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【無料】レイヤーマスクで写真合成できるおすすめソフト【2024年最新版】

最終アップデート 2023年 12月 29日 – by Hiroshi
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レイヤーマスクで写真合成できるおすすめソフト

SNS や Web で時々見かける、あり得ない写真。例えば砂漠の中に巨大な都市がある光景だったり、月の地表に宇宙服無しで人が立っていたり。どれも「合成」というテクニックを使って作られた写真です。

その合成写真を作る上で使う事が多い写真加工テクニックが「レイヤーマスク」です。合成で作られたあり得ない写真は人々の注目を集めやすく、SNS などで注目を集めたい時などに最適ですよね。

そこで今回は合成写真を作る上で重要なテクニック「レイヤーマスク」について、解説や実践を踏まえた記事となります。

ぜひ最後までお読みいただき、写真加工の上級テクニック「レイヤーマスク」について詳しくなってください。

目次:

そもそも「レイヤー」ってなに?

「レイヤーマスク」の説明する前に、そもそも「レイヤー」とは?という方もいるかと思います。

「レイヤー」とは、「層」、「階層」などの意味を持つ英語が元になっています。何かの構造などが階層状になっているとき、構成する一つ一つの階層のことをレイヤーと言い、写真加工や描画ソフトなどにおいては、写真や絵画を複数枚重ねた際の 1 枚を指しています。

背景画に人物画を重ねて 1 枚の絵画にする時で例えるなら、背景画・人物画がそれぞれ「レイヤー」という事になりますね。

レイヤーマスクとは?

レイヤーマスクとは、レイヤー上にある画像の一部を非表示(マスク・隠す)することのできる機能です。この機能を使うことで、複数の写真を合成する際に発生する「はみ出し」などの不要な部分を上手に隠すことができます。

写真の合成以外にも、イラストや漫画を描く際に複数の絵をレイヤーで重ねるときなどにも使えるため、写真加工に限ったテクニックではありません。

例えば、砂漠の風景に巨大なビルが建っている合成写真を作ろうとした場合に、ビルが写っている風景からビルだけを切り抜き、砂漠の風景写真に貼る方法が考えられます。

しかしこの際にビルの切り抜きが上手に出来なかった場合など、レイヤーマスクを使うことで、砂漠の風景写真との違和感を少なくすることができます。このように、使い方はさまざまにある有用なテクニックです。

レイヤーマスクが使えるおすすめ画像編集ソフト3選

1位.簡単にプロ並みの編集ができて、レイヤーマスクも簡単な「PhotoDirector」

P2Go

PhotoDirector(フォトディレクター)は、初心者からプロの写真家まで、誰もが写真を簡単にそして思い通りに編集・加工する機能を備えたオールインワンの画像編集ソフトです。Lightroom のような写真加工・整理機能と、Photoshop のような強力な画像編集・補正・加工ツールを搭載しています。

また、AI 技術による空の置き換え機能により、空模様を自由自在に変更したり、アニメーションさせたり、ブレンド合成、位置調整、明るさ調整を初心者でも数クリックで行うことができます。そして「画像を反転・回転する」場合にも、メニューをワンクリックするだけで出来ますので、特におすすめです。

もちろん、レイヤーマスク機能も搭載されており、難しいと思われがちなこの機能も、とても簡単に使いこなすことができます。

Demo

▲ 迷うことなく、簡単操作でレイヤーマスク編集が可能!

今回の「レイヤーマスクで写真合成方法」では、この PhotoDirector を使用して解説を行っています。PhotoDirector には無料の体験版がありますので、ぜひ上記のリンクよりダウンロードして試してみてください。


2位.レイヤー編集機能やマスク、エフェクトなどの基本機能が揃った「GIMP」

BurnAware

GIMP(ギンプ、ジンプ)は、Photoshop などの高額なソフトに匹敵するくらい複雑な写真編集ツールから基本的なツールまでを網羅しているにも関わらずフリーで提供されている驚くべきソフトです。

レイヤー編集機能やマスク、エフェクトなどの基本的な機能が揃っている他、ユーザーが作成した無料のプラグインをダウンロードする事で、さらに機能を拡張することが可能です。

ただし、フリーソフトという性質上ユーザーに最適化されたインターフェイスなどは備わっていないため、初心者や中級者にとっては複雑な編集技術の使い方を習得するには少々時間がかかるでしょう。

