パステル調の写真効果をプリセットに保存
パステル調の写真効果をプリセットに保存
プリセットの使い方、明暗別色補正
PhotoDirectorには、見た目を変化させるいろいろなフィルター効果が「調整」の「プリセット」に用意されていますが、自分で調整した効果を、プリセットに保存することもできます。
ここではパステル調の色彩にアレンジして、あえてケラレの効果を加えて古めかしい効果を作って、プリセットに保存してみましょう。
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補正前 |
補正後 |
■色調を整える
最初に写真の明るさとコントラストを調整します。コントラストを「72」、「明るい(強)」を「4」に高めて、「明るい」を「-43」に下げることでまぶしさを押さえて、コントラストを高めます。
■明暗別色補正
写真のハイライトとシャドウに着色をして、経年変化によりパステル調に変色したようなイメージを作ります。
「調整」の「全体調整ツール」で「明暗別色補正」を選びます。
ここではハイライトにオレンジ系の色を割り当てます。
シャドウには、グリーン系の色を割り当てています。
「バランス」でハイライトとシャドウのどちらの色の傾向を強めるのかを、スライダーをドラッグして調整します。右にドラッグするとハイライト寄りに、左にドラッグするとシャドウ寄りの色が強まります。ここでは「70」に設定して、ハイライトのオレンジ色の傾向を強めます。
■ケラレ効果を加える
経年変化を加える効果として、写真の周囲に丸く淡い黒っぽい効果を加えます。「レンズ補正」の一番したにある「周辺光量効果」の「影」の数値を最小の「-100」に下げて、写真の周りを丸くて薄暗い枠で囲みます。
「サイズ」を「69」に上げて、黒い枠の幅を狭めます。
「丸み」は最大の「100」に、ぼかしを「83」に高めて、縁を丸くぼかします。
■プリセットに保存
作成したオリジナルの効果を、プリセットに保存します。
「プリセット」をクリックして、「現在の調整を使って新規のプリセットを作成する」をクリックします。
名前に新規のプリセット名を入力します。ここでは「パステル調けられ効果」と入力します。
保存先は「自分が作成したプリセット」を選びます。
ここでは最低限変更を加えた調整項目にチェックが入っているかどうかを確認します。「色調」「明暗別色補正」「周辺光量効果」にチェックが入っていればOKです。「保存」をクリックします。
これで「自分が作成したプリセット」に「パステル調ケラレ効果」が保存されました。
他の写真を開いてこのプリセットをクリックすれば、いつでも同じ色調効果を加えられます。
このように、気に入った色調効果を作ることができたときには、この方法でプリセットに保存をして、他の写真にも利用しましょう。
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