写真をラフなフレームで飾る
写真をラフなフレームで飾る
フレームの作り方、レイヤーのブレンドモード
PhotoDirectorの「編集」には、さまざまなツールや効果が用意されています。その中にある写真にすれたような跡を付ける古めかしい効果を加えて、さらに「レイヤー」を使ってオリジナルのラフなフレームを作って写真を飾ってみましょう。
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補正前 |
補正後 |
■古めかしいスクラッチ効果を加える
写真にすれたようなスクラッチ効果を加えます。
PhotoDirectorの「ライブラリー」で写真を選択して「編集」で開き、左側の効果のカテゴリーから「フォト エフェクト」の「オーバーレイ」を選びます。
オーバーレイの種類の中から「スクラッチ」を選び、上から3段目2列目の効果を選びます。
写真に縦のすれたような白いぼけたスジの効果が加わります。
■スクラッチ効果のサイズを写真に合わせる
適用したオーバーレイのスクラッチ効果を、写真のサイズに合わせて縮小します。
「テンプレートのサイズ変更/動きを有効にする」にチェックを入れます。
効果を囲む枠の辺を内側にドラッグして、4辺とも画像の縁に合わせます。
■レイヤーのブレンドモードを変更
スクラッチ効果を加えた状態で、「レイヤー」に切り替えます。
「レイヤー」をクリックすると、「仮想コピーに保存しますか?」と問う画面が開くので「はい」をクリックします。
続く手順の前に行っておくべき注意書きが表示されるので「OK」をクリックします。
「レイヤー」が開くと、背景に元の写真、その上にスクラッチ効果のレイヤーが重なっています。
スクラッチ効果のレイヤーを選択して「ブレンドモード」を「覆い焼きリニア」に変更します。
写真とスクラッチの明るい部分が前面にはっきり現れます。
■フレーム用のレイヤーを追加
フレームを作成するためのレイヤーを追加します。「背景」を選択した状態で「新しいレイヤーを追加」をクリックします。
続けて「空のレイヤーを追加」を選びます。透明な「レイヤー1」が追加されます。
「塗りつぶしツール」を選びます。「カラー」をクリックします。
カラーピッカーが開くので、ここで薄いベージュを選び「OK」をクリックします。
画像をクリックして、選択したカラーで塗り潰します。
■レイヤーのカラーを消す
塗りつぶしたレイヤーの色を消すことで、下の写真を浮き出させて表示します。
「消しゴムツール」を選び、「ツールの種類」で「消しゴム(ブラシ)」を選びます。
ブラシのサイズははじめは大きめの「747px」に設定して、不透明度を「50%」に下げることで、1回のドラッグで半透明になるようにします。
画像の中央をざっと大まかにドラッグして薄く消します。
ブラシのサイズを小さくして「321px」に、不透明度を「80%」に上げて、さらに重ねてドラッグすることで、写真をよりはっきりと浮き出させます。
きっちり消さずにラフに塗り残しがあるくらいが適当です。これで完成です。
■画像をレイヤー付きで保存
作成した画像を、レイヤーの状態をそのまま保存します。
「ファイル」メニュー→「選択した画像に名前を付けて保存」を選びます。
「ライブラリーに読み込まれました」と表示が出たら「OK」をクリックします。
ライブラリーには新たなファイルが追加されています。サムネイルの右上に、レイヤーの編集データが含まれるファイルを示すマークがついています。
このサムネイル選択して「編集」をクリックすると、レイヤーの構成もそのままの状態から再編集ができます。
なお、作品として利用する場合は、サムネイルを右クリックで「選択した画像の書き出し」を選び、JPEGなどの一般的なファイル形式で保存して活用しましょう。
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