また、無料であるがゆえにサポートは存在せず、操作に行き詰った場合などは、有志が用意したユーザーコミュニティ(ほとんどが英文)などを調べる必要があります。そのため、写真加工の初心者には、少々ハードルが高いという側面もあるでしょう。


3位.レイヤーマスクを含むブラウザ上で加工・編集ができる「PIXLR」

Windows Media Player

PIXLR(ピクセラー)は、無料の画像編集ソフトで、ソフトをダウンロードするのではなくブラウザ上で加工・編集を行うタイプです。

ブラウザ上で行うためあまりスペックに左右されないという特徴があり、初心者から経験豊富な写真編集者まで、多くの人にとって基本的な編集を効率良く行うことができます。

レイヤーマスクで写真合成をする方法

「レイヤー」や「レイヤーマスク」に関しては、前項まででお判りいただけたかと思いますので、この項では実際に写真加工ソフトを使ってレイヤーマスクで写真の合成を行っていきます。

今回の解説にはおすすめソフト1位でご紹介している PhotoDirectorを使います。下記より体験版が無料でダウンロードできるので、気になる方は一緒に実践してみてくださいね。



ステップ 1:加工する写真を選びます

PhotoDirector を起動すると、下図のような画面になりますので「フルモード」を選択しましょう。

Demo

 

下図のような画面になりますので、加工したい写真をドラッグ & ドロップで取り込むか、画面上部メニューから「ファイル→取り込み」で写真を取り込んでください。

Demo

 

ステップ 2:切り抜くオブジェクトを選択します

画面上部メニューから「編集」タブを選択します

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編集画面になりましたら、左側のレイヤーメニューから「レイヤーのロック」を外しましょう。 こうする事で、この写真を編集する事ができるようになります。

Demo

 

「領域選択ツール」(下図①参照)→「自動オブジェクト選択ツール」(下図②参照)の順でクリックします。

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この操作を行う事で、下図のように AI が自動で被写体を認識してくれます。

Demo

 

ステップ 3:マスクの追加を行います

次に左側のレイヤーメニューから「マスクの追加」をクリックします。すると、現在の選択範囲が白黒のレイヤーマスク(下図2つ目参照)として追加されます。

Demo Demo

 

レイヤーマスクの「黒」の部分が切り取られ、下図のように透明になります。(実際の写真データは保持されています)

Demo

 

ステップ 4:合成したい背景を追加します

合成したい背景を左側のレイヤー部にドラッグ & ドロップする事で、下図のように重ねる事ができます。ただし、この状態だと下図矢印部のように境界部分が不自然な箇所が出来てしまいますので、次のステップで、この不自然部分を修正していきます。

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ステップ 5:不自然な境界を修正します

レイヤーマスク(下図矢印部)を選択します。

Demo

 

レイヤーマスクの編集には「ペンツール」(下図①)を使います。 「ブラシ」または「エアブラシ」(下図②)を選択し、カラーは「黒」(下図③)を選択クリックしてください。

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黒のブラシを選択しましたら、気になる境界部分を塗ることで、下図のように境界を綺麗に消すことができ、合成がなじむようになります。

修正前

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修正後

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ステップ 6:もし修正に失敗してしまったら

修正は繊細な作業になりますので、操作を誤って下図のように修正に失敗してしまうこともあります。このようになってしまった時の修正方法も解説しておきます。

Demo

 

先程「ブラシ」を選んだ時と同じ手順で、今度は「黒色」ではなく「白色」を選びます。色を選んだら、間違って修正してしまった箇所やはみ出した箇所を修正していきます。

Demo

 

これで、合成が終了しました。

Demo

このように、「レイヤーマスク」は元の画像の不透明度を調整するだけで実際に画像のデータを消さないため、修正が容易で結果を見ながら修正を行うことが出来ます。

まとめ

今回は「レイヤー」について、そして応用テクニックの「レイヤーマスク」の使い方や使い道について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

「レイヤーマスク」は、元の画像に手を加えることなく不透明度を調整するだけです。そのため、修正が簡単で画像を見ながら修正を行うことが出来るので、合成に向いている機能と言えます。

このテクニックを身に付けることで、様々な合成写真を作る事ができますし上達する事で違和感の無い作品にする事ができます。ぜひ習得して素晴らしい作品を作ってみてくださいね。

また、今回ご紹介している「PhotoDirector」も機能豊富で初心者の方でもとても使いやすいソフトですので、下記より無料の体験版をダウンロードして実際に体感してみてください。



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