Dynamic Imaging、刑務所管理モバイルアプリ「CorreTrak」に FaceMe® SDK を導入し、受刑者の識別に活用
FaceMe®
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Dynamic Imaging、刑務所管理モバイルアプリ「CorreTrak」に FaceMe® SDK を導入し、受刑者の識別に活用

顧客データ

  • 所在地: 米ニュージャージー州コリングスウッド
  • 産業: 公共部門
  • 設立: 1993年

課題

  • 刑務官は通常、受刑者たちが決められた独房や作業エリア (洗濯室、調理室、図書室など) にいることを確認するため、RFID 付きリストバンドをスキャンして受刑者の身元を識別しています。刑務官は受刑者に接近する必要があり、常に危険と隣り合わせの状態で確認作業を行っていました。また、受刑者がリストバンドを壊したり、他者のバンドと付け替えたりする違反行為も頻繁に発生していました。
  • 厳格な規制により、すべての管理スタッフの業務において、永久的かつ改ざん不可能なログの記録が義務付けられています。
  • すべての刑務官が受刑者の身元をリアルタイムで確認することができ、万が一の事態にも迅速に対処できる体制を必要としていました。

サイバーリンクのソリューション

Dynamic Imaging 社は、従来の受刑者 ID リストバンドのスキャンに代わる非接触型ソリューションとして、CorreTrak モバイルアプリに FaceMe 顔認証を統合しました。顔認証技術を使用することで、受刑者との接触を減らし、より簡単で安全な管理体制を実現することができます。刑務官は受刑者の顔を携帯端末で撮影するだけでリアルタイムに身元確認ができ、確認結果はダッシュボードを介して他の刑務官と即時に共有されます。受刑者の正確な身元と位置情報が確認できることで、刑務所内の安全・秩序が維持できるようになりました。また、面会者による身分証明書や面会記録の偽造防止対策として、面会者リスト (弁護士、配偶者、家族など) を作成して検査を行ったり、リストに記載されていない人物が受刑者と面会しようとした場合には警備スタッフにリアルタイムで通知を送信することができます。

CyberLink FaceMe®のメリット

  • 高精度認証: FaceMe® はアメリカ国立標準技術研究所(NIST)のベンチマークテストで99.83%という高い精度を誇っており、刑務所内の人員の安全性を最大限に確保することができます。
  • クロスプラットフォーム対応: FaceMe® SDK は、iOS、Android、Windows を含むさまざまな OS をサポートしています。クライアントは、顔の登録に Windows サーバーを使用してオンプレミス ソリューションを簡単に実装することができ、iOS や Android デバイス (刑務官個人の携帯電話など) からクライアントアプリにアクセスして身元確認を行うことができます。また、情報セキュリティの観点から登録データベースはクライアント側には保存されず、代わりに抽出された顔テンプレートがサーバーに送信され、登録データとの照合を行います。
  • 高速認証: FaceMe® SDK はiOS デバイスに最適化されており、リアルタイムでスムーズに顔認証を行うことができます。 
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