる最高の顔認証ソリューションの1つであることを証明しました。」
FaceMe® は、ハイエンドワークステーションから、AI/IoT デバイスで使用される低消費電力チップセットまで、幅広いハードウェア構成で実行できるように最適化されており、今日の市場においてもっとも柔軟性に優れた顔認証ソリューションです。FaceMe® は、セキュリティ、アクセス制御、公共サービス、フィンテック、スマートリテール、スマートホームなどの多くのシナリオに展開することのできる、高速で信頼性が高く、正確で柔軟性に優れた顔認証ソリューションを、ソリューションビルダーとシステムインテグレーターに提供しています。
FaceMe® の製品情報はこちら:
https://jp.cyberlink.com/faceme
顔認証のさまざまなソリューションを紹介するマーケットインサイトはこちら:
https://jp.cyberlink.com/faceme/insights/articles
FaceMe® YouTube チャンネルはこちら:
https://youtube.com/playlist?list=PLruWrgqKnEsFEhpaKWuIdU5T5DaZ6oPD8
■サイバーリンク株式会社について
1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔認証技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。
日本法人であるサイバーリンク株式会社は、1998年に設立。日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、主力人気商品の動画再生ソフト「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。
映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMe®」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。
サイバーリンク株式会社についての詳細は公式 HP をご覧ください:
https://jp.cyberlink.com
■本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変わる可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をサイバーリンク株式会社が保証するものではありません。
■お問い合わせ先
担当: 今澤 浩之 contact_pr_jpn@cyberlink.com
ここに記載されたすべての会社名と製品名は認識目的でのみ使用され、それぞれの所有者の財産です。
Copyright 2022 CyberLink Corp. 無断複写・複製・転載を禁ず。