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2021年 5月 25日
サイバーリンク、ACE Biotek 社とのパートナーシップを発表
検温スクリーニングシステムに顔認証を統合し、短時間でのアクセス制御を実現

台湾 台北(2021年5月25日)CyberLink Corp.(5203.TW)(本社:台湾新北市、以下 サイバーリンク)AI と顔認証技術のパイオニアであるサイバーリンクは、ACE Biotek 社とのパートナーシップを発表しました。FaceMe® AI 顔認証エンジンを ACE Biotek 社の Wallie Screen アクセス制御・検温スクリーニングシステムに統合することで、訪問者の受付とアクセスコントロールを迅速に行う自動化されたソリューションが実現しました。このソリューションは必要に応じてマスクの着用状態確認や検温スクリーニングを行い、事業所や医療施設、その他多くの施設で安全な環境の維持に貢献します。

 

 

昨今の感染症状況や、将来起こり得る状況に備えるため、施設でのアクセス制御と健康状態確認を自動化する、費用対効果の高いソリューションを実現可能なテクノロジーに世界的な注目が集まっています。これらの作業を手動で行う場合、ヒューマンエラーが発生するリスクが高く、コストもかかります。また、繁忙期には人の密集によるソーシャルディスタンスの問題も発生します。

ACE Biotek の Wallie Screen アクセス制御・検温スクリーニングシステム (TC-800) は、主な顧客である医療施設やオフィスビルなどで、スムーズなアクセス制御と健康状態確認を行えるように設計されています。
赤外線カメラとサイバーリンク FaceMe® AI 顔認証エンジンを統合することによって、TC-800 はマスク着用時にも対応する個人識別や、マスク着用状態の確認、体温の測定といった機能を 0.5 秒という短時間で実行できるため、ユーザーがこれらのプロセスに要する時間を意識することはほとんどありません。2021 年初めに発売されたこのシステムは既に米国と台湾で導入されており、成果を上げています。
例えば、5000 人を超える従業員を抱えるテック企業では、タイムレコーダーの代わりに TC-800 で従業員の出退勤を記録するとともに、アクセス制御と健康状態確認、その他従来手動で行っていた作業を自動化したことで、人が集中するピーク時の待ち時間を解消することができました。またこれだけにとどまらず、人件費の削減、勤怠管理の改善、入退室管理の厳格化、より安全な職場環境の確保など、多くのメリットがもたらされています。

サイバーリンクの副社長 Mei Guu は以下のようにコメントしています。「世界ではニューノーマルによる社会活動が再開される地域がある一方で、まだ感染症状況との戦いが続いている地域もあります。顔認証は、その両方において自動化されたスムーズなセキュリティ、アクセス制御、および健康状態確認を行うソリューションを実現するうえで中心的な役割を果たしています。幅広いオペレーティングシステムと IoT デバイスに最適化された FaceMe® は、ACE Biotek の Wallie Screen アクセス制御・検温スクリーニングシステムにシームレスに統合され、企業や医療施設における非接触でのアクセス制御、入出場の記録、および健康状態確認を行うソリューションを実現しています。」

サイバーリンクの FaceMe® AI 顔認証エンジンは、顔認証の精度に関する業界内で最も厳格な評価テストNIST(アメリカ国立標準技術研究所)FRVT(顔認証ベンダーテスト)の 1:1 および 1:N テストで世界第6位にランクインしています。FaceMe® は Windows、Linux(Ubuntu、RedHat、CentOS)、JetPack(Jetson)、iOS、Android といったオペレーティングシステムをサポートするとともに、多くの CPU、GPU、SoC、APU、VPU に最適化されており、幅広い AI/IoT デバイスに顔認証を統合することが可能な、柔軟性にすぐれたソリューションです。

ACE Biotek の医療ソリューション部門担当取締役 Jason Chou は以下のようにコメントしています。「Wallie Screen は完全に統合されたソリューションであり、個人識別、アクセス制御、出退勤の記録、健康状態の確認を 0.5 秒以内に実行することができます。サイバーリンクとのパートナーシップによって、ACE Biotekは世界クラスの高精度顔認証・マスク検出エンジンを Wallie Screen システムに統合し、昨今の感染症状況で必要とされるスムーズなセキュリティ、健康状態確認を行うソリューションに対する急成長するニーズに対応します。そして、世界の一部地域で社会活動が再開されつつある中、このソリューションの普及はさらに進んでいくことでしょう。」

ACE Biotek の Wallie Screen AI 高速スクリーニングシステムはリアルタイムの赤外線体温測定と個人識別機能を備えています。さらに、Wallie Screen は、人物がマスクを着用しているかどうかを自動的に検出することもできます。またクロスプラットフォームのリアルタイムリモートモニタリング機能が装備されており、感染症状況の収束後も同機器を使用することで、将来起こり得る感染症発生時のリスクを低減することができます。

 

■ACE Biotek社について
ACE Biotek 社は、スティーブの使命とビジョンを反映しており、ACEビルはスティーブの最高傑作の1つとして知られています。スティーブは20年前にACE社を設立しました。ACE社は主にネットワークデバイスとテクノロジー、ワイヤレスシステム統合プロジェクト、他多くのカスタマイズプロジェクトを手掛ける ACE Solution の元となった企業です。医療産業に貢献するため、スティーブは長期にわたって生物医学分野に注目しており、2018年7月より ACE Biotek 社の事業を開始しました。ACE Biotek は現在、イメージングアルゴリズム、クラウドコンピューティング、AI、そしてテラヘルツテクノロジーの強化を目指しています。ACE Biotek は世界中にビジネスを展開すると同時に、早期疾患スクリーニングシステムの精度を高め、患者の苦痛を軽減することを目標とした臨床研究に ACE Biotek の知見を提供し貢献することを長期的な目標としています。

 

■サイバーリンク株式会社について
1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔認証技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。

日本法人であるサイバーリンク株式会社は、1998年に設立。日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、主力人気商品の動画再生ソフト「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。

映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMe®」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。

 

FaceMe® の製品情報はこちら:
https://jp.cyberlink.com/FaceMe

「2021年における顔認証の展望」、「エッジデバイスによる顔認証」など顔認証のさまざまなソリューションを紹介するマーケットインサイトはこちら:
https://jp.cyberlink.com/faceme/insights/articles

FaceMe® YouTube チャンネルはこちら:
https://www.youtube.com/channel/UC6JkIMNP4UL0Av7SrJnjODg

サイバーリンク株式会社についての詳細は公式HPをご覧ください:
https://jp.cyberlink.com

 

■本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変わる可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をサイバーリンク株式会社が保証するものではありません。

■お問い合わせ先
担当: 今澤 浩之 contact_pr_jpn@cyberlink.com

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